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2024年6月13日Eコマースの全体最適化と自動化・効率化を実現するSCMサービス「コマースロボ」などを提供する「コマースロボティクス」が4億円調達

2024年5月31日、株式会社コマースロボティクスは、総額3億9,290万円の資金調達を実施したことを発表しました。
コマースロボティクスは、Eコマース向けSCMサービス「コマースロボ」や、在庫分析・発注支援サービス「EOS」、メーラー型の見積書・注文書・納品書・請求書送受信システム「Salesgram」などを開発・提供しています。
「コマースロボ」は、受注管理システム(OMS)と倉庫管理システム(WMS)が一体となった、RPA内蔵のEC自動出荷システムです。
受注処理、在庫管理、出荷管理、発注管理など、ECバックオフィス業務におけるほぼすべての作業を自動化・一元管理します。
今回の資金は以下の成長戦略推進に充当します。
・SBSホールディングス株式会社との次世代型クラウドWMSを共同開発
・商取引を電子化するコンパウンド型SaaSシリーズの新規開発
・現在の主要サービスのマーケティング費用
・クロスボーダー型のAI事業開発
・インド工科大出身者を中心としたインド開発者の採用
経済産業省の「令和4年度電子商取引に関する市場調査」によると、2022年の物販系BtoC-EC市場規模は、前年から5.37%増加し13兆9,997億円に達しました。
また、すべての商取引に占めるオンラインショッピングの割合であるEC化率についても9.13%(前年から0.35ポイント増)と上昇しており、EC市場が着実に成長していることが確認できます。
さらにこのEC化率については、欧米・中国と比較すると低い割合であることから、日本市場はまだまだ拡大の余地があると考えられています。
ECのメリットとして、物理的な店舗を持たずに全国・世界へビジネスを展開できる点が挙げられます。
しかし、ECにはファン化、集客、接客、複雑な運営、価格競争などの課題も存在します。
とくにEC運営は高度な専門スキルを必要としますが、多くの事業者は人手不足などにより必要な人材を確保できず、運営に困難が生じています。
こうした背景のもと、EC運営における作業・業務を効率化・自動化するシステムのニーズが高まっているのです。
ECは重要なチャネルとなっていますが、EC独自の集客ノウハウが求められるため、しっかりと準備をして参入することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットでの集客ノウハウについて詳しく解説しています。
また、ビジネスの成長段階においては資金調達が重要となります。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
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