注目のスタートアップ

人がより自由に生きられるバーチャル世界の創造を目指す「Polyscape」が7,000万円調達

company

2022年3月28日、株式会社Polyscapeは、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Polyscapeは、バーチャル上に人が住める場所、誰もが価値創造・価値交換のできる経済圏を創ることで、人がより自由に生きていける社会の実現を目指しています。

今回の資金は、メタバースの開発ができるチームビルディング、ゲームコンテンツのファーストタイトルのリリースに充当されます。

2021年10月28日、Facebookはメタバース事業に注力していく姿勢を示し、社名をMeta(メタ)に変更しました。これによりメタバースは急速に注目を集めることになり、様々なプレイヤーの参入が相次いでいます。

メタバースはネット上に構築されたデジタル空間であると解されています。将来的には現実空間を完全に代替もしくは拡張する仮想空間を構築し、身体的な制限を取り払うことで人間の活動を自由にすることを目的としています。

Polyscapeは、「ずっと居たいと思える」・「尽きない」・「生計を立てられる」という3つの条件を満たしたバーチャルな空間の創造を目指しています。この3つの条件を満たしたものが、本当の意味で住める世界であると考えています。

ゲーム領域では、2003年に正式リリースされた『Second Life』がメタバースのさきがけとして考えられています。『Second Life』内では、アバター、景観、建物、ファッションなど多種多様なものをユーザー自身が制作・販売することが可能で、自由度が高く、独自の経済圏が構築されていることが特徴的です。

また、近年ではオンラインバトルロワイヤルゲーム『Fortnite(フォートナイト)』が、同作の3D空間上で音楽ライブの開催やショートフィルムの上演などを行ったことで、メタバースとしての可能性を提示しています。

ゲームは人びとを熱中させるものがあり、その世界にずっと居たいと思うことができます。Polyscapeは、まずゲームコンテンツの開発と運営から開始し、将来的なメタバースの開発と社会実装を目指していくようです。

新たなビジネスの創出には資金が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Polyscape ゲーム バーチャル メタバース 株式会社 空間 経済圏 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

都内で次世代型シェアリングIoT農園を展開する「プランティオ」が1.3億円調達
2022年3月22日、プランティオ株式会社は、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ベランダ、ビルの屋上、マンションの屋内などあらゆる場所での野菜栽培を可能にする次世代型アグ…
料理人のレシピ・技などを配信する動画メディア「味道 -MIDO-」を運営する「Chef’s Link」が資金調達
2025年6月5日、Chef's Link株式会社は、資金調達を発表しました。 Chef's Linkは、動画メディア「味道 -MIDO-」の運営や、企業向けタイアップ事業、地域活性化事業を展開してい…
過熱水蒸気技術を用いた食品乾燥装置「過熱蒸煎機」を開発・販売する「ASTRA FOOD PLAN」が資金調達
2022年5月31日、ASTRA FOOD PLAN株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ASTRA FOOD PLANは、過熱水蒸気技術を用いた食品乾燥装置「過熱蒸煎機」を開発・販売し…
「ドクターメイト」が「コールドクター」と業務連携 「夜間オンコール代行」サービスから夜間往診が可能に
2022年7月7日、ドクターメイト株式会社は、株式会社コールドクターと、業務連携を開始したことを発表しました。 ドクターメイトは、オンラインでの医療相談サービスと夜間オンコール代行サービスを組み合わせ…
乱気流・風予測ソリューションを提供する「BlueWX」が1.2億円調達
2025年1月27日、BlueWX株式会社は、総額1億2000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 BlueWXは、深層学習による乱気流・風予測ソリューションを提供しています。 航空業界の安全…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集