「どうだい?」で経営者の悩みを解決しよう

「どうだい?」のコミュニティの悩み相談・解決策の事例を紹介


大同生命が運営する経営者コミュニティ「どうだい?」では、経営者が日頃抱える悩みや課題を投稿して、他の経営者から解決策をもらったり、他の経営者の投稿・コメントを参考にしたりできます。

経営者特有の不安を解決して、自信をもって企業経営を進めるうえで有効なコミュニティサイトです。今回は、創業手帳が過去に行ったアンケートにおける「起業におけるよくある悩み」に関して「どうだい?」における悩み投稿と解決策を紹介していきます。日頃から抱える経営に関する悩みを解決するうえで、ぜひ参考にしてください。

なお「どうだい?」の基本的な特徴については、以下の記事で詳しく紹介しています。合わせて読んでみてください。
社長が声をかけあうサイト「どうだい?」を使って、経営者仲間に気軽に相談しよう

起業におけるよくある悩み

創業手帳の過去のアンケートによると、起業におけるよくある悩みは次のとおりです。

起業において課題となるポイントは何ですか?(複数回答可)
  • 1位 資金 65%
  • 2位 経営知識 60%
  • 3位 集客 55%

資金管理は経営においてきわめて重要な要素のひとつです。一方で、税務や財務・経理などの知識がない方にとっては、適切な管理が難しいケースも多いでしょう。

また、起業して本当に間もない方、親族からの事業承継で突然経営者になった方のなかには、経営知識が不足していることを不安に感じる方も少なくありません。自分が魅力的に感じているビジネスでありながら、集客がスムーズにできずもどかしさを感じている経営者も多いようです。

一般的には、つぎのような方法で経営知識を培い、課題を解決していきます。

  • 商工会議所に相談する
  • 税理士、中小企業診断士などの専門家に相談する
  • 知り合いの経営者に相談する

しかしながら、時間が取れない、コネクションがないなどの理由で課題を専門家に相談するのが難しいケースもあるでしょう。また、些細な悩みであるため、専門家に相談すべきなのか悩む場合もあります。

大同生命の「どうだい?」は、全国の経営者が悩みや課題を相談しあえるコミュニティサイトです。企業経営のなかで生じた悩みを、気軽に相談してアドバイスやサポートを受けられます。

「どうだい?」のなかにも、経営者がしばしば課題を感じる「資金・経営知識・集客」に関する質問や回答が複数あります。合わせて参考になる回答も掲載されているので、いくつか見ていきましょう。

悩み相談事例①|資金に関する悩み

企業経営を進めるうえで、資金管理は非常に重要なタスクのひとつです。一方で、創業間もない頃は手元の資金に余裕がなく、資金管理調達、目先の決済対応など、資金関連で課題や悩みを抱える経営者は多いでしょう。

「どうだい?」でも資金に関する悩みが投稿されています。

資金調達について
初めまして。輸入販売を行なっている会社を経営しております。インターネット販売により売り上げは、たっているのですが、為替レートの兼ね合い等もあり今期の決算で100万円弱の赤字となりました。余剰資金もなく、このままでは資金ショートしてしまいます。信用組合にて保証付き融資を申し込みましたが、通りませんでした。他に何か借入れ出来そうな制度は、ございますでしょうか?

輸入ビジネスを営むなかで、為替変動により赤字化・資金不足のリスクが高まった状況です。保証付き融資での資金調達にチャレンジしたもののうまくいかず、他の資金調達方法がないか悩んでいるとのことです。

これに対して、次のような回答が寄せられています。

はじめまして、心中ご察し申し上げます。セーフティーネット4号等の申請はされたのでしょうか?もしくは貸し越しの制度を利用するとか・・・私でできることでしたらご助力したいと思います。

中小企業の経営支援の専門家の方から投稿が入っています。コメント上では、ふたつの解決案が紹介されています。

ひとつは「セーフティーネット4号」の申請です。こちらは、突発的災害(自然災害等)の発生に起因する売上の急減に対する支援が受けられる制度となっています。投稿者の売上減少の原因を精査して、新型コロナや台風など突発的災害が原因のひとつとなっている場合は、支援を受けられる可能性があるでしょう。

「貸し越し」については詳細が書かれておりませんが、銀行の「当座貸し越し」を意味していると考えられます。定期預金を預けている銀行に対して、普通預金残高が不足したときに定期預金を担保にして不足額を借りられる制度です。

投稿には大阪財務支援センターのリンクも貼ってあるため、自力解決が難しければ専門家へ支援をあおぐこともできます。

悩み相談事例②経営知識に関する悩み

経営知識に関する悩みも、多くの経営者が抱えています。単純に知識不足を不安視するコメントのほか「経営知識を培う方法がわからない」というコメントもしばしばみられます。

どこから手を付けたらいいか困っています
異業種で会社員としてずっと働いていたのですが、後継者を探していた親戚のつながりである日突然建設業の社長になってしまいました。親戚から言われているのは、これからは勤め人精神ではなく、イチ経営者としての自覚を持ち経営と営業の勉強に励めとのことです。と、言われても何から手を付けたらいいやら…
また、私には建設関係の経験は一切ありません。まずは書類作成から学び、そのうち積算ができるようになってほしいというのが現場の人間からの要望です。とはいえ、建設業も幅広いようで…
経営のこと、仕事のことと学んでいく必要がありますが、皆様だったら何から手をつけますか?

