生成AIおすすめサービス9選!特徴をわかりやすくご紹介

創業手帳

画像生成AIなどを筆頭に主要な9つの生成AIサービスをご紹介!強みや特徴、できることなどまとめ

2023年6月現在、画像生成AIサービスで作られたイラストや画像をSNSで見ない日はなくなりました。生成AIサービスの威力は、多くの方が感じられていることでしょう。これからますます発展していく生成AIサービスについて、早めに理解してビジネスでの活用を検討することをおすすめします。

そこで本記事では、生成AIサービスとは何か、主な生成AIサービスの特徴や強みなど、まとめてご紹介します。

創業手帳では、ChatGPTの可能性を探った『ChatGPT 生成AIガイド2023』をリリース!ChatGPTとは何か、から、ChatGPTと専門家との対決や、ChatGPTのAPIを創業手帳アプリに連携させた内容など、ChatGPTを事業に活用させようと考えている方は必見です!また、生成AIツールを実際に使ってみたレポート、比較解説も掲載。無料でご覧頂くことができますので、是非ご活用ください。



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生成AIサービスとは何?わかりやすく解説

生成AIとは、テキストや画像、音声などのコンテンツをAIが自動的に生成する技術です。生成AIの代表的なのものは、やはりChat(チャット)GPTでしょう。テキストを入力すれば、それに応じたテキストの返答を返してくれます。

生成AIは、ディープラーニングというAIの学習方法を用いて、大量のデータから特徴やパターンを学習し、新しいデータを作り出します。そのため、クリエイティブな作品やアイデアの創出、業務の効率化や自動化など、さまざまな分野で活用が期待されています。

一方で、生成AIにはリスクもあります。例えば、フェイクニュースやフェイク動画などの偽情報を作り出すことで社会に混乱をもたらす可能性が指摘されています。

創業手帳でもこれまで、ChatGPTについては以下の記事などでその機能や使い方をご紹介してきました。あわせてお読みください。

Chat(チャット)GPTのGPT-4とは?何がすごい?無料版はどこで使える

えらいてんちょう 矢内 東紀|Chat(チャット)GPTの効果的な使い方!一体何がすごいのか

Chat(チャット)GPT-4のプラグインでできること!おすすめプラグイン11選

主な生成AIサービス9つでできること・強み・特徴

これから多くのビジネスパーソンが日常的に使うようになるであろう、主な生成AIサービスとそれらのサービスでできることをまとめてご紹介します。ぜひ早速使ってみてください。

Microsoft 365 Copilot(コパイロット)

「Microsoft 365 Copilot」とは、Microsoftのビジネス用オフィススイートで、大規模言語モデルに対応した自然言語モデルを搭載したAIアシスタント機能を持つことが特徴です。

簡単に言えば、Excel、Word、PowerPoint、Teams、Outlookなどの機能を生成AIでパワーアップしたものです。テキストの指示だけで、今まででは考えられなかったような便利な機能が実現できるようになっています。多くの生成AIサービスの中でも、おそらくですが、この「Microsoft 365 Copilot」が一番オフィスワークに影響を与えるものになるでしょう。

「Microsoft 365 Copilot」のExcelでは、テキストで指示するだけでデータから図表やグラフを手早く作成してくれたり、テキストの指示だけでPowerPointの資料が作れたりなど、これまでであれば自分の手で操作するしかなかったことも、テキストの指示だけで実現できるようになっています。

また、TeamsでWeb会議を実施した場合には、音声を拾って勝手に議事録を作成してくれたり、Outlookであればテキストで指示しただけで各メンバーにイベントの招待を送ったりなどもできます。

「Microsoft 365 Copilot」がリリースされれば、それを使って仕事をするビジネスパーソンと、そうでない人の生産性の差は格段と違ったものになるに違いありません。

2023年3月16日には、「数ヶ月以内に」リリースすると発表がありましたが、2023年6月末現在、まだ正式リリース日の発表はありません。

Bing(ビング)

「Bing」とは、Microsoftが提供する検索エンジンです。Googleの検索エンジンに比べてシェアが低いのでこれまでは注目されていませんでしたが、最近になって「Bing」にChatGPTの最新モデルGPT-4が搭載されたことから、ユーザー数が急増しつつあります。

ChatGPTが搭載されているため、ユーザーはBingのチャット機能を使ってChatGPTと同様、リクエストに応じたテキストの返答を得ることができます。

有料でしか最新の検索機能を使えないGPT-4とは異なり、「Bing」は無料で最新の検索機能を利用できます。最新のWebサイトのソースに基づいた情報を返してくれるため、「Bing」の利便性は高いと言えるでしょう。

ただし、回答数には制限があり、1会話につき20〜30ターンまで、1日の合計ターン数は300ターンまでとなっています。

Google Bard(グーグルバード)

「Google Bard」とは、Googleがリリースしたテキストベースの生成AIサービスです。ChatGPTのグーグル版であると考えてもらえると良いでしょう。無料で利用することが可能です。

