注目のスタートアップ

オフラインマーケティングサービス「Digital東京」を展開する「Oxyzen」が「ピーディーシー」と資本業務提携

company

2023年10月16日、Oxyzen株式会社は、ピーディーシー株式会社(PDC)と、2023年10月6日に資本業務提携の手続きを完了したことを発表しました。

Oxyzenは、オフラインマーケティングサービス「Digital東京」を展開しています。

店舗・商業施設・観光地・都市などに独自のWi-Fiセンサーを設置し、周囲の人びとの性別・国・地域などのデモグラ属性や、興味・趣向などのサイコグラフィック属性、人数ボリューム、訪問頻度、滞在時間などを可視化するサービスです。

PDCは、商業施設や店舗などリアルの場におけるデジタルソリューション導入のプロフェッショナル企業として、デジタルを通じた店頭での顧客体験・従業員体験向上のための企画・導入を行っています。

Webやデジタルサイネージなどのメディアのさらなる活用を実現するものとして、コンテンツ配信・メディア管理・APIデータ連携・分析のスマートな運用を実現するメディアプラットホーム「One GATE」を提供しています。

今回の提携により、PDCはOxyzenが提供する「Digital東京」サービスのビッグデータをシームレスに利活用し、新たなオフラインマーケティング分析サービスを提供します。

また、両社の協力により積極的にサービス展開を図っていきます。


インターネットの普及以前は、オフラインでの行動のみが顧客の行動でした。

しかしインターネットが普及した現在は、オフラインとオンラインを行き来する行動が顧客行動であるといえます。つまり従来よりも顧客行動は圧倒的に複雑化しているのです。

マーケティングはサービス・プロダクトの展開や開発にとって重要な施策です。そしてマーケティングを行う上で顧客行動の分析は欠かすことができません。

したがって、顧客行動が複雑化する現代において、正確かつスピーディに顧客行動を可視化し、分析することができる仕組みが求められているのです。

こうしたなか活用が進められているのが、人の行動をデータ化したものである「行動データ」です。

インターネット普及以前のマーケティングで顧客の行動を可視化するには、年齢・性別・居住地・家族構成・職業・収入などの属性データしか入手できず、ここから顧客の行動を推測し、アプローチするしかありませんでした。

しかしデジタルの世界では、Webの閲覧履歴、SNSでの行動、購買履歴、位置情報などの行動データを入手できるようになり、顧客分析の確実性が向上し、マーケティングに革新がもたらされました。

そしてオフラインでも、ビーコンなどのセンサーから得られるデータや位置情報を活用した人の流れを活用することで、より確実に顧客の行動を分析できるようになったのです。

プロダクトの販売のためにはPRやマーケティングが重要です。とくにSNSマーケティングはリアルな顧客の声を聞けることが大きなメリットです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期でも行えるネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

また、大規模なマーケティングの実施のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Digital東京 Oxyzen PDC オフライン オフラインマーケティング サービス サイコグラフィック センサー データ ピーディーシー ビッグデータ マーケティング 分析 可視化 商業施設 地域 株式会社 行動データ 観光 資本業務提携 都市 顧客行動
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI映像対話システム「Talk With」を開発・提供する「シルバコンパス」が2.9億円調達
2023年9月1日、株式会社シルバコンパスは、総額2億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シルバコンパスは、AI映像対話システム「Talk With」を開発・提供しています。 実在…
自宅や職場で生活習慣病セルフチェック「AMI指先採血キット」が販売開始
2020年12月10日、AMI株式会社は、「AMI指先採血キット(管理医療機器承認番号:22600BZX00362000)」と「クラウド健進」をリリースすることを発表しました。 「AMI指先採血キット…
チャット最適化ツールを提供する「Zenmetry」が資金調達
2024年6月4日、株式会社Zenmetryは、資金調達を実施したことを発表しました。 Zenmetryは、チャット最適化ツール「Zenmetry」を開発・提供しています。 複数のチャットツールのメッ…
デジタルヘルスサービスの事業化支援「Doctors Cloud」などを手がける「ドクターズ」に「トレイダーズホールディングス」が出資
2023年8月1日、トレイダーズホールディングス株式会社は、インベストメントLab株式会社(アセット・マネージャー)と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「トレイダーズFi…
「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」補助金
国土交通省観光庁は「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」の申請受付を開始しました。 本補助金は、本格的な再開が見込まれるインバウンドの地方誘客や観光消費の拡大を促進する…

大久保の視点

世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
IVSの進化・IVS京都2024現地レポート&島川敏明代表インタビュー
今年のIVSは何が違うのか スタートアップの代表的なイベントである「IVS(アイブイエス)」が、7月4日から6日まで京都市で開催されました。IVSの中で実施…
(2024/7/6)
「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」優勝は物流自動化のRENATUS ROBOTICS安藤 奨馬さん:賞金1000万円獲得!
日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。 優勝(スタートアップ京都国際賞)…
(2024/7/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】