注目のスタートアップ

在宅専用の血液透析装置を開発する「フィジオロガス・テクノロジーズ」が資金調達

company

2026年1月6日、フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社は、資金調達を発表しました。

フィジオロガス・テクノロジーズは、小型で安全な在宅専用の血液透析装置を開発しています。

今回調達した資金は、在宅血液透析装置と消耗品の設計・開発・試作・非臨床試験(電気的安全性試験、電磁両立性試験、生物学的安全性試験など)に活用します。


人工透析は、腎不全によって腎臓の機能が低下した患者に対して行われる医療行為です。老廃物の除去や電解質の調整、水分量の維持を行うことで、体内環境を適切に保ちます。

日本透析医学会の発表によると、2023年末時点の透析患者数は約34.3万人に達しています。透析医療は週3回・1回4時間の治療が標準であり、看護師や臨床工学技士の継続的な配置が必須となるため、医療機関にとって大きな負担を伴います。また、通院して透析を受ける患者にとっても長時間の拘束が避けられず、QOLを低下させる要因となっています。

こうした課題を解決する手段として注目されているのが在宅での透析治療です。在宅透析は通院の必要がなくなるだけでなく、より頻回の治療が可能になるため、予後の改善が期待できるという利点があります。しかし日本では在宅向けに開発された透析装置が存在せず、在宅治療を実現するには業務用機器を導入するしかない状況が続いており、普及が進まないという問題があります。

この課題に対応するため、フィジオロガス・テクノロジーズは北里大学の研究成果を基盤として、小型で安全性の高い在宅専用の血液透析装置の開発に取り組んでいます。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ フィジオロガス・テクノロジーズ 医療機器
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

医師向け臨床支援アプリを提供する「HOKUTO」が9億円調達
2024年3月5日、株式会社HOKUTOは、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HOKUTOは、医師向け臨床支援アプリ「HOKUTO」を開発・提供しています。 メディアとツールを融合さ…
手術支援ロボットを開発する「F.MED」が資金調達
2022年10月18日、F.MED株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、大分銀行の関連会社である大分ベンチャーキャピタル株式会社が運営する「大分VCサクセスファンド6号投資事業…
超音波認知症治療機器「LIPUS-Brain」を開発する「サウンドウェーブイノベーション」が3.5億円調達
2023年4月3日、サウンドウェーブイノベーション株式会社は、総額約3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 サウンドウェーブイノベーションは、創業者・取締役会長で東北大学名誉教授の…
「Holoeyes」の医療用画像表示サービス「Holoeyes MD」などが「IT導入補助金2020」の補助金対象ITツールに認定
Holoeyes株式会社は、提供する3つのサービスが、経済産業省が推進する「IT導入補助金2020」における補助金対象ITツール 特別枠(C類型)に認定されたことを発表しました。 認定されたサービスは…
植え込み型ニューロモジュレーションを開発する医療機器ベンチャー「INOPASE」が資金調達を実施
2023年2月28日、株式会社INOPASEは、資金調達を実施したことを発表しました。 INOPASEは、植え込み型ニューロモジュレーションを開発する、東京大学ジャパンバイオデザイン発の医療機器ベンチ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集