2023年6月現在においては、その性能はChatGPTの最新モデルであるGPT-4には及ばないと見られていますが、今後の進化には要注目です。

創業手帳でも以前、「Google Bard(グーグルバード)の使い方!AIで何ができる?例をご紹介」という記事でその機能や使い方についてご紹介しています。ぜひこちらの記事もご覧ください。

Perplexity(パープレクシティー) AI

「Perplexity AI」は、ChatGPTなどと同様にチャット型の対話AIです。ChatGPTなどにも使われているGPT-3、GPT-4などのモデルを用いてインターネットから検索し、そこで得た情報を要約して回答してくれます。

無料で誰でも利用できるため、ChatGPTの有料版などを使うよりも、より利便性は高いでしょう。

Notion(ノーション) AI

「Notion AI」とは、Notionのワークスペース上で利用できるAIアシスタントサービスです。Notion AIは、テキスト文書の作成、校正、要約、翻訳などを自動化したり、ブレインストーミングやプログラミングの支援をしたりすることができます。Notion AIは、2022年11月に招待制のプライベートアルファ版として提供が開始され、2023年2月に正式リリースされました。

創業手帳でも以前、詳しくご紹介しています。詳しくは「Notion AIとは?何ができる?Chat(チャット)GPTとどっちがすごい?」という記事をご覧ください。

Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)

「Adobe Firefly」とは、Adobeが開発した生成AIで、PhotoshopやIllustratorなどのAdobe製品に組み込まれた形で提供される画像生成やテキストエフェクト機能を中心としたAIサービスです。

シンプルなテキスト入力やスケッチから、オリジナルのベクター、ブラシ、テクスチャー、カラーなどを生成したり、画像のコンテンツを追加、拡張、削除したりすることができます。文章入力だけで綺麗な画像が生成できるのは驚きです。また、動画編集についても、テキストの指示だけで実現できます。

「Adobe Firefly」を利用することで、SNS投稿やWebサイトのデザイン、YouTubeやTikTokなどに投稿する動画の編集など、さまざまなことを容易にすることができるでしょう。

また、今後はビデオ編集や3Dモデリングにも対応する予定です。「Adobe Firefly」は2023年3月に発表され、現在はベータ版が提供されています。

創業手帳でも以前、「Adobe Fireflyの使い方|ベータ版でできる3つの機能を解説!」という記事で詳しくご説明しています。

Stable Diffusion(ステーブル ディフュージョン)

「Stable Diffusion」とは、テキストを入力するとそれに沿った画像を生成してくれるAIモデルです。「Stable Diffusion」は、潜在拡散モデルというディープラーニングの技術を用いて、画像の意味を捉えた潜在表現をノイズから復元することで画像を生成しています。

すでに「Stable Diffusion」を使って制作された女性の画像がSNSなどで多数出回っています。また、大手出版社からも「Stable Diffusion」のような生成AIを使って制作された女性の写真集が発売されて話題になりました。これからも「Stable Diffusion」のような画像生成AIは成長を続けていくことでしょう。

Midjourney(ミッドジャーニー)

「Midjourney」とは、テキストの説明文から画像を作成する独自の人工知能プログラムであり、また同プログラムを開発している独立した研究所の名称でもあります。

「Midjourney」は、2022年8月に発表され、現在はベータ版が提供されています。「Midjourney」は、Discordを通じてテキストを入力すると、そのキーワードや文章に適したイラストや画像を生成してくれるサービスです。Discordの操作に慣れている方であれば、「Stable Diffusion」よりも手軽に使うことができて便利かもしれません。

「Stable Diffusion」と同様に、「Midjourney」で生成された女性の画像も、SNSで現在大量に出回っています。今後、「Midjourney」で生成された画像がWeb上の画像の大半を占めるようになっていく可能性も十分あるでしょう。

VALL-E(ヴァルイー)

「VALL-E」とは、Microsoftが開発した音声合成AIモデルです。「VALL-E」は、3秒間の音声サンプルを与えるだけで、その人の声を忠実に再現したテキスト読み上げモデルを作成することができます。

2023年1月に発表され、GitHubでサンプルが公開されています。2023年6月現在、まだ正式版はリリースされていない状況です。

「VALL-E」を使えば、声優やアナウンサーなどがすべての文章を読み上げずとも、高速に音声を生成することができるようになります。また、もともと読んでいない文章を編集して付け足すなど、音声コンテンツの編集がより自由になるでしょう。

生成AIサービスの強みを活かしましょう

今後もより機能が充実していくことが予想されている生成AIサービス。これからの時代のビジネスパーソンは、もはや生成AIサービスなしに仕事することはできなくなるでしょう。早いうちに触れておいて、自分なりの使い方を確立しておくことが重要になるはずです。ぜひそれぞれのサービスの特徴を把握し、使ってみてください。




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(編集:創業手帳編集部)

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