こちらの投稿者は、事業承継により突然経営者になったようです。そのため、経営知識をつけたいと思っているもの、そもそも何から手を付ければわからず、キャッチアップすべきかが見えていないことが悩みの種となっています。

大変だとはおもいますが、先ずは決算状況を把握して、毎月の入出金・年間の状況を把握して特に借入金・返済状況を確認して税理士さん取引銀行の担当と相談して経営が安定させてから、建設業の中身に入れば良いと思います。現在は建設積算ソフトもありますが、まずは前任者の指導の元に覚えていけば良いと思います。私もサラリーマンから頼まれて社長をしましたが建設業に携わっていたのである程度材料工賃とは把握していて簡単な積算・見積書・請求書は作成出来ましたが、専門は専門色々な人の指導によりなんとかやってきましたが、やはりまずは会計について学ばれた方が良いと思います。

この悩みに対していくつか回答が寄せられています。まずは決算状況の把握や税理士・銀行担当者など資金関連の専門家との連携を通じて経営を安定化させるのが先決とのことです。

そのつぎに建設業の専門知識を培っていくのがおすすめとのこと。悩みにも書かれている「建設積算」については専用ソフトを操作しつつも、前任者の指導を受けながら覚えていくのが近道としています。このように、具体的な解決に向けたプロセスについて回答で投稿してくれる例も少なくありません。

悩み相談事例③集客に関する悩み

集客は、企業経営を軌道に乗せて成長させていくうえで重要です。全く新しい商材を人びとに購入・利用してもらうのは容易ではありません。商材が魅力的であるのはもとより、人びとにうまくその魅力や有効性を伝えていく必要があるからです。マーケティングや広告、宣伝などの知見がなければ苦労するケースも多いでしょう。

効果的な集客方法を教えてください。
起業したてですが便利屋を経営しています。
ビジネスにおいて知識もまだまだでまずは知ってもらおうと思いチラシ配り、ホームページ作成などしました。ですがなかなか集客ができず悩んでおります。
人との繋がりにて知ってもらうということもしておりますがなかなか効果を感じず、このまま継続すべきか迷っています。
起業したてということもありまずは認知してもらわないと始まらないと思うのですが効率のいいやり方や効果のある集客方法があれば教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

こちらは、ストレートに集客がうまくすすまないという悩みです。広告作成、ホームページ作成など一通りの施策は打ったもののうまくいかない、人脈もうまく活かせていないという悩みです。起業したてであることから認知度の向上が必要と理解しつつも、効果的な策が見いだせていない状況です。

こちらに対して、以下のような回答が寄せられています。

はじめまして。
便利屋といえば、地域の方々を相手にビジネスをする感じですよね。商圏が決まっていると思うので、地元に人を対象にした戦略を立てていく方が良いかと思います。
私だったら、いかに早くキャッシュを生むかを考えるので、認知を広めることよりも、まずは販売をしていきます。売れればその人は認知してくれますので。多分、認知だけを広めようとしても時間はかかるし、キャッシュが生まれないので、結構きついと思います。
私だったら、ターゲットを絞って季節に合ったサービスを売るかと思います。
(長文につき一部を抜粋)

本投稿に対しては、具体的な解決案が提示されています。便利屋=地域の人びとが主要な顧客となる、との想定したうえで商圏の人びとをターゲットとした戦略を立てることをおすすめしています。

また、認知度を地道に向上させるよりも、実際にサービス提供を積極化して売上を計上することを重視した方がいいとのアドバイスも盛り込まれています。

「どうだい?」は経営者をサポートする機能が充実

今回の記事では大同生命が運営する経営者向けコミュニティ「どうだい?」の経営者の悩み投稿の機能である「コミュニティ」にフォーカスして紹介しました。こちらでは、気軽に自分の悩みや課題を投稿でき、ほかの経営者からアドバイスを仰ぐことができます。

経営コンサルタントなども参加しているため、コメントをきっかけに専門家の支援を相談できる場合も。経営者特有の悩みをひとりで抱えず、解決しながら経営を進めていくことが可能です。

「どうだい?」では、投稿機能のほかにも経営者向けの支援サービスの紹介、経営者に役立つ情報コラムの掲載なども行っています。また、動画でのセミナーイベント、人脈形成やビジネスパートナー獲得に便利な「なかま検索」といった機能もあります。

知り合いや身の回りに同じ経営者の立場の方がいないケースも多く、しばしば経営者はひとりで悩みを抱えがちです。「どうだい?」で同じ悩みや課題を共有し合って、経営に対する不安を取り除き、自信をもって企業経営を進めていきましょう。

(監修: 大同生命保険株式会社
(編集: 創業手帳編集部)

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