注目のスタートアップ

顧客体験管理を収益につなげる次世代型CXMツール提供の「KiZUKAI」が4.35億円調達

company

2022年6月27日、株式会社KiZUKAIは、総額4億3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

KiZUKAIは、次世代型CXMツール「KiZUKAI」を提供しています。

顧客体験を管理し収益につなげる施策運用を実現するためのツールです。

経営指標や顧客ステージの可視化、AIスコアリングによる示唆提供、ターゲットリスト管理、ターゲットのトラッキングにより、収益につなげるためのPDCAサイクルを回すことができます。

また、データ活用の課題を解決するため、顧客体験にまつわるプロセス全体を「KiZUKAI」で管理し、業務ごとにソリューションを提供しています。

今回の資金は、「KiZUKAI」の開発・採用・組織づくりのさらなる加速に充当します。

SaaSなどのサブスクリプションサービスでは、継続的に収益を確保するため、LTV(顧客生涯価値)という指標が重視されています。

LTVは、ひとりの顧客が企業と取引を開始してから、その取引をやめるまでの間に企業にどれだけの利益をもたらすのか、という指標です。

サブスクリプションサービスはサービスを利用している限り、月ごとなど定期的に支払いが生じるビジネスモデルです。

顧客にとっては、買い切り型のサービスよりも安価に利用でき、自分に合わなければすぐに解約できるというメリットが大きいため、広まり続けているビジネスモデルです。

また、企業にとっても毎月の収益が安定しますし、顧客と継続的に取引が続くため、サービス・プロダクトの改善に顧客の声を活かしやすいというメリットがあります。

一方で、サブスクリプションサービスでは、顧客に継続的に利用されなければ大きな収益を上げることはできません。

そのため、顧客との関係を良好に保ちLTVを最大化するため、顧客体験(CX, カスタマーエクスペリエンス)が重視されているのです。

「KiZUKAI」は、その顧客体験を管理し、収益につなげていくためのツールです。サブスクリプションビジネスにおいては欠かせない存在となっていく可能性があります。

創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI CX CXM KiZUKAI PDCA データ 株式会社 活用 管理 資金調達 顧客体験 顧客体験管理
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

アプリを入れるだけで個人スマホが法人携帯になるBYODサービス「Chatwork アプリフォン」がリリース
2022年5月19日、Chatwork株式会社は、「Chatwork アプリフォン」の提供を開始したことを発表しました。 「Chatwork アプリフォン」は、個人が所有するスマートフォンを法人携帯と…
音声感情解析AIの「Empath」が3.2億円調達!
平成30年7月31日、株式会社Empathは、総額3億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 人の声から感情を解析するAI「Empath」を開発しています。 引受先は、株式会社SXキャ…
セミパーソナルジム「FLATTE」運営の「ファノーヴァ」が資金調達
2021年11月25日、株式会社ファノーヴァは、資金調達を実施することを発表しました。 OMO型セミパーソナルジム「FLATTE(フラッテ)」を運営しています。 1回370円から通うことができる1対少…
「ユビ電」が法人・公的機関向けEV充電サービス「WeCharge for Business」と「WeCharge for Gov」を提供開始
2022年7月25日、ユビ電株式会社は、「WeCharge for Business」と「WeCharge for Gov」の提供を開始することを発表しました。 ユビ電は、電気自動車充電サービス「We…
自身のタスクに特化したAIエージェントを構築できるサービスを開発する「Emiria」が資金調達
2023年9月20日、株式会社Emiriaは、資金調達を実施したことを発表しました。 Emiriaは、独自の知識を持つチャットAIを簡単に構築できるサービス「Emiria」を開発しています。 ユーザー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集