Midjourney(ミッドジャーニー)の使い方を解説!無料版は停止中?

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創業手帳・代表が解説|Midjourneyは画像生成AI!コマンドのコツを掴めばスマホでも簡単に画像生成が可能!


起業家の応援とChatGPT 生成AIガイド補助金AIを運営している創業手帳の大久保です。

2022年に登場したChatGPTを皮切りに、AIに対する注目は日々高まりつつあります。

創業手帳アプリではいち早くChatGPTにデータ連携した機能をリリースし、その知見をもとにChatGPT 生成AIガイドをまとめました。

また、近年はチャット形式のAIだけでなく、画像生成AIが注目されています。

画像生成AIとは、テキストで指示(コマンド)を出すだけで、画像を生成してくれるAIです。

そんな、近年注目を集めている画像生成AIの1つに、Midjourney(ミッドジャーニー)というツールがあります。

Midjourneyが話題になると早速自分でも、Midjourneyで画像を作って遊んでみました。

Midjourneyの良い点は、簡単にスタイリッシュな画像を作ることができる点です。

Midjourneyなど画像生成系AIが話題になってきたので、今回編集部で記事にまとめました。

今回は、Midjourneyの使い方をはじめ、登録方法やプランについても紹介します。

Midjourneyについて使い方などを知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

創業手帳では、生成AIのChatGPTの可能性を探った『ChatGPT 生成AIガイド2023』をリリースしました。

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Midjourneyを含め5種類の画像生成AIツールを使用し比較した実録レポートも掲載しています。

では、簡単で楽しくAIの可能性の学びになるMidjourneyの世界をどうぞ!

画像生成AI「Stable Diffusion」について、詳しくはこちらの記事を>>
画像生成AI「Stable Diffusion」とは?使い方や商用利用での注意点を解説
画像生成AIサービスのおすすめ9選!ついて、詳しくはこちらの記事を>>
画像生成AIサービスのおすすめ9選!文章で指示するだけ!無料サービスや商用利用可能も



※この記事を書いている「創業手帳」ではさらに充実した情報を分厚い「創業手帳・印刷版」でも解説しています。無料でもらえるので取り寄せしてみてください

Midjourneyとは?進化し続ける画像生成AI

Midjourneyは近年注目を集めている画像生成AIで、テキストから画像やイラストを生成してくれるツールです。

Midjourneyは、Discord(ディスコード)というアプリ上で、チャット形式で操作して利用します。

なおDiscordとは、Discord Inc.が開発したチャットアプリで、米国を中心に2億5,000万人以上のユーザーが利用しているコミュニケーションツールです。

Midjourneyには、高度なAI技術が利用されており、非常に精巧な画像を生成してくれます。

現在(2023年7月)の最新バージョンは「V5.2」で、リリース当時の「V1」から定期的にバージョンアップを繰り返しています。

リリース当初の「V1」では、画像の一部がボケてしまうなど、そのまま利用できるようなクオリティではありませんでした。

しかし、「V5」へのアップデート以降、かなり自然な画像を生成できるようになり、最新の「V5.2」のクオリティはとても高いです。

画像からイラスト・アートまでさまざまな場面で、すぐさま導入できるようなレベルになってきているでしょう。

Midjourneyは無料で使える?料金プランについて

Midjourneyは2022年の7月にオープンベータ版への移行が発表され、当初は制限付きで無料版が提供されていました。

無料版(Free Trial)では25回まで無料で利用が可能でしたが、2023年の3月28日に利用停止が公式から発表されています。

原因としてディープフェイクへの悪用が示唆されていましたが、実際には不正に無料プランを利用するユーザーが原因だということが発表されました。

Midjourneyは公式Twitterにて、期間限定での無料版再開を示唆するツイートをしていましたが、新しい情報はなく現在も無料で使うことはできません。

To celebrate the launch of V5.1 we’re turning free trials back on from now until the end of the weekend. We’ve also refreshed the trial credits for anyone who previously tried Midjourney but didn’t get a membership. Have fun!
引用元:MidjourneyTwitter

和訳
V5.1のローンチを記念して、週末まで無料トライアルを再開します。また、以前Midjourneyを試したものの会員になれなかった方のために、トライアルクレジットを更新しました。お楽しみください。

そのため、Midjourneyを使用したい場合には、有料プランを契約する必要があります。

Midjourneyの有料プランは4つ!

