「会計データ」で小口の融資をカンタン・スピーディーに受けられる?話題の資金調達方法「アルトア オンライン融資サービス」とは

AIによる、新しい融資・資金調達方法を解説します!

(2019/04/24更新)

起業して事業をまわし始めると、事業拡大や資金繰りのため、小口の融資を「なるべく早く」受けたいタイミングがやってきます。
しかし、金融機関との取引や事業実績の少ない起業初期。「返せる」という信用を見せるために膨大な手続きが必要だったり、そもそも融資を受けられなかったりで、「必要な時に借りるすべがほとんどない」というのが実情だと思います

そんな中、今話題の「AI」と「会計データ」を掛け合わせ、これまでの融資とは異なる方法で信用力を判断、煩雑な手間を省き、本当に必要なタイミングで融資を受けられる仕組みが整いつつあります。「オンラインレンディング」という融資方法です。

今回は、経営者なら知っておきたい一方、初耳の方が多いであろう「オンラインレンディング」について解説します!

そもそもなぜ、起業初期は融資に手間と時間がかかるのか?

本題の前に、なぜ起業初期は融資実行までに手間と時間がかかる(または受けられない)ケースが多いのか。それは既にご存知の方も多いと思いますが、融資は投資と違い、「ちゃんと返してくれるか?」という確実性を重要視するためです。

確実性を判断する場合、金融機関が活用しやすいのは「過去の返済実績」や「事業実績」などです。ところがこれがないとなると、貸す側としてはそれに代わる「信用の根拠」が別途必要になりますし、不十分であれば融資はできない、ということになります。

つまり、これまでの融資は限られた、かつ起業初期には揃えにくい材料で信用を判断せざるを得なく、そのために時間や手間がかかったり、融資を実行できなかったり、という面があります。
金融機関としては融資したくないのではなく「融資したいけど慎重にならざるを得ない」というのが本当のところだと思います。

「オンラインレンディング」とは何か?


一方、オンラインレンディングは信用の根拠として「日々蓄積されていくデータ」を活用します。
法人であれば会計ソフトの記帳データなどです。

これがなぜ根拠たりうるかというと、これらを収集・分析することで、会社のその時々の経営状況をリアルに把握できるからです。
例えば

「〇月〇日に△万円の入金があって、翌日△万円の出金があった。・・・総評すると、この会社の今の経営状況はこうだから、このくらいの利率で〇万円なら貸しても大丈夫だろう※」

ということを、膨大なデータをもとにAIが判断してくれるのです。
前述の通り、金融機関などこれまでの融資では限られた、かつ起業初期には揃えにくい材料で信用を判断せざるを得ませんでした。

それがAIの発達などにより、日々蓄積されるありふれた材料で、信用をより詳細に判断できるようになった。それゆえに、これまで融資をためらっていた、または本当に必要なタイミングで融資を受けられなかった方にとって、融資の選択肢が広がってきた。

それがオンラインレンディングをめぐる状況です。

※あえて日本語にしてみました。AIが本当にこういう思考をしている訳ではありません。

どのような時に使えるのか

ここからは具体例として、事業者向けのオンラインレンディングサービス「アルトア オンライン融資サービス」を引き合いに出しながら、オンラインレンディングの活用法と注意点について解説していきます。

そもそもアルトア オンライン融資サービスって?


会計ソフト「弥生会計」や「やよいの青色申告」の記帳データを基に、無担保・無保証で最大300万円までの小口融資を提供してくれるサービスです。
弥生株式会社の子会社、アルトア株式会社が運営しています。

オンラインレンディングの仕組みにより、最短で翌日融資、融資承認率は平均60%という水準を実現しているそう。
日々つけている記帳データさえあれば、決算書等も不要で、オンライン上で手続き・審査・融資まで完結するという利便性も特長です。

オンラインレンディング:「攻め」の活用法

ここからはオンラインレンディングの活用法について。

「商品の売れ行きが好調だが在庫がない、今すぐ仕入れたい!」「事業基盤は整った。あとは広告を大きく打って集客するのみ!」

こういった「攻め」の局面において、オンラインレンディングは威力を発揮します。
資金が欲しい、まさにその時に融資を申し込めるため、事業拡大の手助けになってくれることでしょう。

オンラインレンディング:「守り」の活用法

一方、会社の「守り」にも活用できます。
例えば閑散期や売掛金が多いときなどの「資金繰り対策」や、納税資金、突然壊れた設備の修繕費といった「急な出費の捻出」など。

簡単・スピーディーに融資が完結する機動性を生かして、会社の足元を固めることができます。

コラム:株式会社ATZ北門さまの場合

ここでは、アルトアのサービスを利用する事業者の例をご紹介。
2014年6月に登記し、飲食店「かき小屋フィーバー」をはじめ複数事業を展開する北門さまは、金融機関とアルトアの融資を状況に合わせて使い分けているそうです。

例えば、立ち上げ時の内装費など大きな資金は公庫融資、納税や年末ボーナスの支払いなどで、小口の現金が欲しい時にはアルトアの融資、といった具合に。

北門さま:

「会社を経営していると、どうしても「ここで現金が必要」という局面は避けられないものです。 よほど余裕があるところではない限り、常に資金繰りとの戦いで、特に我が社のような店舗経営では、 手持ちが少ないと万が一のときには倒れるしかなくなりますし、思い切った冒険もできません。 ですからお金を「借りて返す」のは、当然やっていかなければいけないこと。融資先によって使い勝手も違うので、使い分けていけるといいのではないでしょうか。」

オンラインレンディングの注意点

オンラインレンディング全般に言えることとして、「まとまった量の特定のデータ」が必要になります
例えばアルトアの場合、現在のところ 

<法人の場合>
・「弥生会計」に1期(12か月)以上の仕訳データが登録されていること
・お申込み月の3か月前の月末までの仕訳データが登録されていること

<個人事業主の場合>
・「弥生会計」または「やよいの青色申告」に1期(12か月)以上の仕訳データが登録されていること
・お申込時の前年末で繰越処理された、申告時の会計データであること

が求められます※。
融資自体はスピーディーな反面、それを使うためには一定期間の会計データの蓄積がいることを覚えておきましょう。

なお「アルトア オンライン融資サービス」の詳しい利用方法を確認したい方は、こちらをご覧ください。

>>アルトア株式会社HP

※そのほか対象者条件として「法人または65万円の青色特別控除を受けている個人事業主である」必要があります。

まずはデータを溜めるところから始めよう


オンラインレンディングは日々の経営において大変便利な資金調達方法ですが、まったく何もない状態から「すぐに使える」ものではありません
特に起業直前・直後の方は、会計ソフトを導入するなどで、早め早めにデータを溜めていくことをお勧めします。

本当に融資が必要な時に選択肢を狭めてしまわないよう、まずは今できることから始めていきましょう!

なお、アルトアは現在デスクトップ版「弥生会計」または「やよいの青色申告」のみ対応ですが、今後クラウド版にも順次対応予定とのこと。

クラウド版「弥生会計 オンライン」では、「1年以内に会社設立される、または設立後3年以内の方」であれば、利用料が最大14ヶ月無料になるキャンペーンを実施中ですので、導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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(創業手帳編集部)
(監修:アルトア株式会社

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