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体力テストデジタル集計システム「ALPHA」を提供する「Pestalozzi Technology」が1.4億円調達

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2023年5月30日、Pestalozzi Technology株式会社は、総額1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

体力テストデジタル集計システム「ALPHA」を開発・提供しています。

体力テストの入力・集計・結果分析までをデジタル化する小中高向けWebサービスです。

体力テストの記録以外にも、体力テストの結果から最適化した運動事例の提案を動画で行う機能、日々の運動記録、食生活アンケート機能を備えています。

中長期的には、学校検診データなどのヘルスケアデータ領域への展開や、タレント発掘機能などを追加し、サービスを成長させていく方針です。

今回の資金は、さらなるプロダクトの成長、営業、カスタマーサポートの強化に充当します。


教育現場には、教員の長時間労働、複雑化・高度化する指導要綱といった課題があります。

とくに教員の長時間労働は、生徒ひとりにかけられる時間の減少、教育・指導の質の低下、教員としての人材の減少といった複数の課題の原因となっており、長年にわたって改善が続けられてきました。

近年は、教育機関においてもDXが推進され、教育現場における業務効率化が図られ、教員の長時間労働については大きく改善されてきています。

さらに教育機関のDXは、生徒ひとりひとりに合った指導を実現することも可能となります。

たとえば、運動は生活習慣病を予防する重要な習慣ですが、子どものうちに運動に対して苦手意識などがついてしまうと、大人になっても運動をしようという気持ちにならないことがあります。

一方、学校教育における体育は、多くの生徒を一度に見なくてはならないという性質上、中央値に合わせてカリキュラムが組まれ、指導が行われるため、運動がかなりよくできる生徒や、運動ができない生徒が取りこぼされてしまうという問題があります。

体力テストは生徒ひとりひとりの能力を正確に把握できる貴重な機会ですが、従来の体制ではこのデータを授業に活かすことは困難でした。しかしテクノロジーはこの課題を解決できる可能性があります。

「ALPHA」は、体力テストに関する業務を効率化するサービスです。2023年度からは、テストの結果に応じて最適な運動事例を動画で提案し、その後の運動をサポートするという機能が追加され、教育機関における運動・体育を支援するサービスへと成長しています。

人手不足は教育領域だけでなく、さまざまなところで大きな問題となっています。人手不足が原因でひとりの人間に負担がかかってしまうと、その分生産性が下がってしまいますし、病気などで働けなくなってしまう可能性もあります。そのためデジタル化やテクノロジーの活用によって業務効率化・省人化を図ることの重要性が高まっています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、業務効率化を実現するシステムの整備などについて解説しています。

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