「新事業活動促進資金」融資

tips

日本政策金融公庫は「新事業活動促進資金」について発表しました。

対象者

「経営革新関連」
中小企業等経営強化法に基づき、都道府県知事などより経営革新計画の承認(変更承認を含む)を受けた方(特定事業者を含む)。

「経営向上計画関連」
中小企業等経営強化法に基づく中小企業等の経営強化に関する基本方針に定める新たな取り組みを行い、2年間で4%以上の付加価値額の伸び率が見込まれる方。

「農商工連携関連」
中小企業者と農林漁業者との連携による事業活動の促進に関する法律に基づく農商工等連携事業計画の認定(変更認定を含む)を受けた方。

「農林水産支援関連」
農林水産業支援サービス業を営む方であって、中小企業者と農林漁業者との連携による事業活動の促進に関する法律に定める農商工等連携事業を行い、3年間で2%以上の付加価値額の伸び率が見込まれる方。

「基盤確立事業実施関連」
中小企業者と農林漁業者との連携による事業活動の促進に関する法律に定める農商工等連携事業を行っていない方であって、環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律第2条第5項第3号又は第4号の事業を行う方のうち、同法に定める基盤確立事業実施計画の認定(変更認定を含む)を受けた方。

「経営強化関連」
中小企業等経営強化法に基づき、経営力向上計画の認定(変更認定を含む)を受けた方(特定事業者を含む)。

「地域資源関連」
中小企業地域資源活用促進法に基づく地域産業資源活用事業計画の認定(変更認定を含む)を受けた方。

「第二創業関連」
以上に該当しない方で新たに第二創業(経営多角化、事業転換)を図る方または第二創業後おおむね5年以内の方。

資金使途

当該事業を行うために必要とする設備資金および長期運転資金。

なお、長期運転資金には、建物等の更新に伴い一時的に施設等を賃借するために必要な資金を含みます。

また、「第二創業関連」に該当する方については、既存事業の全部または一部を廃止するための資金、およびこれに伴う債務の返済資金を含みます。

融資限度額

直接貸付:7億2,000万円
代理貸付:1億2,000万円

返済期間

設備資金:20年以内(うち据置期間2年以内)
運転資金:7年以内(うち据置期間2年以内)


日本の企業のうち99.7%は中小企業が占めています。また、全体としては、日本の付加価値額の5割以上は中小企業が生み出しています。

さらに近年は、SDGs(持続可能な開発目標)の推進などにより、社会課題を解決するビジネスのニーズが高まっていますが、中小企業はそのイノベーションの担い手としても期待されています。

しかし中小企業においては経営環境が悪化しているという事実があります。また、消費構造の変化、少子高齢化、環境対策など、さまざまなビジネス環境の変化にも対応しなくてはなりません。

そのため、中小企業では現在の課題を解決し、持続的な成長を成し遂げられる企業を目指すための経営革新に取り組むことが重要となっています。

創業手帳も、シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」や、資金調達に特化した「資金調達手帳」により、さまざまな企業をサポートしています。無料で入手できるため、ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 新事業活動促進資金 日本政策金融公庫 融資
詳細はこちら

新事業活動促進資金

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【日本政策金融公庫主催】 第6回「女性×若者向け創業相談ウィーク」が10月29日より開催
日本政策金融公庫が主催する「女性×若者向け創業相談ウィーク」が、10月29日より都内9ヶ所の会場で開催されます。 「女性×若者向け創業相談ウィーク」とは、創業支援に積極的に取り組む日本政策金融公庫が開…
中小企業金融等への取組みに関する申し合わせについて(一般社団法人全国銀行協会)
2023年11月20日、一般社団法人全国銀行協会は、中小企業金融等への取組みに関する申し合わせについて発表しました。 理事会において、中小企業等の資金需要に柔軟かつ積極的に対応し、中小企業金融等の取組…
住宅ローン比較サービス「モゲチェック」や不動産投資サービス「INVASE」を運営する「MFS」が3億円の借入を実施
2023年7月18日、株式会社MFSは、株式会社三井住友銀行および株式会社東京スター銀行から総額約3億円の借入を実施したことを発表しました。 MFSは、住宅ローン比較サービス「モゲチェック」や、不動産…
融資・補助金申請支援SaaS提供の「Scheeme」が1億円調達
2021年10月11日、Scheeme株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 融資や補助金の申請に必要な計画書類・申請書類をかんたんに作成できるSaaS「Scheeme」を提供…
個人向け銀行ローンDXプラットフォーム「クラウドローン」が「SMBCファイナンスサービス」と事前審査の連携を開始
2021年11月16日、クラウドローン株式会社は、SMBCファイナンスサービス株式会社と、事前審査の機能を備えた新バージョンの「クラウドローン」を開始することを発表しました。 クラウドローンの提供する…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集