資金繰りが間に合わない。資金繰り悪化中の苦しいピンチを乗り越えるための資金調達法

「資金繰りが厳しい」「資金繰りが苦しい」と感じている起業家の方必見!資金繰り悪化のピンチを切り抜ける

起業家の多くは、資金繰りが苦しい時期を経験されたことがあるでしょう。ときには資金繰りが間に合わないなんてことも、経験されたことがあるのではないでしょうか。現在進行形でそのような危機に陥っている方も少なくないかと思われます。

そこで本記事では、資金繰りが間に合わない苦境に立たされている、あるいはそれに備えておきたい起業家に向けて、資金繰りが間にあわないピンチを切り抜けるためのアイデアをご紹介します。

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資金繰りが間に合わない。苦しいときに使える方法

起業家であれば、資金繰りの悪化でピンチに立たされたことは一度や二度ではないでしょう。現在進行形でピンチの方もいるかもしれません。そうした方に向けて、資金繰りのピンチを乗り越えるためのアイデアをご紹介します。

1click後払い

1click後払いは、請求書払いの支払いを最大60日間遅らせることができます。VISA、Mastercardのクレジットカードがあれば、審査不要で利用可能です。法人間の取引における請求書払いを遅らせることができ、個人事業主も利用できます。

1click後払いに申し込んだ後、1click後払い運営元の株式会社ROBOT PAYMENTが貴社に代わって貴社名義で銀行振込を実施します。カード決済日から最短5営業日で振り込みます。

手数料は一律3.8%と、後述するファクタリングサービスなどと比べても比較的安いです。書類手続きも不要なので、資金繰りに困る前にまずは無料で登録されてみてはいかがでしょうか。

マル経融資

マル経融資(小規模事業者経営改善資金貸付制度)とは、日本政策金融公庫が無担保・無保証人で融資を行う制度です。ただし、この制度で融資を受けるためには、原則6ヶ月以上の経営指導を商工会議所などで受けている必要があります。そのため、資金繰りが苦しくなる前に、普段からこの融資制度を使えるように準備しておくと良いでしょう。

常時使用する従業員が20人以下の法人・個人事業主が利用できます。貸付限度額は2,000万円で、返済期間は運転資金であれば7年以内、設備資金であれば10年以内です。

セーフティネット貸付

経営環境変化対応資金(セーフティネット貸付)も、日本政策金融公庫が提供する融資制度です。一時的な売上減少により資金繰りが悪化してきているものの、中長期的には成長が見込まれる企業が対象です。

融資限度額は最大4,800万円で、据え置き期間3年と、資金繰りが苦しい事業者にはありがたい融資制度です。利率も基準利率で、返済期間は運転資金8年以内、設備資金15年以内と余裕があります。

制度融資

制度融資とは、金融機関、信用保証組合、地方自治体が連携して提供している融資制度です。普通に融資を受けるよりも金利が低く、比較的返済期間が長く融資を受けることができます。例えば、埼玉県が提供している制度融資では、運転資金は最長10年、設備資金は最長15年の返済期間になっています。

融資メニューや自治体によっては、無担保・無保証で融資を受けることができる場合もあります。現状の業績が苦しくても、中長期的に成長する可能性があれば、融資を受けられます。審査のハードルが比較的低いこともメリットです。

企業再建資金

企業再建資金(企業再生貸付)も日本政策金融公庫が提供している融資制度です。一般的には、銀行の融資条件をリスケしている際には融資を受けられませんが、企業再建資金(企業再生貸付)であれば融資を受けられる可能性があります。

融資限度額は運転資金が4,800万円、別枠7,200万円となっています。返済期間も長く、据え置き期間が2年で、運転資金は15年以内、設備資金は20年以内です。融資のハードルも低く、利用しやすい制度です。

銀行や信金からの融資

すぐに資金を借入したい場合には、銀行や信用金庫などからの融資やフリーローンを考えても良いでしょう。ノンバンクよりも審査のハードルは高いですが、利率は低くなっています。

