令和6年度「強い農業づくり総合支援交付金(先駆的モデル支援タイプ)」1回目公募

subsidy

農林水産省は、令和6年度「強い農業づくり総合支援交付金(先駆的モデル支援タイプ)」の1回目公募について発表しました。

地域農業者の減少や天候不順の多発等を克服しながら国産品への需要を満たす生産・供給主体の確保が急務であるため、拠点となる事業者が連携する生産者の作業支援など様々な機能を発揮しつつ、安定的な生産・供給を実現しようとする先駆的モデルの育成が必要です。

このため、供給調整機能を有する拠点事業者を中心とした協働事業計画に参加する主体が実施する計画の目標達成に必要な取組を本事業により支援します。

応募者の資格

協働事業計画に位置付けられた拠点事業者であり、次の3つの機能を具備・強化する取り組みを行う者。

生産安定・効率化機能

農業者が減少傾向にある中で、安定的な取扱量を確保するための生産拠点地域・面積の拡大、農業用機械・施設の合理的配置・利用、分業・受託体制の構築、生産安定化・単収向上等のための技術の導入・定着、労働力の融通・省力化、農業生産を支援するサービスの活用等を行うことにより、連携者(拠点事業者が農業生産を行う場合にあっては、拠点事業者を含む)の生産を安定化・効率化する機能。

供給調整機能

気象的要因等による生産量や出荷時期の変動が大きくなる傾向にある中で、実需者に対する供給の安定性を向上させるための加工・貯蔵施設や生産量を予測・調整するためのシステムの運営等を行うことにより、その変動を吸収し、実需者への供給を調整する機能。

実需者ニーズ対応機能

消費者のニーズが高度化する中で、実需者が求める農産物の安全・衛生、環境配慮、扱いやすい荷姿・配送頻度等のニーズを把握し、それらを踏まえて、連携者である生産者・産地全体での生産工程管理の実践の促進、加工適正、農産物の規格・容器・輸送システムの統一・簡素化等を行うことにより、実需者のニーズに的確に対応する機能。

公募期間

2024年1月22日(月)~2024年2月5日(月)17:00


日本の農業は、人口減少や後継者不足に伴う人手不足、高齢化による生産性の低下、気候変動などといった複数の課題に直面しています。

さらに、海外情勢の変化によって海外からの輸入に頼っている食品については安定供給に課題が生じており、食料自給率の向上が求められています。

こうした中で、課題に対応し、安定的な生産・供給を実現するには、生産モデルを変革しなければなりません。

「協働事業計画」は、事業者と農業者・産地が協働し、それぞれの能力を発揮して安定供給や生産の安定化・効率化等に取り組む生産事業の形成を促進することを目的としています。

今回の「強い農業づくり総合支援交付金(先駆的モデル支援タイプ)」は、共同事業計画に位置づけられた拠点事業者が取り組む、安定的な生産・供給を実現する先駆的モデルの確立を支援するものです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 令和6年度 供給 協働事業計画 安定 強い農業づくり総合支援交付金 強い農業づくり総合支援交付金(先駆的モデル支援) 拠点 生産 生産者 農林水産省 農業 連携 需要
詳細はこちら

令和6年度強い農業づくり総合支援交付金(先駆的モデル支援タイプ)の1回目公募について

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳の大久保が解説!
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

令和6年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(民間企業等による再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業)新たな手法による再エネ導入・価格低減促進事業のうち再生可能エネルギー事業者支援事業費<ソーラーカーポート事業>」
令和6年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(民間企業等による再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業)新たな手法による再エネ導入・価格低減促進事業のうち再生可能エネルギー事業者支援事業費<ソーラー…
作物残渣を原料とした超吸水性ポリマーを手がける「EF Polymer」が5.5億円調達
2023年5月10日、EF Polymer株式会社は、総額5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 EF Polymerは、100%オーガニックの超吸水性ポリマーを開発・提供していま…
植物のゲノム編集プラットフォーム技術によりスピーディな種苗開発を実現する「グランドグリーン」が6.5億円調達
2024年6月21日、グランドグリーン株式会社は、総額約6億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 グランドグリーンは、環境負荷の低い種苗や迅速な種苗開発を実現するためのゲノム編集技術…
2024年度「木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業/木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の安定的・効率的な製造・輸送等システムの構築に向けた実証事業」公募
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構は、2024年度「木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業/木質バイオマス燃料(チップ、ペレット)の安定的・効率的な製造・…
日本最大・アジア最大級の農業・畜産展示会「農業WEEK(J-AGRI)」東京展事前登録受付中(10/9-11開催)
「農業WEEK」(通称:J-AGRI)のご案内です。 「農業WEEK」は、RX Japan株式会社が主催する、日本最大・アジア最大級の農業・畜産の展示会です。 5月にグランメッセ熊本、10月に幕張メッ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集