創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年11月14日医療・福祉を支えるモビリティインフラの社会実装を目指す「mairu tech」が3,300万円調達

2023年11月13日、株式会社mairu techは、総額3,300万円以上の資金調達を実施したことを発表しました。
mairu techは、予約したい民間救急・福祉タクシーがすぐに見つかるWebシステム「mairu(マイル)」を開発しています。
医療機関・福祉施設・介助者などの利用者と、民間救急や福祉タクシーなどを展開する事業者をスムーズにつなげることを目指しています。
実証実験などを経て、神戸市の協力のもと、医療機関・福祉施設で試験的にサービスの提供を行っています。
今回の資金は、プロダクトのさらなる開発・社会実装の推進に充当します。
日本の救急搬送のほとんどは自治体の消防によって提供されています。
近年の課題として、救急利用者と平均搬送時間の増加が挙げられます。一方で救急医療機関数や救急車台数はあまり伸びておらず、救急の負担が増加しています。これによって救急搬送時に出動可能な救急車が確保できないといったケースが生じています。
民間救急は、緊急性の低い患者を搬送するサービスです。コロナ禍では救急搬送のリソースが逼迫し、中等症や軽症の患者については民間救急が担うことで、消防の負担軽減に貢献しました。
コロナ禍を経て民間救急の力が注目されていますが、民間救急はまだきっちりとした定義がなく、また予約についても全国統一の電話番号がなく、自身で予約し民間救急による搬送を依頼することが難しいという課題を抱えています。
また、介護の領域でも介助が必要な方のための輸送サービスとして福祉タクシーというサービスが提供されています。
福祉タクシーは、利用者に負担がかからないよう、車いすに乗ったままでも乗車可能なタクシーです。高齢者が増加する時代においてさらに福祉タクシーが重要となっていくと考えられています。
一方で福祉タクシーの利用においても事前の予約が必要であり、自身の目的に合った事業者を探す必要があります。
mairu techは、こうした民間救急や福祉タクシーの事業者と利用者をスムーズにつなげることで、よりサービスを利用しやすい世界の実現を目指しています。
事業の拡大には資金調達や、シナジーの見込める企業との連携が重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、創業期の資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | BtoB mairu mairu tech Webシステム インフラ マイル モビリティ 介助者 医療 医療機関 救急 株式会社 民間救急 福祉 福祉タクシー 福祉施設 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年8月8日、株式会社AoyamaLabは、株式会社チェントロ・カミーノと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 AoyamaLabは、会員制福利厚生ショッピングサイト「SECRET M…
2023年9月14日、株式会社ボルテックスは、リノべる株式会社に出資したことを発表しました。 リノべるは、中古マンション探しとリノベーションのワンストップサービス「リノベる。」や、法⼈向けにCRE戦略…
2023年4月11日、株式会社r3ktは、資金調達を実施したことを発表しました。 r3ktは、Generative AIを活用しテキストを入力することで動画が生成されるモバイルアプリを開発しています。…
2019年12月9日、株式会社Bonyu.labは、1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ピジョン株式会社です。 Bonyu.labは、世界初の母乳分析サービス「BON…
2021年9月24日、株式会社カタグルマは、資金調達を実施したことを発表しました。 保育業界向けのタレントマネジメントツール「KatagrMa(カタグルマ)」を提供しています。 保育施設の施設・人材マ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…