注目のスタートアップ

貸付投資のオンラインプラットフォーム「Funds」を運営する「ファンズ」が36億円調達

company

2023年3月14日、ファンズ株式会社は、総額約36億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ファンズは、貸付投資のオンラインプラットフォーム「Funds」を運営しています。

個人投資家向けには間接的な貸出による値動きのない安定的な運用機会を、企業向けには機動的かつ柔軟なデットでの資金調達手段を提供しています。

2023年1月時点で、ユーザー登録数が73,000名、ファンド公開数は累計約280本、累計募集額が300億円を突破しています。

大手金融機関との連携を強化し、2022年9月には楽天証券を通じたファンドの募集の取扱いを開始、2022年10月には三菱UFJ銀行が展開する資産形成をサポートする総合サービス「Money Canvas」上での募集の取扱いを開始しています。

今回の資金は、「Funds」の機能充実、連携パートナーの拡大、顧客獲得のための新たな施策、事業展開に向けた人材獲得、マーケティングに充当します。


ファンズの貸付投資プラットフォーム「Funds」は、企業に資金を貸し付けるファンドに投資することができる個人投資家向けサービスです。

類似サービスにはソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)がありますが、Fundsはファンドの組成を行わず、投資の募集のみを行う点が特徴的です。

個人投資家としては、社債のように確実性が期待できる見通しの良い投資であり、企業としては、社債等よりも手続きが簡単でスピーディな資金調達ができるサービスとなっています。

さらに近年は、米国テック企業の株価暴落など景気後退の兆しが見え、資金調達環境が悪化しています。

この対応として、株式を利用した資金調達であるエクイティファイナンスだけでなく、銀行借入・社債・私募債などによる資金調達であるデットファイナンスを柔軟に利用する企業が増え、それに伴いこうした企業向けにデットによる資金調達サービスを提供するスタートアップなどが多数登場しています。

スタートアップの成長には戦略的な資金調達が欠かせません。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウや、VCから出資を受けるための方法などを掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ オンライン プラットフォーム 投資 株式会社 融資 貸付 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「zooba」が1億円調達 SaaS管理サービス「zooba」の提供を開始
2023年5月25日、株式会社zoobaは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、2023年5月から「zooba(ズーバ)」の提供を開始することも併せて発表しました。 「zooba…
ロボアドバイザー「THEO」提供のお金のデザインが7.8億円調達!
平成29年10月31日、株式会社お金のデザインは、総額7億8000万円の資金調達の実施について発表しました。 ロボアドバイザーの「THEO」を提供しています。 5つの質問に答えることで、世界の約600…
空飛ぶクルマと物流ドローンを開発する「SkyDrive」が「スズキ」から資金調達
2024年1月10日、株式会社SkyDriveは、スズキ株式会社から資金調達を実施したことを発表しました。 SkyDriveは、空飛ぶクルマ(エアモビリティ)と、物流ドローン「SkyLift」を開発し…
がんリスク検査「マイシグナル」を開発・提供する「Craif」が「豊田合成」「トヨタ紡織」から資金調達
2024年3月5日、Craif株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、豊田合成株式会社と、トヨタ紡織株式会社です。 Craifは、がんリスク検査「マイシグナル」シリーズを開発・提…
マーケティング領域中心プロ人材提供サービス「CARRY ME」の運営元が1.3億円調達
株式会社Piece to Peaceは、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 マーケティング領域を中心とする、正社員では採用できないレベルの優秀なプロ人材を“週1~4回の出…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集