Midjourneyでは、4つの有料プランが用意されています。

プラン名 Basic Plan Standard Plan Pro Plan Mega Plan
料金/月額 $10 $30 $60 $120
年払い $96 $288 $576 $1152
Fast GPU 3.3 hr/月 15 hr/月 30 hr/月 60 hr/月
Relax GPU 制限なし 制限なし 制限なし
ステルスモード 利用可能 利用可能

一番安価なプランはBasic Planとなっており、月に$10から利用できます。

しかし、生成できる枚数に制限があるため、より多く・より早く画像を作成したいという場合には上のグレードのプランを利用しましょう。

また、Pro Plan以降になると、プロンプトを隠すことができるステルスモードが利用できる点が大きなメリットです。

なお、Midjourneyの有料プランで生成した画像に関しては、商用利用が認められています。

Midjourneyの登録手順

続いて、Midjourneyの登録手順を解説します。

Midjourneyを利用する場合には、下記の手順で登録を進めていきましょう。

  • Discordに登録・ログイン
  • Midjourneyのサイトにアクセスし招待をうける

登録方法を理解し、Midjourneyの利用を始めてみましょう!

Discordに登録・ログイン

前述の通りMidjourneyは、Discordを通じて利用するため、まずはDiscordのアカウントを作成しましょう。

Discordのアカウントは、下記の公式サイトから登録できます。
https://discord.com/register

アカウントは、メールアドレスやパスワードなどの必要情報を入力することで、簡単に作成できます。

アカウントの作成が完了したら、下記のURLからDiscordにアクセスしましょう。
https://discord.com/


出典:Discord

アクセスできたら「Discordをブラウザで開く」をクリックし、メールアドレス・パスワードを入力してログインします。

ここまで完了したら、一旦Discordはそのままに、Midjourneyの登録を行いましょう。

Midjourneyのサイトにアクセスし招待を受ける

Midjourneyを利用するには、Discordだけでなく、Midjourney自体の登録も必要です。

まず、下記のURLからMidjourneyの公式サイトにアクセスしましょう。
https://www.midjourney.com/home/


出典:midjourney公式サイト

アクセスできたら右下の「Join the Beta」をクリックします。

すると画面が変わりますので、「招待を受ける」をクリックしましょう。


出典:midjourney公式サイト

Midjourneyのチャット画面へと遷移されたら、登録が完了です。


出典:midjourney公式サイト

Midjourneyの使い方

続いて、Midjourneyの使い方をみていきましょう。

Midjourneyは下記の手順で画像を生成していきます。

  • チャットルームに参加する
  • 有料プランに登録する
  • プロンプトを入力する
  • 画像編集

有料プランへの移行方法も含めて、使い方を解説します。

チャットルームに参加する

Midjourneyへの登録が完了したら、チャットルームに参加しましょう。

MidjourneyはDMが利用できないため、チャットルームに参加して、その参加したルームにてテキストを入力して画像を生成していきます。

チャットルームへの参加は、画面の左側にある「NEWCOMER ROOMS」から好きなチャットルームを選択してクリックしましょう。

チャットルームに移行できたら、参加完了です。

有料プランへの移行方法

Midjourneyでは現在、無料プランでは画像生成が利用できないため、有料プランに登録する必要があります。

有料プランへの移行は、チャットルームから行えるため、手順を解説します。

<有料プランに移行する手順>

  • 画面下部のチャット欄に「/subscribe」と入力
  • 「Manage Account」をクリック
  • プラン選択画面から登録したいプランを選択
  • 支払い情報を入力して完了

