医療業界向けシステム・アプリ受託開発などの「ジーワン」がIT営業アウトソーシングの「BCC」と資本提携

tips

2022年5月23日、ジーワン株式会社は、BCC株式会社からの出資を受け入れたことを発表しました。

ジーワンは、医療向けにHXデザイン(ヘルスケアエクスペリエンスデザイン)、システム・ウェブサイト開発、DXサポートを展開しています。

BCCは、IT営業アウトソーシング事業とヘルスケアビジネス事業(介護レクリエーションなど)を展開しています。

両社は2022年1月から業務提携を開始しており、ジーワンが培ってきた受託開発の技術・医療系ネットワークと、BCCの営業ノウハウ・シニアプラットフォームを活かして事業を展開してきました。

今回の資本提携により、さらに連携・協業を強化し、BCCが提供するヘルスケアビジネス事業に、ジーワンが保有する医療従事者ネットワーク・システム・コンテンツ開発ノウハウを提供し、介護分野のDXの推進を行います。

経済産業省は、ヘルスケア産業は2016年に約25兆円、2025年には約33兆円の規模に成長すると推計しています。

ヘルスケア産業がこれほど大きな市場に成長している理由としては、人びとの健康意識が向上していること、高齢化を背景とした政府による健康寿命の延伸の取り組みが推進されていることなどが挙げられます。

そして、日本は世界に先駆けて超高齢社会に突入するため、医療・ヘルスケア領域は国際的にも大きな競争力を有する可能性がある成長産業として注目され、様々な企業が医療・ヘルスケア領域に参入を考えています。

また、医療・ヘルスケアは専門的な知識が必要となる領域であるため、こうした企業向けに医療・ヘルスケアビジネスの展開をサポートするビジネスも同時に増えています。

たとえば、医療系人材を紹介するサービスや、医療・ヘルスケア情報のファクトチェックサービスなどが展開されています。

また、医療・ヘルスケア領域ではDXのニーズが急速に高まっています。ジーワンが今後、医療・ヘルスケア領域でのシステム・アプリ受託開発のノウハウを活かし、どのようなビジネスを展開していくのか注目が必要です。

ジーワン株式会社のコメント

このニュースを受けまして、ジーワン株式会社よりコメントが届きました。

・今後の展望を教えてください。

当社は医療向けにITソリューションを提供することだけにとどまらず、HX(医療体験)の課題解決「コンサルティングとデザインでHXをアップデートすること」をMissionとしています。

情報・施設・機器など、医療のすべてのインターフェイスと体験を最適化することで、アクセシビリティとコミュニケーションを効率化し、患者・その家族・医師・エッセンシャルワーカーがより多くの時間向き合えることで、ひとりでも多くの人を救える世界を実現したいと考えています。

企業・組織を成長させるためには、テクノロジーを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ BCC DX IT アウトソーシング アプリ ジーワン システム ヘルスケア 介護 医療 受託開発 営業 株式会社 業務提携 業界 資本提携 開発
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「クラフトバンク」が14.2億円調達 工事会社向け経営管理システム「クラフトバンクオフィス」を正式リリース
2023年9月6日、クラフトバンク株式会社は、総額14億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、工事会社向け経営管理システム「クラフトバンクオフィス」を正式リリースしたことも併せ…
保護犬猫マッチングサイト「OMUSUBI」やフレッシュペットフード「PETOKOTO FOODS」などを展開する「PETOKOTO」が資金調達
2023年5月10日、株式会社PETOKOTOは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、JR 東日本スタートアップ株式会社や、Spiral Innovation Partners LLP(…
ノンデスク産業向けSaaS・プラットフォームを提供する「X Mile」が18億円調達
2024年1月17日、X Mile株式会社は、総額約18億円の資金調達を実施したことを発表しました。 X Mileは、物流業界向けの人材採用システム「クロスワーク」、運送業界に特化した業務改善・経営支…
子ども向けオンライン英会話スクールやオンラインダンススクールを運営する「ハグカム」が資金調達
2022年6月1日、株式会社ハグカムは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社旺文社ベンチャーズと、SOLIZE株式会社です。 子ども向けオンライン英会話スクール「GLOBAL C…
副業マッチング・サービス運営の「シューマツワーカー」が4億円調達
2020年7月14日、株式会社シューマツワーカーは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 副業マッチング・サービス「シューマツワーカー」や、テレワークが中心のフリーランス・エンジニアを…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集