創業手帳が選ぶ起業経営ニュース 2019年8月29日 解説入り 創業手帳編集部 【8月29日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ 8月29日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。 ペイペイとドコモ 不正利用時の保証明記 PayPayとNTTドコモがスマホ決済サービスの利用規約に、第三者による不正利用時の被害額を補償する規定を明記しました。PayPayはこれまで個別に対応していた不正利用のトラブルについて、被害金額を一律で補償するほか、加盟店への売上金も肩代わりすることを明示しました。 セブンペイの不正利用問題で、大手各社による補償の対応が進んでいます。スマホ決済サービスが乱立し、不正利用で生じる問題が衆知された今、参入・利用する企業の保障対応は今後必須となりそうです。 老朽システムを使い続ける企業 刷新の壁 日経新聞が、国内工場や企業の財務・販売管理などで、旧式のパソコンやシステムを使っている企業が多く、経営加速の足かせになっている実態について報じました。 工場では、企業の規模に関係なく古いパソコンを修理しながらだましだまし使っているケースが多いようです。生産設備は導入から10年単位で使う場合が多く、システムの刷新には数千万円規模のコストがかかるからです。これが、IOTなど最新の技術への導入を阻む一因となっています。財務・販売などの基盤業務システムでも同じことが起きていて、経産省は老朽したシステムを放置していることで起きる損失が、25年で最大12兆円にものぼるという試算を出しています。 創業手帳編集部として、このニュースで気になるポイントは、事業承継についてです。事業承継の代を迎えた企業の増加が社会課題となっていますが、老朽システムのままの企業が多いということは、事業を受け継ぐ側が、古いシステムごと事業を引き継ぐ可能性も高いとも言えます。 特に工場や古い機関業務システムを持つ会社の承継に携わる場合は、システムの刷新への対応やコストなども、事前に考えるべき重要なポイントとなりそうですね。 読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。 カテゴリ イベント 関連タグ サービス スマホ ニュース まとめ 事業承継 売上 日経新聞 決済 管理 起業家 この記事を読んだ方が興味をもっている記事 企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介 法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説! 事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説! 合同会社とは?株式会社との違い、メリット・デメリットをわかりやすく比較 クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた 合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説! 創業関連の最新情報を毎日お届け! イベントの創業手帳ニュース 【2/5開催】「農林水産・食品分野オープンイノベーション・チャレンジピッチ」 (2025/1/14) 【中小機構関東本部】「事業承継支援者会議」動画視聴受け付け開始 (2024/12/18) 「第24回JVA」受賞候補者が発表 12月11日に表彰式を開催 (2024/12/4) 日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞! 注目のニュース 大久保の視点 解説入り (2024/12/4) 【2025年1月30日-31日開催】ソーシャルグッドな逸品が集う展示商談会「ヒットをねらえ!2025」来場者登録受付中 (2024/12/2) 【国土交通省】「改正建設業法」に関する説明会を全国5都市で開催 (2024/11/26) 【関東農政局】「畑地かんがい地区と法人・企業のマッチング」を開催 (2024/11/20) 「グッドキャリア企業アワード2024」受賞企業が公表 (2024/11/14) 「第24回 Japan Venture Awards」オンライン視聴受付が開始 (2024/11/13) 【11/21開催】起業経験者/起業関心層向けイベント『いま成長企業が求める「起業経験人材」たち。』 (2024/11/8) キャンペーン 女性対象 有望企業 トレンド 便利なサービス イベント 制度改正 公募 関連するタグのニュース マルチ決済プラットフォーム「elepay」開発の「ELESTYLE」が8,460万円調達 2019年7月30日、ELESTYLE株式会社は、総額8,460万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シンプルなコード記述だけで国内外で主要なモバイル決済サービスが利用できるプラットフォーム「… 一体型ホテルDXシステム「WASIMIL」を提供する「AZOO」が資金調達 2023年7月6日、株式会社AZOOは、資金調達を実施したことを発表しました。 AZOOは、一体型ホテルDXシステム「WASIMIL」を開発・提供しています。 直販予約エンジン、宿泊管理(PMS)、在… 「アツラエ」によるApple Watchを活用した法人向けウェルネスサポートサービス「Wellness Aile」 8/1から提供開始 2022年7月7日、株式会社アツラエは、「Wellness Aile(ウェルネス エール)」を2022年8月1日(月)から提供開始することを発表しました。 「Wellness Aile」は、Apple… 口コミのDXサービス「口コミコム」など運営の「mov」が3.3億円調達 2021年7月16日、株式会社movは、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 口コミの一括管理を実現する「口コミコム」や、インバウンド業界のニュースメディア「訪日ラボ」を運営… 「コナミスポーツクラブ」に予約・決済システム「hacomono」が導入 2021年5月19日、株式会社hacomonoは、コナミスポーツ株式会社に、「hacomono」を2021年4月から導入したことを発表しました。 「hacomono」は、リアル店舗における予約・決済や… 大久保の視点 日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞! 