注目のスタートアップ

三井物産の新会社「ドットミー」が「博報堂」から資金調達

company

2022年11月24日、株式会社ドットミーは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社博報堂です。

また、博報堂および三井物産株式会社と3社で業務提携契約を締結しています。

ドットミーは、2021年7月に三井物産株式会社と株式会社プレイドが共同で設立した企業です。

データを活用した顧客中心のものづくりを展開しており、ウェルビーイングブランド「Cycle.me(サイクルミー)」や、味の素株式会社との共同開発ブランド「粥粥好日(カユカユコウジツ)」(テストローンチ済)などを展開しています。

今回の博報堂・三井物産との提携により、ドットミーの知見に、博報堂が持つ生活者データやノウハウと、三井物産が持つ幅広い流通サプライチェーンをかけ合わせ、生活者に必要とされる商品開発・ブランドづくりを追求します。

D2C(Direct to Consumer)とは、自社で企画・製造した商品を、自社ECなどを利用し直接ユーザーに販売するビジネスモデルのことです。

アメリカを中心に広まったこのモデルは国内でも注目が高まり、さまざまなスタートアップが誕生し成長しています。

D2Cは、不要なコストや中間マージンを削減することができるため、高品質な商品を比較的安価に提供できるという特徴があります。

さらにユーザーとの距離が近く、顧客の声や顧客データを活用した商品開発をスピーディに実行できることから、既存のものづくりの手法を凌駕する成果を出すブランドも登場しています。

この手法はスタートアップだけでなく大企業・大手ブランドにも注目され、D2Cに取り組む大企業も登場しています。

とはいえD2Cは小規模なスケールだからこそ成立する面があるため、大企業では新たに企業を立ち上げ、フットワークを軽くした上でD2Cブランドを展開するという方法をとる事例が目立ちます。

D2Cビジネスは、顧客の声を直接聞くことができ、即座にプロダクトに反映できることが大きな魅力です。また、SNSなどインターネットを使ったマーケティングとも相性が良いといわれています。「冊子版創業手帳」では、創業期でも実施できるネットを活用したマーケティングのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Cycle.me D2C ウェルビーイング サイクルミー データ ドットミー ブランド ものづくり 三井物産 共同開発 博報堂 株式会社 粥粥好日 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

remental 佐藤 利音|心のケアを身近にするオンラインカウンセリング「Kimochi」で注目の企業
現代社会は多様なストレスにさらされ、心の健康を保つことが難しい時代ですが、メンタルヘルスに対するカウンセリングを受けるにも、ハードルが高く十分なケアを受けられないという状況があります。 そんな中、株式…
孫の動画・写真をテレビで見られる「まごチャンネル」 写真をプリントできる写真プリント」サービスを提供開始
2022年6月3日、株式会社チカクは、提供する「まごチャンネル」において、「写真プリント」サービスを2022年6月1日から提供開始したことを発表しました。 「まごチャンネル」は、スマートフォン・アプリ…
高精細小型SAR衛星の「QPS研究所」が8.65億円調達
2020年11月5日、株式会社QPS研究所は、総額8億6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 独自開発した小型衛星用の大型軽量アンテナにより、従来の衛生の20分の1の質量、100分の1…
セキュリティシステム「KEE ゼロトラスト暗号」を提供する「クリィ」が4,500万円調達
2023年3月29日、株式会社クリィは、総額4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クリィは、セキュリティシステム「KEE ゼロトラスト暗号」を提供しています。 機密データすべてを暗号…
ライブプラットフォーム「SPWN」の運営やXRライブ事業などを手がける「バルス」が「マーベラス」と協業
2023年6月1日、バルス株式会社は、株式会社マーベラスより出資を受け、同社が保有するIPの育成に向け協業することを発表しました。 バルスは、エンターテインメント領域に特化したDX支援ツール「SPWN…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集