iPS細胞を用いた生殖補助医療関連製品を開発する「Dioseve」が10億円超調達

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資金調達

2026年6月12日、株式会社Dioseveは、10億円超の資金調達を発表しました。

Dioseveは、iPS細胞由来の卵巣支持細胞様細胞を用いて、未成熟卵子の体外成熟を支援する共培養型製品「ReproNest」とその関連技術の研究開発を行っています。

「ReproNest」は、体外受精の工程で卵子の成熟環境を支援することを目的とした共培養型の製品候補です。

現在、実用化に向けて、製造プロセス、品質評価、再現性に関する検証を進めています。


少子高齢化が進む日本では、出生数の減少が社会全体の持続性に大きな影響を与えており、生殖補助医療の重要性がこれまで以上に高まっています。晩婚化やライフスタイルの変化により妊娠年齢が上昇し、不妊に悩む人が増えていることから、生殖補助医療は個人の選択を支える医療であると同時に、社会的課題を解決する医療としても注目されています。

未成熟卵子の体外成熟は、排卵前の未成熟卵子を採取し、体外で成熟させてから受精させる生殖補助医療技術です。通常の体外受精では、排卵誘発のためにホルモン刺激を行いますが、未成熟卵子の体外成熟では刺激を最小限に抑えた状態で卵子を採取できます。通常の体外受精におけるホルモン刺激に伴う身体的負担や副作用を軽減できる可能性があるため、治療の選択肢を広げる技術として注目されています。

未成熟卵子の体外成熟は身体的負担の軽減や治療選択肢の拡大につながる一方で、効率面でいくつかの課題を抱えています。特に、成熟率、受精率、胚の発育状況などが従来の体外受精と比べて安定しにくい点が課題です。Dioseveはこの課題を解決するため、iPS細胞の分化誘導技術を用いた卵子体外成熟培養製品「ReproNest」の研究開発を進めています。

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