日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし… (2024/12/4) 国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート! パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav… (2024/10/9) 「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表) 2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan… (2024/10/9) 創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら 注目のニュース 日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞! 国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート! 「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表) 最新の創業手帳ニュース 【2/3締切】「医薬品安定供給支援補助金(医薬品安定供給体制緊急整備事業)」3次公募 (2025/1/16) 【2/17締切】令和7年度「エネルギー構造高度化・転換理解促進事業」 (2025/1/15) 店舗向け集客一元化プラットフォーム「口コミコム」などを運営する「mov」が資金調達 (2025/1/15) 金属基複合材を開発する「アドバンスコンポジット」が資金調達 (2025/1/15) クリエイターとの連携を軸に多彩なエンターテインメント事業を展開する「灯白社」が資金調達 (2025/1/15) 2025年1月13日 青果物(野菜・果実)の卸売価格速報値 (2025/1/15) 宇宙に熱を逃がしてゼロエネルギーの冷却を実現する放射冷却素材を開発・販売する「SPACECOOL」が9億円調達 (2025/1/14) 脊椎インプラントを開発する「スパインクロニクルジャパン」が1.35億円調達 (2025/1/14) ビデオゲームを活用したオンライン英語コミュニケーションレッスン「eスポーツ英会話」などを手がける「ゲシピ」が資金調達 (2025/1/14) 【3/26締切】「事業再構築補助金」第13回公募 (2025/1/14) 記事についてのお問い合わせはこちら 創業時に役立つサービス特集 起業の勝敗を左右する。創業直後に実施すべきマーケティングとは? おすすめの在庫管理システムやメリットをご紹介!エクセルで在庫管理するデメリットも 飲食店がモバイルオーダーを導入する効果・メリット・デメリットは?おすすめもご紹介 税理士の開業準備まとめ!開業に失敗して後悔しないためのポイントは? 人材確保等支援助成金(テレワークコース)とは?補助金の活用事例を紹介 ソニー生命は、会社と経営者個人の両面を考慮したコンサルティングを実施 注目インタビュー記事 ウミガメ 松下勇介|歯科医院のマーケティングや経営を支援!患者と技術力の高い名医の出逢いを最適化する Okage 内田善久|金融業から事業家へ!飲食DXの広がる可能性とは REMARE 間瀬雅介|世界的に問題になっている海洋ゴミの再利用に挑む。 えと菜園 小島 希世子|「農業×ホームレス」の可能性とは? 「リモートは印象が9割!」プロの講師が教えるリモートワークで使える会議のコツ 日本医療支援研究所 松岡 達也|起業を経て、負債数十億円の事業を承継し、V字回復! 波乱万丈な経営ストーリー
創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2019年8月29日 解説入り【8月29日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ
8月29日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。
ペイペイとドコモ 不正利用時の保証明記
PayPayとNTTドコモがスマホ決済サービスの利用規約に、第三者による不正利用時の被害額を補償する規定を明記しました。PayPayはこれまで個別に対応していた不正利用のトラブルについて、被害金額を一律で補償するほか、加盟店への売上金も肩代わりすることを明示しました。
セブンペイの不正利用問題で、大手各社による補償の対応が進んでいます。スマホ決済サービスが乱立し、不正利用で生じる問題が衆知された今、参入・利用する企業の保障対応は今後必須となりそうです。
老朽システムを使い続ける企業 刷新の壁
日経新聞が、国内工場や企業の財務・販売管理などで、旧式のパソコンやシステムを使っている企業が多く、経営加速の足かせになっている実態について報じました。
工場では、企業の規模に関係なく古いパソコンを修理しながらだましだまし使っているケースが多いようです。生産設備は導入から10年単位で使う場合が多く、システムの刷新には数千万円規模のコストがかかるからです。これが、IOTなど最新の技術への導入を阻む一因となっています。財務・販売などの基盤業務システムでも同じことが起きていて、経産省は老朽したシステムを放置していることで起きる損失が、25年で最大12兆円にものぼるという試算を出しています。
創業手帳編集部として、このニュースで気になるポイントは、事業承継についてです。事業承継の代を迎えた企業の増加が社会課題となっていますが、老朽システムのままの企業が多いということは、事業を受け継ぐ側が、古いシステムごと事業を引き継ぐ可能性も高いとも言えます。
特に工場や古い機関業務システムを持つ会社の承継に携わる場合は、システムの刷新への対応やコストなども、事前に考えるべき重要なポイントとなりそうですね。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。イベントの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2019年7月30日、ELESTYLE株式会社は、総額8,460万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シンプルなコード記述だけで国内外で主要なモバイル決済サービスが利用できるプラットフォーム「…
2023年7月6日、株式会社AZOOは、資金調達を実施したことを発表しました。 AZOOは、一体型ホテルDXシステム「WASIMIL」を開発・提供しています。 直販予約エンジン、宿泊管理(PMS)、在…
2022年7月7日、株式会社アツラエは、「Wellness Aile(ウェルネス エール)」を2022年8月1日(月)から提供開始することを発表しました。 「Wellness Aile」は、Apple…
2021年7月16日、株式会社movは、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 口コミの一括管理を実現する「口コミコム」や、インバウンド業界のニュースメディア「訪日ラボ」を運営…
2021年5月19日、株式会社hacomonoは、コナミスポーツ株式会社に、「hacomono」を2021年4月から導入したことを発表しました。 「hacomono」は、リアル店舗における予約・決済や…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
注目のニュース
最新の創業手帳ニュース