ソースコードマーケットプレイス「PieceX」運営の「ONE ACT」が韓国ICT企業の「HANCOM inSPACE」と資本業務提携

tips

2022年6月13日、株式会社ONE ACTは、HANCOM inSPACE(本社:大韓民国大田広域市儒城区)と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

ONE ACTは、ソースコードマーケットプレイス「PieceX」を開発・運営しています。

検証済みですぐにビジネス利用できるソースコードを売買できるマーケットプレイスです。

購入したソースコードは、そのままもしくは改変して自社のシステムやソフトウェア開発に利用できます。これによりソフトウェア開発の時間やコストを80%以上削減できます。

また、ソースコードを販売する企業は、ソースコードが購入されるたびにくり返し収益が得られる新しいビジネスをはじめられます。

HANCOM inSPACEは、韓国の大手ICT企業HANCOMのグループ企業で、航空宇宙エンジニアリングのAI・分析において高い技術を持っています。

今回の提携により、「PieceX」を韓国市場に共同展開していきます。

ソースコードとは、プログラミング言語によって書かれたプログラムのもととなるテキストファイルのことです。

ソースコードには著作権があるため、ソフトウェア開発において、すでに世の中で利用されている同じ機能を実装したい場合、ソースコードを一から書くことになっています。

「PieceX」は、すでに誰かが作った信頼性の高いソースコードを売買することで、ソフトウェア開発を効率化することを目指すマーケットプレイスです。

また、販売者側にとっても、従来のソースコードの取引ではライセンス(著作権)ごと相手に販売していたため、同じ機能を持つソースコードを別の相手に納品する場合、一からコードを書かなくてはいけません。

「PieceX」は、開発したソースコードのライセンスを持ったまま1対複数に販売できるため、より多くの収益を手にできます。

また個人の開発者だけでなく、企業においても社内に蓄積されたソースコードを販売してリユースすることで新たな収益源を手に入れられます。

株式会社ONE ACTのコメント

このニュースを受けまして、株式会社ONE ACT 代表取締役 浅野裕亮氏よりコメントが届きました。

・今回の資本業務提携の目的は何ですか?

韓国市場へのPieceXの共同展開です。
韓国も日本同様ITエンジニア不足が社会問題になっており、それを共に解決していきます。

・今後の展望を教えてください。

PieceXによってソースコードをグローバルで流通させることで、世界中の誰もが革新的なサービス開発を行うことができるようになる新しいインフラを創ることです。
そのために現在は英語圏の流通が中心ですが、今回の韓国語を始め、スペイン語やアラビア語、ロシア語といった国々にもローカライズしていこうとしています。

・読者へのメッセージをお願いします。

現在弊社では世界のインフラを創るべくパートナー企業を募集しています。
弊社の目指す世界観に共感して頂ける方々、ぜひ共に世界のインフラを創りましょう。よろしくお願い致します。

創業期はさまざまなリソースが不足しているため、外部のリソースをいかに活用するかが重要です。「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ HANCOM HANCOM inSPACE ONE ACT PieceX システム ソースコード ソフトウェア ビジネス マーケットプレイス 売買 株式会社 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

三井物産の新会社「ドットミー」が「博報堂」から資金調達
2022年11月24日、株式会社ドットミーは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社博報堂です。 また、博報堂および三井物産株式会社と3社で業務提携契約を締結しています。 ドットミ…
コロナ時代の安心安全な次世代スポーツ施設を開発する「エアデジタル」が4,000万円調達
2022年3月2日、エアデジタル株式会社は、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 センサー、AR、プロジェクションマッピング技術を活用した、各種スポーツの体験型シミュレーション…
解体工事DXプラットフォームを運営する「クラッソーネ」が資金調達
2024年10月7日、株式会社クラッソーネは、資金調達を実施したことを発表しました。 クラッソーネは、解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営しています。 解体工事領域において全国の専門工事…
「ネストエッグ」が運営する貯金アプリ「finbee」が「ゆうちょ銀行」と連携開始
2023年5月26日、株式会社ネストエッグは、運営する自動貯金アプリ「finbee(フィンビー)」において、2023年5月29日から、株式会社ゆうちょ銀行参照系APIを活用した口座連携を開始することを…
中古住宅リノベーションを手掛ける「ホームネット」が「みずほ銀行」と50億円の融資契約を締結
2022年10月25日、株式会社property technologiesは、グループ会社の株式会社ホームネットが、株式会社みずほ銀行の「DX推進サポートローン」にて50億円の融資枠を設定したことを発…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集