創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年4月17日バグバウンティプラットフォームやアプリケーションセキュリティポスチャー管理ツールを提供する「IssueHunt」が資金調達

2025年4月9日、IssueHunt株式会社は、資金調達を発表しました。
IssueHuntは、バグバウンティプラットフォーム「IssueHunt」や、アプリケーションセキュリティポスチャー管理(ASPM)ツール「Baseline」を提供しています。
「IssueHunt」は、ホワイトハッカーに自社製品の脆弱性診断を依頼できるプラットフォームです。
完全成果報酬型で脆弱性診断が可能、迅速な脆弱性報告、事前準備不要、運用代行サポートによる運用工数の削減といった点を特徴としています。
「Baseline」は、脆弱性スキャナーや各開発ツールとの連携を通じ、自社プロダクトに潜む多様な脆弱性情報を統合的に管理することができるツールです。
今回調達した資金は、人材採用、技術・組織開発への投資に活用します。
脆弱性とは、コンピューター、ソフトウェア、ネットワークなどに存在する、プログラム上の不具合や設計上のミスに起因する情報セキュリティ上の欠陥を指します。セキュリティホールと呼ばれることもあります。
自社で開発したソフトウェアなどに脆弱性が含まれていた場合、外部からの悪意ある攻撃によって情報が漏洩し、顧客に深刻な被害を与えるおそれがあります。そのため、開発に携わるエンジニアは脆弱性を生じさせないよう注意深く作業を進めていますが、完全に防ぐことは非常に困難です。実際に、世界中で使われているWindowsやmacOSといったOSでも、脆弱性は日々発見されており、セキュリティパッチを通じて随時修正が行われています。
脆弱性診断サービスは、こうしたセキュリティ上の欠陥が存在していないかを調査するための仕組みです。サイバー攻撃が増加する現代においては、脆弱性の有無を診断し、問題のない製品を提供することが、被害防止のみならず、製品価値の向上にも直結します。
「IssueHunt」は、世界中のホワイトハッカーに対して脆弱性診断を依頼できるプラットフォームです。ホワイトハッカーは、コンピューターやネットワークに関する高度な専門知識を持ち、脆弱性の発見、セキュリティ設計、防御プログラムの実装、運用・保守などを行う人材です。
バグバウンティ(バグ報奨金制度)は、企業が自社の製品やサービスに関する調査案件を公開し、脆弱性の発見に対して報奨金を支払うという仕組みです。この制度を利用することで、社内に専門的なセキュリティ人材がいない場合でも高度な診断を受けることが可能になり、成果報酬型であることからコスト面の負担も抑えることができます。
適切なセキュリティの構築ができず顧客や社会に損害を与えてしまうと大きな損失となるため、セキュリティ対策はコストと捉えるのではなく、事業活動・成長に必須のものと位置づけ、投資と捉えることが重要だと経済産業省は示しています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。
また、適切なシステムを構築するには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、さまざまな資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | ASPM Baseline BtoB IssueHunt アプリケーションセキュリティポスチャー管理 セキュリティ セキュリティホール デジタルプロダクト バグバウンティ バグバウンティプラットフォーム プラットフォーム プログラム ホワイトハッカー ホワイトハットハッカー 依頼 株式会社 脆弱性 脆弱性診断 診断 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年2月16日、株式会社キビテクは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ロボット遠隔制御サービス「HATS(Highly Autonomous Teleoperati…
2023年6月27日、EAGLYS株式会社は、TIS株式会社と、資本業務提携を締結したことを発表しました。 EAGLYSは、秘密計算を中心としたデータセキュリティ技術とAI設計技術により、インダストリ…
2023年10月6日、PRD Therapeutics株式会社は、総額13億円の資金調達を実施したことを発表しました。 PRD Therapeuticsは、脂質代謝異常を引き起こす希少疾患にも有効な新…
2020年3月31日、Manifold株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 検索しない検索エンジン「aics」を開発しています。 タイムライン形式で、受動的・自動的に情報収集を行うことが…
2020年12月14日、IoT-EX株式会社は、「ワークエリアサービス」・「ワークタイムサービス」をリリースしたことを発表しました。 「ワークエリアサービス」は、居場所に応じてスマートフォン、タブレッ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…