【7月24日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ

tips

7月24日に出たニュースの中で、起業家が注目したいニュースをまとめました

柔軟な働き方、「取り入れていない」企業はまだ多い 2019年度内閣府年次経済性報告

内閣府が23日に2019年度の年次経済性報告を公表しました。働き方の多様化に向けた雇用制度改革についての報告では、過去五年程度の期間の中で、長時間労働の是正への取り組みを進めている企業の割合は65%と高い一方、テレワークなど「柔軟な働き方」への取り組みについては行っていない企業が多いという現状です。働き方の見直しを積極的に行っているのは従業員数の多い大企業が多く、企業規模によって差があるようです。
働き方の柔軟性を高めるポイントの一つにフリーランスや副業の促進を挙げています。日本では依然、フリーランス人材や副業を認めている企業の割合が低く、特に副業については従業員数の少ない企業ほど許可していない企業が多いようです。多様な働き方を取り入れてPRしているスタートアップは多いですが、社会全体としてはまだまだ一般的ではない現状です。
企業側の体制改革と同時に、国による雇用制度面の見直しを同時に進めていく必要がありますが、まだ道のりは遠そうです。

スマホ決済被害 10社中8社に「補償」の明記なし

スマホ決済が次々リリースされる中、第三者に不正利用された際の補償対応が遅れています。日経新聞の調べによると、主要10サービスの中で利用規約に「補償」の明記があったのは2社のみだったといいます。
7月上旬にセブン&アイ・ホールディングスるの大規模不正利用が起きたことが記憶に新しいですが、新たなサービスが乱立する中、今後どのように安全性を確保し、不正が起きた際の対応を強化するかが課題となっていきそうですね。
新規で事業を立ち上げたばかりの店舗経営者も、事業開始からスマホ決済を導入するケースが増えています。導入する企業側も、不正利用などリスク対応を踏まえてサービスを吟味する必要が出てくるでしょう。

神田明神でeスポーツ大会

ウェブPRの繁盛プロジェクトが、8月に東京の神田明神で「eスポーツ」の大会を始めます。チーム参加のトーナメント式で、賞金総額は100万円とのこと。
既に海外ではプロスポーツと同程度に成熟したマーケットになっているeスポーツ。日本は普及が遅れていると言われていましたが、最近、日本でも企業がeスポーツ関連のビジネスに乗り出す動きが徐々に広がってきていますね。現時点ではテレビ局や大手ITを中心に参入が続いていますが、今後日本でも市場が成熟する段階で、eスポーツ関連のスタートアップも増えていきそうな予感です。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ PR キャッシュレス スタートアップ ニュース まとめ 人材 働き方 副業 従業員 日経新聞 起業家 雇用
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

イベレジが日経の傘下に。シナジー生きるか イベント・プラットフォーム運営の「イベントレジスト」を「日本経済新聞社」が子会社化
イベントレジスト株式会社は、株式会社日本経済新聞社による当社株式の追加取得を通じ、日本経済新聞社の子会社となる決定をしたことを発表しました。 イベントレジストは、イベント運営者向けのオンライン・イベン…
本の要約サービス「flier」運営の「フライヤー」が6億円調達
2022年5月27日、株式会社フライヤーは、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フライヤーは、本の要約サービス「flier」を運営しています。 主にビジネス書を1冊10分程度で読める…
働く女性のためのキャリアマッチングサービスを運営する「CORE」が資金調達
2024年5月21日、株式会社COREは、資金調達を実施したことを発表しました。 COREは、働く女性のためのキャリアマッチングサービス「CORE」や、女性活躍推進に向けて企業を支援する伴走型人事代行…
医療従事者・医療系学生向けコミュニケーションクラウド「Medteria」を提供する「メドテリア」が1億円調達
2025年1月23日、メドテリア株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メドテリアは、病理AIを開発するメドメイン株式会社からカーブアウトして2024年8月1日に設立されたスタート…
Honda発スタートアップ「Ashirase」 視覚障害者向け靴装着型IoTデバイス/ナビゲーションアプリを開発中
株式会社Ashiraseは、靴装着型IoTデバイス及びナビゲーションアプリを開発しています。 Ashiraseは、本田技研工業株式会社(Honda)の新事業創出プログラム「IGNITION」発の第1号…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集