創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年12月27日2023年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業」採択発表

2023年12月26日、国際協力機構(JICA)は、2023年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業」の採択を決定したことを発表しました。
合計68件の採択を決定しました。68件中57件が中小・中堅企業であり、11件がスタートアップ企業に対する支援事業です。
今回採択された案件の地域別割合は、東南アジア(45.6%)、アフリカ(25.0%)、南アジア(8.8%)、東・中央アジア、中南米(いずれも7.4%)です。
分野別では、農業(16.2%)、水の浄化・水処理(14.7%)、保健医療(13.2%)の案件が多く、環境、防災・災害対策、インフラ整備・運輸交通(いずれも10.3%)と続きます。
「中小企業・SDGsビジネス支援事業」は、開発途上国の課題解決に貢献する日本の民間企業等のビジネスづくりを支援する事業です。
JICAは政府開発援助(ODA)を通じて築いてきた開発途上国政府とのネットワークや信頼関係、ノウハウ等を活用し、価値の共創に取り組んでいます。
支援は、基礎情報を収集した上で現地にどのようなニーズがあるか、あるいは提案製品やサービスがそのニーズに合うか確認する「ニーズ確認調査」、技術・製品・ビジネスモデルの検証・普及活動を通じビジネスプランを策定する「普及・実証・ビジネス化事業」、現地パートナーの確保などを通じ製品・サービス提供体制を構築しビジネスの運営に向けた準備を行う「ビジネス化実証事業」の3つのメニューが用意されています。
採択されたスタートアップは、SORA Technology株式会社や、サグリ株式会社などです。
SORA Technologyは、蚊を媒介した感染症罹患率が高いガーナにおいて、ドローンとAIを活用した効率型ボウフラ繁殖水域監視サービスのビジネス化実証を行います。
サグリは、農地の土壌分析コストや生産コストが上がり適切な肥料の使用方法が課題となっているペルーにおいて、農協向けに開発した独自のITシステムの導入促進を行います。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | SDGs 中小企業・SDGsビジネス支援事業 助成金 持続可能な開発目標 採択 社会課題 補助金 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
一般社団法人静岡県環境資源協会は「非住宅建築物ストックの省CO2改修調査支援事業」について発表しました。 既存の地方公共団体所有施設及び民間業務用建築物等の非住宅建築物ストックにおいて、それらの改修工…
公益財団法人東京しごと財団は、「業界別人材確保強化事業」について発表しました。 東京都と連携し、業界の要望や状況に応じてカスタマイズでの支援を行うとともに、業界全体の自主的な取組に対して経費を助成する…
2023年5月30日、国土交通省は「安定的な木材確保体制整備事業」の公募を開始したことを発表しました。 地域の中小工務店等が質の高い木造住宅を整備するため、中小工務店や木材関連事業者等が連携して行う安…
中小企業庁は、「小規模事業者持続化補助金(第14回締切分)」の補助事業者の採択を発表しました。 「小規模事業者持続化補助金」は、小規模事業者等が、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、販路開拓等の取組…
特許庁は「外国出願・審査請求・中間応答支援(海外権利化支援事業)」について発表しました。 国での特許、実用新案、意匠または商標の出願・権利化を予定している中小企業、中小スタートアップ企業、小規模企業、…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…