しかし、上述した公的機関の融資制度を利用できない場合に考えた方が良いでしょう。

ファクタリング

ファクタリングとは、請求書(売掛債権)を売却することで、その請求書の金額から手数料を引かれた分の金額をすぐに資金調達できる方法です。請求書の支払い期日がきたときに、手数料を含めた金額をファクタリング会社に支払います。給与の前借りのようなもの、と考えるとわかりやすいかもしれません。

しかし、ファクタリングは利率が高く、2社間ファクタリングで10~30%、3社間ファクタリングですと1~9%程度が相場なのがデメリットです。

ノンバンクからの融資

こちらは最後の手段ですが、どうしても資金繰りが間に合わない場合には、消費者金融やクレジットカード会社などのノンバンクからのローンも検討することもできます。即日で融資を受けられる可能性もあるので、資金繰りが本当に苦しい場合には利用してみましょう。

資金繰りが間に合わない!そうなる前にやるべきこと

「資金繰りが間に合わない」となってしまってはそもそもアウトです。そうなる前に、少しでも資金繰りを改善できるよう努力しなければなりません。以下、資金繰りを好転させるため、悪化させないようにするためにできることをご紹介します。

資産売却

事業活動に使われていない不動産や動産、有価証券などは早めに売却して資金に換えてしまいましょう。保有しているだけで維持費や固定資産税がかかってしまう不動産は特に早めに売却されることをおすすめします。資金繰りが本当に苦しいときは資産の売却も検討すべきでしょう。

売掛金の回収サイクルを早める

売掛金の回収サイクルが遅い取引先がある場合には、回収サイクルを早くできないか交渉してみましょう。慣例でそうなっているだけで、回収サイクルを早めることができる取引先が見つかるかもしれません。融資などを検討する前に検討すべき方法です。

経費削減

普段から経費削減は検討しておかなければなりません。不要な支出がないかどうか、定期的に点検しておくべきでしょう。しかし、原材料費や人件費を削り過ぎてしまうと、かえって商品の品質が悪くなってしまうので、バランスが重要です。

在庫削減

不要となった在庫を削減することも考えてみましょう。在庫を削減できれば、在庫を保管しておくための維持費や管理費、それに伴う人件費などを削減できます。場所が広くなれば、そこを有効活用することも考えられますし、不動産も不要になるかもしれません。

予実管理

日頃から資金繰りをきちんと管理できるよう、予実管理をしておきましょう。請求書によって入金される予定になっている金額と、実際に入金された金額とを比較してチェックしておく、ということです。個人事業主や小規模な中小企業などの場合、予実管理が疎かになっている方もいるかもしれません。

資金繰りが間に合わないなら1click後払いには登録しておくのがベター

どんな方であっても、企業経営をしていれば、資金繰りが苦しくなり、「間に合わない」と思えるまで追い込まれることもあるでしょう。そうしたときに気軽に支払いを最大60日間遅らせることができる1click後払いはとても便利です。

VISA、あるいはMastercardのクレジットカードがあれば審査不要で登録できます。個人事業主の方であっても登録可能です。登録は無料なので、1click後払いに登録してみてはいかがでしょうか。

資金繰りが間に合わなくなる前に管理しましょう

以上、資金繰りが間に合わない場合に利用できる資金調達手段などについてご紹介しました。

資金繰りが間に合わない場合には、1click後払いで支払いを最大60日間遅らせたり、日本政策金融公庫が提供している融資制度を利用したりなど、さまざまな手段があります。

その中でもおすすめなのは、1click後払いです。審査は不要でクレジットカードさえあれば支払いを遅らせることができます。無料で登録できるので、ぜひ「資金繰りが間に合わない」とお悩みの方は登録してみてください。

(監修: 株式会社ROBOT PAYMENT
(編集: 創業手帳編集部)

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