注目のスタートアップ

株式投資型クラウドファンディングサービスなどを運営する「FUNDINNO」が「パーソルホールディングス」から資金調達

company

2022年8月17日、株式会社FUNDINNOは、パーソルホールディングス株式会社から、新株予約権による資金調達を完了したことを発表しました。

パーソルグループのパーソルベンチャーパートナーズ合同会社によって新設された「雇用創造ファンド」による出資です。

「雇用創造ファンド」は、将来1,000名を超える規模に組織を拡大し、日本の雇用を牽引するようなメガベンチャーを対象に投資を行い、資金の支援だけでなく、組織拡大に必要なノウハウや採用支援などを行っています。

FUNDINNOは、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」や、クラウド経営管理ツール「FUNDOOR」、未上場株のマーケット「FUNDINNO MARKET」を提供しています。

今回の出資を通じ、FUNDINNOはパーソルグループが保有する採用支援ノウハウの提供を受け、全国のスタートアップの成長支援を進めていきます。

株式投資型クラウドファンディングとは、スタートアップやベンチャー企業などの未上場企業が未公開株式を発行し、多数の投資家から資金調達するクラウドファンディングのことです。

通常、スタートアップなどの未上場企業の株式を取得できるのは、VCやエンジェル投資家に限られています。これはある程度の資金とスタートアップとつながることができる人脈などが必要となるからです。

一方で、スタートアップは資金調達の機会や選択肢が限られていることが課題となっています。

そのため、個人投資家にもスタートアップへの投資機会にアクセスできる環境を提供することと、スタートアップの資金調達の選択肢を増やすため、株式投資型クラウドファンディングが注目されました。

FUNDINNOは、2017年から株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」を開始しています。累計成約額は約86億円となっています(2022年8月時点)。

また、さらにベンチャー投資を活性化するため、未上場株式のセカンダリーマケット(未上場株式を売買できるプラットフォーム)である「FUNDINNO MARKET」を2021年12月から開始しています。

今回のパーソルグループから採用支援ノウハウの提供を受け、スタートアップに対し、人材面での成長支援を行っていくとしています。

スタートアップの成長には資金調達が欠かせません。累計200万部を発行する起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウや、VCから出資を受けるための方法などを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ FUNDINNO FUNDOOR UNDINNO MARKET クラウドファンディング パーソル 株式会社 株式投資 資金調達 雇用創造ファンド
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

量子コンピューター向けのアルゴリズムやアプリケーションを開発する「QunaSys」が「IBM Ventures」から資金調達
2023年5月9日、株式会社QunaSysは、IBM Venturesから資金調達を実施したことを発表しました。 QunaSysは、量子コンピューターのアルゴリズム・アプリケーションエンジンの開発を行…
提案資料作成クラウド「SmartSlide」提供の「ワッツユアリッチ」が3,000万円調達
2021年12月1日、株式会社ワッツユアリッチは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 提案資料作成クラウド「SmartSlide(スマートスライド)」を提供しています。 提案書…
症状検索エンジン「ユビー」やAI問診サービス「ユビーAI問診」を手がける「Ubie」が35億円調達
2024年4月12日、Ubie株式会社は、第三者割当増資と融資により総額約35億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Ubieは、症状検索エンジン「ユビー」や、AI問診サービス「ユビーAI問診」…
Web会議のためのAll-In-Oneツール「Ekaki」開発の「Chief」が2,000万円調達
2022年1月18日、Chief株式会社は、2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、Skyland Venturesです。 Chiefは、Web会議のためのAll-In-On…
有機半導体レーザーの事業化を目指す「KOALA Tech」が資金調達
2023年1月31日、株式会社KOALA Techは、資金調達を実施したことを発表しました。 KOALA Techは、九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センターで実現された、有機半導体レーザーダ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集