注目のスタートアップ

心臓リハビリ治療用アプリなどを開発する「CaTe」が1億円調達

company

2022年3月10日、株式会社CaTeは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、Coral Capitalです。

CaTeは、外来心臓リハビリを自宅で行うことができる心臓リハビリ治療用アプリを開発しています。

運動療法、日々のバイタルデータの共有、生活食事管理、AIによる通知・チャットによる行動変容を促す機能により、包括的心臓リハビリテーションを実現するアプリです。

今回の資金は、システム開発と臨床研究の推進に充当される予定です。

日本では心疾患はがんに次いで死亡率の高い病気です。高齢化に伴って患者も増加しており、心疾患を再発・悪化させないための心臓リハビリテーションの重要性・必要性が高まっています。

心臓リハビリでは、運動や食事などの生活習慣の見直しが行われます。しかし、自宅で行う心臓リハビリでは、運動の程度・やり方がわからない、栄養管理が難しいといった理由から、実施されない、もしくは脱落してしまうということが課題となっています。

そのため適切な心臓リハビリの実施には通院が伴い、患者に経済的・時間的な負担がかかってしまうこととなっています。

もし自宅での心臓リハビリが適切に実施できるようになれば、再発・悪化を抑えることができるほか、患者の経済的な負担も抑えることが可能となります。

CaTeは、この自宅での適切な心臓リハビリを実現する、心臓リハビリ治療用アプリを開発しています。運動療法・行動変容を促す仕組みは心臓リハビリ以外にも、生活習慣病の予防といったことへの応用も考えられるため、遠隔指導・医療として大きな可能性を秘めています。

社会課題を解決するビジネスには投資家の注目も集まっています。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ CaTe アプリ リハビリ リハビリテーション 心疾患 心臓 株式会社 治療アプリ 治療用アプリ 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

血管を可視化できる光超音波3Dイメージング装置を開発・販売する「Luxonus」が2.3億円調達
2023年7月31日、株式会社Luxonusは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Luxonusは、無被曝かつ造影剤を用いることなく血管を可視化する独自の光超音波3Dイメ…
宇宙ビジネスに特化した伴走型支援事業展開の「sorano me」が1,000万円調達
2021年5月27日、株式会社sorano meは、1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 宇宙ビジネスメディア「宙畑-sorabatake-」や宇宙広報団体「TELSTAR」など、宇…
営業マネジメント・システム「SENRI」提供の「アフリカインキュベーター」が2億円調達
2019年10月28日、株式会社アフリカインキュべーターは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 アフリカ現地の製造・流通系企業向けの営業マネジメント・システム「SENRI」を提供してい…
電動アシスト自転車のサブスクリプションサービス「NORUDE」を展開する「サイクループ」が3億円調達
2022年9月30日、サイクループ株式会社は、総額3億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 サイクループは、電動アシスト自転車のサブスクリプションサービス「NORUDE(ノルーデ)」を展開して…
自由診療クリニック向けオールインワンSaaS「medicalforce」を提供する「メディカルフォース」が15億円調達
2024年2月7日、株式会社メディカルフォースは、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メディカルフォースは、自由診療クリニック向けオールインワンSaaS「medicalforce」を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集