注目のスタートアップ

医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」など医療ICT事業を展開する「アルム」が247億円調達

company

2022年7月5日、株式会社アルムは、247億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社ディー・エヌ・エーと、株式会社西武リアルティソリューションズです。

アルムは、以下のサービスを提供しています。
・医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」
・救急搬送トリアージアプリ「JoinTriage」
・多職種連携ソリューション「Team」
・救命・健康サポートアプリ「MySOS」
・治験の案内と治験実施医療機関への紹介を促進する患者リクルートメントソリューション「Enroll」
・医療提供体制支援ソリューション「Join Control」
・院内映像ライブ配信ソリューション「Join LiveView」
・感染症対策ソリューション「MyPass」

今回の資金は、遠隔医療に特化した新しいソリューションの展開や、既存ソリューションとIoTデバイスの連携による医療・介護現場のDXの加速、さらなるグローバル展開に充当します。

国内では少子高齢化が深刻な課題となっています。このまま少子化が進めば1.2億人だった人口が2053年には約9,900万人にまで減少すると推計されています。

一方で高齢化率は高まっていくため、要介護者や医療を必要とする人口が増加し、医療の需要と供給のバランスが崩れ、医療現場では人手不足がより深刻となると予測されます。

医療現場ではもともとアナログな業務が多く、デジタル化が大きな課題となっていました。コロナ禍によって医療機関同士や保健所・自治体などとの連携の課題が顕在化し、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた動きが加速しています。

医療におけるデジタル化・DXでは、遠隔医療の実現による地域間の医療格差の解消、電子カルテなどのシステムの普及・標準化による業務効率化と医療機関間の連携の効率化などが進められています。

将来的にはVR技術など最新技術が医療機関に導入され、遠隔での手術なども実現されていくと予想されています。

創業期はなにも導入されていないまっさらな状態なため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX ICT Join アルム コミュニケーション ソリューション デジタル化 介護 医療 医療機関 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

心疾患による突然死を防ぐ超聴診器を開発する「AMI」が4.9億円調達
2020年4月10日、AMI株式会社は、総額4億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 疾患に繋がる心雑音のみを自動的に検出することを可能とした聴診器「超聴診器(心疾患診断アシスト機能…
デジタル庁平井大臣「日本はデジタル敗戦」「産業界はDX遅れている」「全手続をスマホで60秒以内に完了させたい」DX化に気炎
平井大臣がスタートアップ関係者にデジタル化の方向語る 2020/11/25に平井卓也デジタル改革担当大臣が「全手続をスマホで60秒以内で完了したい」とスタートアップ関係者の前でDXの意気込みを語った。…
高速3Dプリンターを開発・製造・販売する「グーテンベルク」が3,000万円調達
2022年5月27日、株式会社グーテンベルクは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 グーテンベルクは、FFF式3Dプリンターを開発・製造・販売しています。 2022年6月から、…
クラウドソリューション事業やモビリティ事業などを展開する「クララオンライン」が資金調達
2022年9月29日、株式会社クララオンラインは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社筑邦銀行が出資する「ちくぎん地域活性化投資事業有限責任組合」です。 クララオンラインは、クラ…
ナス機能性食品事業やナスサプリメント事業展開の「ウェルナス」が資金調達
2022年2月8日、株式会社ウェルナスは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社リバネスキャピタルです。 機能性成分ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)を高含有するナス機能性食…

大久保の視点

「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…
(2024/3/2)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】