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2024年3月18日AIコスメレコメンドサービス「My Salon」を手がける「WellTech」が資金調達

2024年3月15日、株式会社WellTechは、資金調達を実施したことを発表しました。
WellTechは、皮膚疾患領域での国内医薬品市場のリーディングカンパニーであるマルホ株式会社から2024年1月にスピンアウトして誕生したスタートアップです。
最先端の皮膚科学を網羅するAIコスメレコメンドサービス「My Salon」と、小売店向け販売支援サービス「My Salon for Biz」を手がけています。
「My Salon」では、肌に関する悩みの解決につながる「スキンケア提案」と「行動改善提案」の2つのソリューションを提供しています。
スキンケア提案では、市販されている1万点以上のスキンケア商品のなかからユーザーに最適な商品を提案しています。美容理論をベースに、他ユーザーの使用後の感想、商品の成分情報、各成分の期待効果の情報など、多岐にわたる情報を参考に提案を行っています。
また、現在利用中のスキンケア商品を考慮した商品の提案や、グラフ・点数による提案理由の見える化、将来の肌リスクの見える化を特徴としています。
行動改善提案では、他ユーザーの日常生活を参考に、リスク行動とそのリスクの大きさを提示しています。これによりスキンケア商品の効果を実感するための行動の把握、改善を行います。
「My Salon for Biz」は、商品の販売促進のため、「My Salon」のベースデータである肌悩み毎のおすすめ度を提供するサービスです。
商品のバーコードを読み取ることで商品カタログを作成できる機能を備えており、ユーザーへの配付資料、新製品の紹介資料、店内POPなどに活用できます。
また、「My Salon」を介してユーザーとWeb上でコミュニケーションを取ることができるWebカウンセリング機能も提供予定です。
今回の資金は、「My Salon」のUI改良、「My Salon for Biz」の機能拡充に充当します。
経済産業省の資料「化粧品産業ビジョン 」(2021年4月)によると、2019年の国内の化粧品市場は約3.8兆円という規模です。そのうちスキンケア市場は5割程度を占めています。
また、近年のスキンケア市場は男性需要の取り込みも進んでおり、今後も堅調に成長していくとみられています。
スキンケア市場が抱えている課題に、膨大に存在する商品のせいで、ユーザーが自身に最適な商品を見つけることが難しいというものがあります。
とくにスキンケア商品は利用してみないと自身に合う合わないというのはわからないため商品選択が難しいという特徴があります。
こうした中、コロナ禍による外出自粛によって化粧品ECの利用が進み、オンラインで最適な商品を選ぶことができるサービスなどのニーズが高まっています。
こうした背景のもと近年注目が高まっているのが、化粧品・スキンケア商品の提案サービスや、自身の肌質などを知ることができるサービスです。
WellTechは、スキンケア商品のAIレコメンドサービス「My Salon」の提供を通じユーザーの商品選択に関する課題解決に貢献すると同時に、小売店の販売支援も展開しています。
事業の拡大のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
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