「ジャフコグループ」が「フジテックス」に資本参加

tips

2022年7月28日、ジャフコグループ株式会社は、株式会社フジテックスに対し戦略的パートナーとして資本参加したことを発表しました。

フジテックスは、販促事業、環境事業、エネルギー事業、物流事業、リユース事業、サニテーション事業、健康事業、人材事業などさまざまな事業を展開する企業です。

ジャフコはフジテックスの戦略的パートナーとして、経営伴走ノウハウ、広範なネットワーク、ベンチャーが有する最先端テクノロジー/サービスへの知見を活かし、フジテックスの持続的成長に伴走していきます。

フジテックスは、1986年に創業した商社で、創業当初はラミネート機器や海外製シュレッダーを取り扱っていました。

それから販促物の加工に関する事業を展開しています。

また2000年頃からペットボトルリサイクルプラントの販売など、環境に配慮した事業を展開し、時代の要請に的確に対応しています。

現在は産業廃棄物処理・リサイクル業向けの機器の販売も主軸の事業となっています。

国内は欧米と比べて、サステナビリティの高いリサイクル手法であるマテリアルリサイクルがあまり実施されていません。

国内でもっとも実施されているリサイクル手法であるサーマルリサイクルは、廃棄物を償却する際に発生する熱エネルギーを回収し、発電などに利用するものであり、海外ではこの手法は二酸化炭素(CO2)を大量に排出するため、リサイクルとしては認識されていません。

そのため国内においてもマテリアルリサイクルの普及に向けた取り組みの重要性が高まっており、企業における廃棄物の分類や、産業廃棄物処理施設におけるマテリアルリサイクルを実現する設備の導入などが求められています。

そのため今後産業廃棄物処理・リサイクル業ではさまざまなプロダクト・サービスが展開されていくと考えられています。

SDGs(持続可能な開発目標)は人類として長期的に取り組んでいかなくてはならないことですが、これはビジネスチャンスでもあります。もちろん社会課題を解決しなくてはならないのでハードルは高いのですが、その分資金の援助が受けやすいという面もあります。「冊子版創業手帳」では、さまざまな起業家のインタビューを掲載しています。先人の思考を知ることは、新たなビジネスの創造・成長にとって役に立つでしょう。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ ジャフコグループ フジテックス 出資 株式会社 総合商社
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

デリバリー注文一元管理サービス「Camel」提供の「tacoms」が3億円調達
2022年2月22日、株式会社tacomsは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 デリバリー注文一元管理サービス「Camel(キャメル)」を開発・提供しています。 提携するデリバリー・…
飲食店のバックヤード業務をAIで自動化するクラウドサービス「HANZO」シリーズを提供する「Goals」が8億円の銀行借入を実施
2023年4月26日、株式会社Goalsは、銀行借入により8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Goalsは、飲食店向けクラウドサービス「HANZO」シリーズを開発・提供しています。 202…
チャットボットを活用したチャット・コマースや「接客DX」展開の「Zeals」が18億円調達
2021年4月1日、株式会社Zealsは、総額18億円の資金調達を実施したことを発表しました。 チャットボットをマーケティングに活用するチャット・コマース「Zeals(ジールス)」と、接客システムをチ…
組織における関係構築と行動変容を促進する社内イベント・研修サービスを提供する「バヅクリ」が2.5億円調達
2022年11月9日、バヅクリ株式会社は、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 バヅクリは、組織における関係構築と行動変容を促進する社内イベント・研修サービス「バヅクリ」を提…
バーチャルキャラクターとの対話型コミュニケーションサービス「cocoro:id」提供の「MOSHBIT.」が資金調達
2021年10月13日、株式会社MOSHBIT.は、資金調達を実施したことを発表しました。 バーチャルパートナーとの対話型コミュニケーションサービス「cocoro:id(ココロイド)」を提供しています…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集