注目のスタートアップ

AIカフェロボット「root C」やOMOソリューション事業を手がける「New Innovations」が54億円調達

company

2023年4月12日、株式会社New Innovationsは、総額約26.3億万円の第三者割当増資と、金融機関からの約27.8億円の融資、リース枠の設定等により、総額54億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

New Innovationsは、AIカフェロボット「root C」やOMOソリューション事業を展開しています。

AI・ロボットなどの技術を活用し、ソフトウェアとハードウェアをかけ合わせたソリューションの提供により、これまで人が行っていた業務を自動化・省人化し、人間が付加価値の高い仕事に注力できる時間を創出することを目指しています。

「root C」は、淹れたてのスペシャルティコーヒーをアプリから注文し、すばやく受け取ることができる、AI搭載型の自販機型ロボットです。

三菱地所などが運営するオフィスビルや、JR・東急電鉄などの駅、商業施設、企業のオフィスへの設置を進めています。

2021年後半からは、省力化・自動化を軸としたハードウェア開発・ソフトウェア構築を手がけるOMOソリューション事業を展開しています。

今回の資金は、OMOソリューションの新規事業、「root C」のサービス拡大、人材採用に充当する予定です。


さまざまな業界で人手不足が深刻化しています。

人手不足の課題を解決するには、業務効率化・省人化・自動化を実現するデジタル化の推進が重要となっています。さらにデジタル化は付加価値向上のためにも重要な取り組みであり、戦略的に取り組むことが必要になっています。

とくにコロナ禍は飲食・小売業に大きな影響を与えました。急速に消費者のトレンド・価値観・消費行動が変化する中、飲食・小売業では柔軟にこの変化に対応することが求められています。

小売業においてはコロナ以前からEC市場の拡大により、実店舗においてモノが売れなくなっていくという課題が大きくなっていくことが予測されていました。

実店舗は、運営にコストがかかることや顧客データを得にくいことを課題として抱えていますが、一方で顧客との距離が近い、ブランディングがしやすいといったメリットも持ち合わせています。

そのため小売業では実店舗運営において課題となっている部分をデジタル化によって解決し、オフラインとオンライン双方の強みを活かした、OMO(Online Merges with Offline)への取り組みが重要となっています。

New Innovationsは、ニーズの高まるOMOの領域において、AIやロボットなどのテクノロジーを活用したソリューションを展開しています。

AIやロボットなどのテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI New Innovations OMO root C カフェ スペシャルティコーヒー ソフトウェア ソリューション ハードウェア ロボット 小売 株式会社 無人化 省人化 省力化 自動化 自販機 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「トレタ」が分析サービス「外食データクラウド」の提供をスタート
2019年7月8日、株式会社トレタは、「外食データクラウド」を2019年7月8日から提供スタートすることを発表しました。 「外食データクラウド」は、飲食店における予約行動や喫食行動のデータ分析を効率的…
月極駐車場オンライン契約サービス「Park Direct」が賃貸物件・マンション管理の「ユーミーClass」に本格導入
2020年1月21日、株式会社ニーリーは、「Park Direct(パークダイレクト)」を株式会社ユーミーClassに本格導入したことを発表しました。 「Park Direct」は、月極駐車場のオンラ…
奨学金情報サイト「ガクシ―」と奨学金運営団体向け管理システム「ガクシ―Agent」を展開する「SCHOL」が1億円調達
2022年7月4日、株式会社SCHOLは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SCHOLは、学生・保護者向けの奨学金情報サイト「ガクシー」、奨学金運営団体向け管理システム「ガクシ―A…
iPS細胞を利用した水疱性角膜症に対する再生医療等製品開発の「セルージョン」が11億円調達
2022年1月7日、株式会社セルージョンは、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 「増殖性に優れるiPS細胞から角膜内皮代替細胞を効率的に作り出す技術」と「簡便な手技で属人的技術を不要…
業務管理プラットフォーム提供の「チームスピリット」がマザーズ上場へ
平成30年7月19日、株式会社チームスピリットは、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場を申請し承認されたことを発表しました。 勤怠管理や、経費精算、カレンダーなどの機能を一箇所に集約した業務管理プラッ…

大久保の視点

「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…
(2024/3/2)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】