注目のスタートアップ

交換型マイクロ流路チップを用いたセルソーターを手がける「オンチップ・バイオテクノロジーズ」が「大塚電子」と資本業務提携

company

2023年11月22日、株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズと大塚電子株式会社は、資本業務提携に合意したことを発表しました。

オンチップ・バイオテクノロジーズは、交換型マイクロ流路チップを用いたセルソーター「細胞解析・分離装置」を開発・製品化しています。

これにより、細胞ダメージフリー、コンタミネーションフリー、簡単な操作とメンテナンス性を実現しています。

大塚電子は、オンチップ・バイオテクノロジーズとの協業を通じて、微生物、細胞、遺伝子の探索・解析などバイオテクノロジー分野における革新を加速させます。

また、大塚電子の光学技術を融合させたイノベーティブな製品の創出を目指し、オンチップ・バイオテクノロジーズと共にバイオエコノミー社会の実現に取り組みます。


生物学と技術が融合したバイオテクノロジーは、農業・食品・医療・ヘルスケア・環境・エネルギー・工業など、多岐にわたる分野に深い影響を与えています。

とくにDNA配列解読技術の進歩と情報処理技術の高度化が融合し、バイオテクノロジーを活用したイノベーションが次々と生まれています。

2030年には、バイオテクノロジーを活用した産業が、OECD加盟国における粗付加価値(GVA)の2.7%にあたる、約1兆ドル規模の市場に成長するという予測もあります。

こうした中、オンチップ・バイオテクノロジーズは、交換可能なマイクロ流路チップ型セルソーターの開発に世界で初めて成功し、この技術を活用し「On-chip Droplet Selector」を提供しています。

このセルソーターは従来品と比較して、ダメージを与えずに細胞分離できること、チップ交換により細胞間のコンタミネーション(汚染)がないこと、大きな細胞にも対応していること、レアな細胞のソーティングが行えることといった特徴を有しています。

事業のさらなる成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB On-chip Droplet Selector On-chip Sort オンチップ・バイオテクノロジーズ セルソーター バイオテクノロジー 交換型マイクロ流路チップ 大塚電子 生命科学用分析装置 細胞分離 細胞解析 装置
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

IT/DXプロジェクトの成功を支援するAI SaaSツール「SolvifAI」を提供する「ソルビファイ」が1.7億円調達
2025年7月11日、ソルビファイ株式会社は、総額1億7000万円の資金調達を発表しました。 ソルビファイは、IT/DXプロジェクトの成功を支援するAI SaaSツール「SolvifAI」を提供してい…
AIに関連するプロダクトやサービスを開発する「JAPAN AI」が19億円調達
2025年7月31日、JAPAN AI株式会社は、総額19億円の資金調達を発表しました。 JAPAN AIは、AIに関連するプロダクトやサービスの開発や、AIコンサルティングサービスを展開しています。…
ファンとIPをつなぐ共創型のコミュニティプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を手がける「Gaudiy」が資金調達
2025年5月8日、株式会社Gaudiyは、資金調達を発表しました。 引受先は、ソニーグループ株式会社と、株式会社バンダイナムコホールディングスです。 Gaudiyは、ファンとIPをつなぐ共創型のコミ…
クラウド型システム開発プラットフォームを提供する「Hexabase」が「SOLIZE」から資金調達
2023年10月12日、株式会社Hexabaseは、SOLIZE株式会社のコーポレートベンチャーキャピタルから出資を受けたことを発表しました。 Hexabaseは、企業向けにモダンなWebシステム開発…
中⼩型IT事業のM&Aとロールアップを⾏う「FUNDiT」が9.6億円調達
M&A(企業の合併と買収)は、多様な経営戦略の一環として活用される手法です。 日本では、バブル崩壊後に海外企業による日本企業の買収が相次ぎ、当初は「身売り」といった否定的なイメージを伴うこともありまし…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集