CO2モニターやIoT開発クラウド提供などの「cynaps」がきのこ栽培遠隔管理システム「Mushview」をリリース

tips

2021年7月6日、cynaps株式会社は、「Mushview」を開発し、顧客農家に納入し稼働開始済みであることを発表しました。

「Mushview」は、きのこ栽培施設向けの遠隔管理システムです。

きのこを栽培しているハウス内の環境(温度・湿度・大気中成分・明るさ・換気状況・排水状況など)を常時モニタリングすることができます。

複数ハウスの状況を遠隔で一元管理できるほか、主要な設備の稼働も制御することができます。

センサーの選定・配置の最適化や、データ処理とUI/UX制作にcynapsの他プロダクトを転用することにより、低コスト化を実現しています。

今後「Mushview」を全国のきのこ栽培事業者向けに販売を強化していくほか、「Mushview」の技術・ノウハウをきのこ以外の農作物に展開するため研究開発を推進していく予定です。

cynapsはほかに、二酸化炭素濃度計「hazaview」や、CO2センサー「CO2みるみる」、IoT開発クラウド「Limzero(リムゼロ)」を展開しています。

従来、農業にIoTを導入できるのはそれなりの設備投資ができる中・大規模農家だけでした。

しかし、センシング技術の進展による測定対象・範囲の広がりや、センサーの小型化・低価格化・低消費電力化などの実現により、小規模な事業者でもIoTを導入できるようになってきました。

日本の農業は長期にわたって衰退傾向にあります。

そのためひとつの農家あたりの生産性・収益性の向上が必要です。

IoTやテクノロジーを活用したスマート農業は生産性・収益性の課題を解決するものであるため、今後もさらに市場が拡大していくことでしょう。

IoTは農業だけでなく、様々な領域で活用され、人手不足の改善や生産性・収益性の向上に役立っています。。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

カテゴリ トレンド
関連タグ CO2 IoT アグリテック クラウド システム スマート農業 センサー モニタリング 一元管理 株式会社 栽培 管理 農家 遠隔 開発
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

衣服・ライフスタイル生産プラットフォーム「sitateru CLOUD」を提供する「シタテル」が資金調達
2022年8月9日、シタテル株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、北國フィナンシャルホールディングスの子会社である株式会社QRインベストメントと、三谷産業株式会社の子会社である…
おやつのサブスクリプションサービス「snaq.me」を提供する「スナックミー」が5.5億円調達
2023年3月1日、株式会社スナックミーは、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スナックミーは、おやつのサブスクリプションサービス「snaq.me」や、植物性プロテインバ…
デジタル技術を駆使した次世代の建築を開拓する建築系スタートアップ「VUILD」が2.3億円調達
2025年9月10日、VUILD株式会社は、総額約2億3000万円の資金調達を発表しました。 VUILDは、自社工場に導入されたデジタルファブリケーション技術を駆使し、建築の設計から部品製作まで一貫し…
子どものための運動教室「LUMO」や就労支援事業「LUMO+」を手がける「Gotoschool」が4,000万円調達
2023年11月17日、株式会社Gotoschoolは、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Gotoschoolは、子どものための運動教室「LUMO」や、就労支援事業「LUMO+」…
契約業務・管理クラウドサービスを提供する「Hubble」が8億円調達
2025年7月9日、株式会社Hubbleは、総額8億円の資金調達を発表しました。 Hubbleは、契約業務・管理クラウドサービス「Hubble(ハブル)」や、AIが契約データベースを構築するクラウドサ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集