起業後にネット銀行で法人口座を開設するメリットとは?ネット銀行の特徴と口座開設の手順

創業手帳

ネット銀行の法人口座開設はインターネットで完了!スピード感を重視する人におすすめ

(2020/09/03更新)

「法人口座を開設するなら、店舗のある銀行の方が安心」と考える起業家も多いのではないでしょうか。
確かに、店舗のある銀行は知名度や安定感でネット銀行より勝っているかもしれません。しかし、ネット銀行には法人口座開設のスピード感や手数料の安さなど、ネット銀行ならではのメリットがあります。

急速なキャッシュレス化やフィンテックの活用化が進み、金融業界全体がインターネット化を推し進めている昨今。インターネットを使った金融取引がスタンダードとなっていく中で、ネット銀行での法人口座開設を検討する方も増えています。

来店店舗を持たず、すべての取引がインターネット上で行われるネット銀行。ネット銀行の概要や法人口座開設方法などを詳しく見ていきます。

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ネット銀行の概要

ネット銀行の概要と強み
ネット銀行とはインターネット専用銀行のことで、インターネットや電話などの通信端末を利用した取引を行います。営業上最低限必要な店舗を構えていますが、サービスの提供はインターネット上でのみ行います。

全国銀行協会の「よりよい銀行づくりのためのアンケート」によると、スマートフォン向けインターネットバンキングを週1回以上利用する人の割合は62.3%に上り、インターネットによる取引が浸透していることがわかります。
融資相談やコンサルティングなど、対面で行うの必要があるサービスについては、従来型の銀行の方が勝っているかもしれませんが、ネット銀行にはコスト面や利便性において強みがあります。

ネット銀行の特徴

インターネット専業の銀行(以下、ネット銀行)は、コストパフォーマンスの良さとスピーディな対応が特徴です。個人でネット銀行を利用する際も「手数料が低い」「預入金利が実店舗のある銀行よりも高い」といったメリットを感じている人も多いのではないでしょうか。
手数料が安く、手続きに時間やコストがかからないというのは、時間に追われている創業まもない起業家にとって大きなメリットです。

・コストパフォーマンスが高い
実店舗がないため、賃料や人件費のコストダウンが計れるため。

・スピーディーな対応
営業時間や店舗に赴く時間などにとらわれない。

法人の口座においても、法人向けサービスの利用料が実店舗のある従来型の銀行よりも安いことが多いです。また、手続きは原則としてインターネット上で完結するため、スピード感をもって法人口座開設が可能です。

ネット銀行で法人口座を開設する際のポイント

ネット銀行法人口座開設のフローと必要書類
ネット銀行の一番の魅力は店舗に行かなくても法人口座開設の手続きができることです。だからこそ必要書類を周到に準備し、最短時間で法人口座を開設したいものです。
ここではネット銀行の法人口座開設をする際のポイントを、流れと必要書類から見ていきます。

法人口座開設の流れ

ネット銀行の法人口座開設の流れは主に5つのステップで完了します。店舗が無いため、インターネットと郵送で法人口座開設が可能です。

ステップ1 法人口座開設申込フォーム入力
ステップ2 入力した情報が反映された「法人口座開設申込書」を印刷
ステップ3 法人口座開設申込書と必要書類を郵送
ステップ4 審査
ステップ5 ログインID、ログインパスワードが発行されて取引が開始

必要書類

ネット法人口座開設に必要な書類は、法人口座開設フォームを入力して印刷をする「法人口座開設申込書」は共通です。店舗がある銀行とは異なり、会社の実態が分かるものや事業内容が具体的に確認できる書類などが必要です。対面することなく法人口座を開設できる反面、提出する書類が多いので漏れのないように注意しましょう。

書類1 印刷した法人口座開設申込書
書類2 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)
書類3 印鑑証明書
書類4 法人番号の確認書類
書類5 取引責任者本人確認書類
書類6 会社の実態が分かるもの
書類7 事業内容が具体的に確認できる書類

3つのネット銀行が提供するサービスをご紹介

起業家にメリットの多いネット銀行での法人口座開設
ネット銀行の概要や特徴、利用者のメリットについて触れてきましたが、ここでは実際のそれぞれのネット銀行の特徴を見ていきます。 

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行HP
GMOあおぞらネット銀行はあおぞら銀行グループに属する、2018年7月に誕生したインターネット専業銀行です。
GMOあおぞらネット銀行では、法人口座開設の初期費用や法人口座維持手数料・月額利用料無料で使用できる他、手数料を支払うと振込手数料が一律180円(税込)になる「GMOあおぞらプライム」サービスがあります。

1件あたり振込手数料

サービス名 GMOあおぞらネット銀行宛 他行宛
通常 無料 3万円未満 166円 (税込)
無料 3万円以上 261円 (税込)
GMOあおぞらプライム 無料 一律180円(税込)

また、代表口座1つにつき20口座まで追加で開設したり、最大100名までユーザーを追加したりすることができるサービスもあります。
審査の目安は一週間程度です。また、審査通過後、カードが自宅にとどくまでに10日ほどかかります。

ジャパンネット銀行

ジャパンネット銀行HP
ジャパンネット銀行は2000年9月19日、さくら銀行・住友銀行・富士通・日本生命・東京電力・三井物産・NTTドコモ、NTT東日本の出資により、「日本初のインターネット専業銀行」として誕生しました。
法人口座開設の初期費用や法人口座維持手数料・月額利用料は無料です。

1件あたり振込手数料

ジャパンネット銀行宛 他行宛
55円(税込) 3万円未満 176円(税込)
3万円以上 275円(税込)

ただし、前月の預金平均残高(円普通預金、円定期預金)が3,000万円以上の場合は、月5回まで振込手数料が無料になります。
審査を通過すると、書類到着後一週間から10日間程度でキャッシュカードや本人確認に使用するカードが届きます。

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行HP
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスがそれぞれ50%ずつ出資しているインターネット専業の銀行です。
法人口座開設の初期費用や法人口座維持手数料・月額利用料は無料です。

1件あたり振込手数料 

住信SBIネット銀行宛 他行宛
50円(税込) 3万円未満 160円(税込)
3万円以上 250円(税込)

法人向けに「振込優遇プログラム」があり、条件によっては振込手数料が最大月20回無料になります。
審査の目安は一週間程度です。また、審査通過後、カードが自宅にとどくまでに10日ほどかかります。

ネット銀行のメリットを知って事業に役立てよう

預金残高などの数字ではまだ存在感の小さいネット銀行ですが、高い利便性やコスト面での優遇、スピーディーな融資など、起業家にとって大きなメリットがあります。

法人口座は複数持つことが可能なので、店舗のある銀行とネット銀行をうまく使い分けるのも一つの方法です。
起業家として、メリットとデメリットをよく見極めて法人口座の開設先を考えていきましょう。

創業手帳冊子版には、創業期だけでなく、事業のステップアップにあわせて役立つ経営ノウハウがまとめられています。無料で提供していますのでそちらも併せてご覧ください。

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(編集:創業手帳編集部)

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