瀬戸内海の離島、三角島のレモンをテーマにした MIKADO LEMON で「SAKE」の魅力を全世界に!ナオライ代表 三宅氏インタビュー

創業手帳

世界に誇る日本酒“スパークリング酒”

写真提供:Haruna Kawanishi

(2017/07/27更新)

日本のみならず、今や世界でも人気が高い「日本酒」。日本各地の酒蔵がその歴史や伝統をもって酒造りをしています。
その中で注目されているのが、瀬戸内海に浮かぶ小さな島で創業したナオライ株式会社。広島県の名産であるレモンを使用した日本酒「MIKADO LEMON」を製造しており、代表取締役の三宅紘一郎氏は、先日ご紹介した起業家コミュニティ「暁の会」で表彰され、注目を集めています。
今回は、その三宅氏にMIKADO LEMONが生まれた経緯や起業家へのメッセージを伺いました。

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MIKADO LEMONで世界の「SAKE」を目指す

「暁の会」の表彰風景(写真向かって右側が三宅氏)

ーまずは、暁アワード受賞おめでとうございます。今の率直な気持ちを教えてください。

三宅:木俣先生はじめ暁の会の皆様から登壇させていただく機会をいただき、ありがたく思います。
ナオライという社名は直会という神事に参加した人たちが奉納したお酒を飲む行為という言葉からとっています。
暁も「〜した暁には」という意味があると思いますが、何かを成し遂げようとする人が集まるコミュニティは素晴らしいと思います。

写真提供:Haruna Kawanishi

ーMIKADO LEMONはどのような経緯で開発を始めたのですか?

三宅:日本酒業界が40年で約4分の1の規模に縮小している現状に、学生時代のころから課題意識を持っていました。
このような現状のなかで「日本酒醸造元で造るお酒の販路を広げたい」、「日本酒の酒蔵の価値を再定義したい」という想いから、MIKADO LEMONの開発を始めました。

日本酒の海外輸出額は年々増加している成長市場です。ワイン、シャンパン、ウイスキー等の世界のお酒とSAKEが並ぶことを目指していきたいと思います。

ー日本の伝統産業である「日本酒」について、どのような印象をお持ちですか?

三宅:日本酒の酒蔵は全国に約1200社以上多様に点在し、地域の文化と密接に繋がっています。米、水、造り手、蔵の環境によって味が大きく異なるので、それぞれの酒蔵の多様性を尊重する日本酒業界になっていくべきだと思います。

それと同時に、日本酒の酒蔵は100年以上続く蔵元が大半です。さきほど多様性の尊重について触れましたが、「時間をかけてゆっくり変化する」というところも日本酒の特長なので、ここからも伝統産業の魅力を学ぶことができると考えています。

レモン栽培から学んだ「人と自然が調和する魅力」

写真提供:Haruna Kawanishi

ー自社でレモンを育てていらっしゃいますが、日本の農業や地方創生についてはどう思われますか?

三宅:現在ナオライは三角島という瀬戸内海に浮かぶ人口約30名の離島で無農薬のレモンガーデンを運営しています。
農業を通じて瀬戸内海に自然環境のすばらしさ、一つのレモンが出来上がるための難しさを体感しています。
人が自然と調和する魅力を学ぶきっかけを農業からもらうことができました。

事業をスタートして2年間で約250名の方が訪れてくださり、ナオライの無農薬レモンガーデンを体験していただいています。地方創生を考えるときは、「どうすれば地方が持っている長所を最大限活かすことができるか」を意識すれば、知名度がない地域に価値を見出すヒントに気付くことができると思います。

世の中の課題に対して自分ができることをひたすら考える

写真提供:Haruna Kawanishi

ー資金調達・人材集め・広報はどのようにやっていきましたか?

三宅:日本政策金融公庫様の資本制ローンより資金調達をさせていただいています。
また、人材集めはナオライのビジョンに共感してもらえるメンバーを集めていまして、広報は新聞、ウェブ、テレビ等に露出させていただくことで行っています。

ー最後に若手経営者・起業家に向けてのメッセージをお願いします。

三宅まずは感じる課題に対して自分にしかできないこと、自分たちにしかできないことを考え尽くしましょう。
考え尽くして行動すれば、結果と改善点がどんどん見えてきますので、そのサイクルを回していくのが大事ですね。

三宅氏が受賞した「暁の会」の詳細はこちら
志で繋がり日本を変えていくコミュニティ「暁の会」代表理事 木俣氏インタビュー&現地レポ

(取材協力:ナオライ株式会社/三宅紘一郎
(編集:創業手帳編集部)

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