プランは月払いにするよりも、年払いにした方が安く登録できます。

上のプランほど値段は高くなりますが、画像をより多く・より早く作成でき、利用できる機能も増加します。

プロンプトを入力して画像を作成する

有料プランへの移行が完了したら、チャット欄にプロンプトを入力して画像を作成しましょう。

プロンプトとは、AIとのチャット形式での対話において、ユーザ側が入力する指示や質問のことを指します。

Midjourneyでは、普通にチャット欄にプロンプトを入力しただけでは、画像を生成することはできません。

Midjourneyで画像を生成する場合には、チャット欄に「/imagine」入力して「/imagine prompt」を選択しましょう。

すると「prompt」の後ろの部分に文字が入力できますので、この部分に画像を生成するプロンプトを入力します。

プロンプトの入力後、しばらくすると画像が生成されます。

画像の編集|高解像度化する

Midjourneyでは、生成した画像の編集が可能です。

具体的には解像度を上げることが可能で、解像度を上げる場合には画像下部に表示されている「U1〜U4」のボタンを利用します。

Midjourneyで出力される画像は、デフォルトでは「512 × 512」となっています。

この解像度を「U1~U4」のボタンを利用することで、最大「1664 × 1664」で変更可能です。

出力された画像が粗い場合には、解像度を調節してみましょう。

Midjourneyに最適なプロンプトを作成するコツ

画像生成AIにおいてもプロンプトの質によって、出力される画像の質が大きく異なります。

プロンプトを研究する職種も登場しているほどで、これからの時代においてプロンプトの作成は1つのスキルとみなされる可能性があります。

ただ、ツールごとにも特徴があり、最適なプロンプトが異なる点には注意しましょう。

Midjourneyにおいてプロンプトを作成する際には、下記のコツを意識することが大切です。

<プロンプトを作成するコツ>

  • パワーワードを利用する
  • 有名クリエイター・有名ゲームの名前を入れる
  • 関数(パラメーター)を追加する
  • 綺麗な画像のプロンプトを真似てみる

Midjourneyでは、パワーワードを積極的に利用しましょう。

パワーワードとは、このキーワードを入れると上手くいく、画像が綺麗になるワードです。

<パワーワードの例>

  • 仕上がりを綺麗に:Realistic,photorealistic,16k など
  • 人物画像を生成したい:portrait,full body など
  • アニメ系統:anime,kawaii など
  • SF系:sci-fi

パワーワードを学ぶことで、自分のイメージ通りの画像を作成しやすくなります。

また、パワーワードと少し似ていますが、有名なクリエイターやゲームの名前を入れることで、その世界観に沿った画像を生成してくれます。

そして、Midjourneyでは関数(パラメーター)を入れることで、より詳細に画像の調整が可能です。

<関数(パラメーター)例>

  • 「–quality」:品質を指定(高くすれば生成時間が伸びる)
  • 「–ar」:縦横比を指定
  • 「–chaos」:カオス度を指定
  • 「–iw」:参考画像をどれくらい重視するか指定
  • 「::」:単語ごとの比重を指定

どのパラメーターにおいても、文字列の後ろに数値を入れて指定します。

これらの関数はある程度画像生成に慣れてきた、中上級者向けのコマンドと言えるでしょう。

そのため、初心者の方はパワーワードを学びつつ、Discordのチャット上から綺麗に出力されている画像を探し、プロンプトを真似てみることから始めるといいでしょう。

優れているプロンプトには共通点があるため、他人のプロンプトを参考にしながら少しずつ自分の型を見つけていくことがおすすめです。

大久保写真まとめ|創業手帳・代表 大久保の解説

創業手帳の代表の大久保です。

これまで多くの起業家の取材や支援をしてきました。

そんななかで世の中を変える技術が登場するタイミングがあり、こういった技術の登場は必ず、それを活用したチャンスが生まれるものです。

AIの素晴らしい点は、AI自体を開発するのであれば別ですが、活用するだけならほとんど無料あるいは低価格で、かつ簡単に利用できる点です。

Midjourneyは、現在無料で利用できない有料のツールですが、ハイクオリティな画像が作れる画像生成AIです。

商用利用も可能なため、良質なプロンプトが作成できれば、実務に活かすことも可能でしょう。

こうした技術は誰でもオープンに使えるからこそ、素晴らしく、また社会に影響を与えるのです。

アカウントの設定や、プロンプトなども最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れれば簡単です。

こうした技術は、最初は「楽しんで慣れる」ことが大事です。インターネットも実は最初はそうだったと思いますし、そこで慣れた人がチャンスを掴んでいきました。

皆様も、ぜひ、Midjourneyを始めとしたAIを楽しみながら使いこなして頂ければと思います。

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ぜひ、読んでみてくださいね。




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(編集:創業手帳編集部)

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