注目のスタートアップ

パーソナル・コーチング・サービス「mento」運営の「ウゴク」が4,000万円調達

2019年10月3日、株式会社ウゴクは、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

パーソナル・コーチング・サービス「mento(メント)」を運営しています。

ビジネス・キャリア・人間関係など、あらゆる悩みを抱えた人向けに、専門のトレーニングを受けたプロのコーチを紹介するサービスです。

今回の資金は、サービスの機能改善や、採用の強化に充当されます。

株式会社ウゴク 代表取締役 木村憲仁氏のコメント

今回のニュースにつきまして、株式会社ウゴク 代表取締役 木村憲仁氏よりコメントが届きました!

木村憲仁
1990年生まれ。早稲田大学文学部卒業。学生時代は創業間もないアカツキでのインターン後、大学の先輩と共に起業。取締役に就任しエンジニア兼デザイナーとして旅行情報サイト運営や受託開発などを行う。2014年新卒でリクルートホールディングスへ入社。カーセンサーのPdMリーダーを4年半務め、消費者向けのサービス開発を牽引し事業成長に貢献。2017年ニューラルネットワークを用いた画像判別のサービス実用化でリクルートグループ全社イノベーションアワードを受賞。2018年10月に退職し、株式会社ウゴク創業。
ーこの事業を始めた経緯について教えてください。

木村:当初、リクルート退職後はそこで培ったノウハウを生かした事業を展開していこうと考えておりました。しかし自分がやりたくて始めたことにもかかわらず、やる気がおきないの日々が続いてしまいました。そんな状態ではパフォーマンスが上がらないので、なんとかせねばと考えている時に、知人や奥さんから「仕事で悩んでいるときはコーチングがいいらしい」とのアドバイスをもらい、試しに受けてみることに。

そのコーチングにより、会社員としての自分と、個人としての自分のミッションは一致させられると思っていたがどうにも折り合いがついていなかったことに気付きました。あらためて自分にとって本当にやりたい事を考えていくと「身近な人を幸せにできる手ざわりのある事業を通して、大きく社会を変えていくこと」だという答えに行き着きました。

そう思うと世界が広がり、景色が一変しました。シンプルに言えば、ビジネスとして何が成功するのか?ではなく、誰を幸せにするのか?が自分にとってモチベーションの源泉だったわけです。

そうして、身近な課題を考えていくと、自然とあることに気づきました。「その人に合ったコーチを探すことの難しさ」です。せっかくコーチングを受けてみたいと思っても、検索して出てくる情報は少なく、コーチの方の違いも分かりづらいのが現状です。

そもそもコーチング自体の認知が十分とは言えず、知っていても「なんとなく怪しい」と思っている人も多いのが現状だと思います。コーチングの効用は素晴らしく、受けてみてほしい友人の顔が浮かぶ一方で、その人にあったコーチを探すのはとても難しいという事実は、コーチングに救われた人間からすると社会的損失だとすら思えてきたのです。

これからの社会において、「自分自身の価値基準を明確にし、自分らしい生き方をしたい」と思う人が増えていくことは間違いないでしょう。自分自身と向き合う方法論としてのコーチやコーチングが果たす役割は、決して小さくないはずだと確信しています。誰もがパーソナルコーチを当たり前につけ内省を深めながら、目標達成と自己成長を歓び、限られた人生の時間を自己肯定感高くすごせる世界を作る。それが自分自身のミッションであると、本気で考えています。

ー今回の資金調達について、どのような反響がありましたか?

木村:非常に多くの反響があり、本格リリースでの登録者数は初週で数百名を超えています。元々、Twitterなどソーシャルを中心にコーチングが話題になりつつあったということもあり「コーチングに興味があったので受けてみたい」「こういうサービスが欲しかった」など嬉しい声をたくさんいただくことができました。なかでも意外かつ多数だったのが、「自分もコーチングができるようになってみたい」という反響です。自分自身の問題についてコーチとセッションしたいという需要と同時に、他の人の想いや課題について傾聴できる力を伸ばしたいと思っている人が増えてきているのだと感じます。

ー今後どのような事業展開をしていきたいと考えているか、教えてください。

木村:まずはtoCでのコーチングサービスをしっかりと伸ばしつつ、toBパッケージとしての提供もしっかり行なっていきます。マネジメント層に対しコーチングスキルを体感していただくとともに、自身が抱えるキャリアや組織に対する悩みやもやもやをコーチングによって変化させていくことによって、より高い生産性や目標達成をサポートしていくことを目指しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ mento ウゴク 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

店舗向け仕入れプラットフォーム「PORTUS」がリリース 運営元が3,000万円調達
2019年10月8日、park&port株式会社は、総額約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、店舗向け仕入れプラットフォーム「PORTUS(ポルタス)」をリリースする…
月極駐車場管理SaaS「Park Direct」を運営する「ニーリー」が16億円調達
2023年5月31日、株式会社ニーリーは、総額16億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ニーリーは、月極駐車場管理SaaS「Park Direct」、法人車両用駐車場管理システム「Park D…
モバイルゲーム「Link!Like!ラブライブ!」を手がける「オッドナンバー」が19.5億円調達
2024年3月15日、株式会社オッドナンバーは、総額19億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 直近では、2023年6月30日に12億円の調達を発表しています。 オッドナンバーは、オ…
ブロックチェーンゲームを開発・運営する「double jump.tokyo」が資金調達
2025年2月21日、double jump.tokyo株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、TISインテックグループのTIS株式会社です。 double jump.tokyo…
プラスチック代替の新素材「LIMEX」開発・製造・販売の「TBM」が20.6億円調達
2020年11月24日、株式会社TBMは、総額約20億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 プラスチックの代替となる、石灰石などの無機物を主原料とした新素材「LIMEX」を開発・製造…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集