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採血のいらない非侵襲血糖値センサー開発の「ライトタッチテクノロジー」が1億円調達

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2022年2月4日、ライトタッチテクノロジー株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

採血をせずに血糖値測定ができる非侵襲血糖値センサーを開発しています。

ライトタッチテクノロジーは、従来光源と比較して約10億倍の明るさの高輝度赤外線レーザーの開発に成功しており、開発している非侵襲血糖値センサーはこの最先端の赤外線レーザーを活用したものです。

今回の資金は、量産化に向けた試作器の開発などに充当されます。

糖尿病患者は、経過観察や血糖コントロールなどいくつかの理由で血糖測定をすることとなります。

現在血糖測定で使用されている機器は、針で指先を傷つけて採取した血液から測定するものが一般的であり、衛生面・精神面での課題があります。

ライトタッチテクノロジーは独自開発の赤外線技術を利用した非侵襲血糖値センサーの社会実装を通じ、この課題の解決を目指しています。

また、健康な人の血糖値管理にも気軽に利用できるため、糖尿病の早期発見にもつながります。

非侵襲であるため、公共施設や、ドラッグストア、介護施設、ジムなどに設置し不特定多数が利用することも可能であり、幅広い活用が見込まれています。

日本国内でも糖尿病患者や糖尿病予備群が増加を続けているため、今後血糖測定デバイスのニーズが高まっていくことが予測されます。

最先端の技術は、医療における課題を解決する可能性があるなど、様々な領域で必要とされています。技術開発には多くの資金が必要となるため、資金調達に関するノウハウを知っておくとよいでしょう。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ センサー ライトタッチテクノロジー レーザー 医療機器 技術 株式会社 糖尿病 血糖測定 資金調達 赤外線レーザー 非侵襲血糖値センサー
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