創業手帳が選ぶ起業経営ニュース 2019年7月26日 解説入り 創業手帳編集部 【7月26日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ 7月26日に出たニュースの中で、起業家が注目したいニュースをまとめました。 クラウドサービス中国大手テンセント参入 日本企業への影響は クラウドサービス市場に、中国大手のテンセントが参入しました。日本ではクラウドサービスのシェアをアマゾンやアリババなど外資が約6割握っている状況です。テンセントの参入により外資の割合が更に増えそうですが、利用する日本企業にとっては、データの安全性の担保や、海外司法による情報提供義務の要請が来る可能性などについて、どう折り合いをつけるか慎重に判断の上使う必要がありそうです。 一般ユーザーとしては、クラウドサービスを始め、どのサービスを利用するかあまり意識する機会はありませんが、企業として利用する際には、外資のサービスかどうか、個人情報保護に対する規約はどうなっているかといった視点も含めて選ばなければいけないということですね。スタートアップの起業家も、海外のサービスを利用する上では、機能性や価格といった側面だけでなく、背景の情勢もきにかけて吟味したいところです。 NECが熟練者の意思決定模倣AIを開発 NECが熟練作業者の作業履歴データを分析し、高度なスキルが求められる意思決定を模倣するAIを開発しました。重要な業務について、熟練者と同じ水準の意思決定を人間の10倍以上の早さで実現するといいます。 実用化されれば、生産性の向上に大きく貢献しそうな一方で、熟練作業者にとっては仕事が取って代わるきっかけにもなりえそうです。多くの仕事が数十年以内に機械に取って代わるといいますが、高度なAI技術の開発によって現実味を帯びてきました。機械にできない付加価値をいかにつけていくか、という視点も今後の働き方を選択する上で重要なポイントになりそうですね。 サブスク美容室、出店仮想区 シャンプーとブロー特化 美容室運営のジェットセットが、シャンプーとブロー専門のサブスクリプションサービスを提供する店舗出店を増やしています。19年7月に2号店をオープンし、今年中に都内で数店舗、その後大阪や横浜など地域を広げてい来ます。 月額1万8000円で、美容室でのシャンプーとブローが使い放題になるサービスで、「入店から退店まで30分」という時間を設け、仕事や子育ての合間に気軽に使えるよう工夫しています。 金額や回数、時間を気にせず気軽に美容室を利用したい、という顧客層の多さを見事に取り込んだビジネスモデル。美容領域のサブスクは今後も拡大が予想されます。 読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。 カテゴリ トレンド 関連タグ AI クラウドサービス サブスクリプション スタートアップ ニュース ビジネスモデル まとめ 働き方 海外 生産性 美容室 起業家 この記事を読んだ方が興味をもっている記事 【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付 【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説 【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト 「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など 合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説! 家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント 創業関連の最新情報を毎日お届け! トレンドの創業手帳ニュース 日本政策金融公庫「中小企業経営力強化資金融資事業」 (2025/8/14) 創業手帳が弥生グループ入り。会計ソフトと起業支援のNo1が連合 (2025/8/12) 【経済産業省】令和7年カムチャツカ半島付近の地震に伴う津波に関する被災中小企業・小規模事業者支援措置 (2025/8/5) 2025年7月31日(木)分 青果物(野菜・果実)の卸売価格速報値 (2025/8/1) 【農林水産省】「農山漁村」インパクト創出ソリューションを選定 (2025/7/30) 2025年7月14日(月)分 青果物(野菜・果実)の卸売価格速報値 (2025/7/16) 地方公共団体において官公需に関する相談窓口が開設 「下請かけこみ寺」で窓口の紹介が開始 (2025/7/15) 【公正取引委員会】「2025年版フリーランス法の特設サイト」が開設 7月~8月にフリーランス法説明会が開催 (2025/7/11) 【経済産業省】ロボット導入支援を加速「全国ロボット・地域連携ネットワーク(RINGプロジェクト)」設立 (2025/7/10) 【中小企業庁】「中小企業・小規模事業者の受注機会の増大のための支援」 (2025/7/9) キャンペーン 女性対象 有望企業 トレンド 便利なサービス イベント 制度改正 公募 関連するタグのニュース ニュース・アプリ運営の「スマートニュース」が米国事業の加速のために31億円調達 2019年8月5日、スマートニュース株式会社は、総額31億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本郵政キャピタルなどです。 スマートフォン・タブレット向けニュース・アプリ「Smart… 契約審査プラットフォームやAI契約管理システムを提供する「LegalForce」が137億円調達 2022年6月23日、株式会社LegalForceは、総額約137億円の資金調達を実施したことを発表しました。 LegalForceは、契約審査プラットフォーム「LegalForce」、AI契約管理シ… CO2排出量可視化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」を提供する「アスエネ」が資金調達 2024年6月14日、アスエネ株式会社は、シリーズCラウンドの1stクローズとして、42億円の資金調達を実行することを発表しました。 今後の2ndクローズを合わせて50億円の調達を予定しています。シリ… AIでファッションのトレンド予測や需要予測をする「ファッションポケット」が2.6億円調達! ファッションポケット株式会社は、総額約2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東京大学エッジキャピタルなどです。 画像・映像解析に関する多様なAI技術を独自に開発・保有し… AIファイナンスの「H.I.F.」がAI定性与信審査技術を活用した敷金保証事業を開始 2022年5月19日、H.I.F.株式会社は、AI定性与信審査技術を活用した敷金保証事業を開始することを発表しました。 今回発表した、AI定性与信審査技術を活用した敷金保証事業は、H.I.F.が敷金を… 大久保の視点 明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT 2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各… (2025/3/14) 日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞! 日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし… (2024/12/4) 国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート! パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav… (2024/10/9) 創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら 注目のニュース SPONSORED クラウド会計ソフト「弥生会計 Next」スタート応援キャンペーン SPONSORED 【宮城県気仙沼市】「気仙沼市創造的産業復興支援事業費補助金」(6/25締切) SPONSORED 弥生による無料オンラインセミナー「初めての方でもわかる確定申告講座」を公開! 最新の創業手帳ニュース 気軽に導入・使用できるロボットハンドの実現を目指す「Thinker」が5億円調達 (2025/8/15) 秋葉原カルチャーを発信するホールディングスカンパニー「リアルアキバ」が5億円調達 (2025/8/15) 日本政策金融公庫「中小企業経営力強化資金融資事業」 (2025/8/14) 東京商工会議所が「経営のカギ~流通・サービス業の実践的経営改善ガイド~」を公開 (2025/8/14) XTuberタレント事務所を運営する「PANDORA」が4400万円調達 (2025/8/14) AI技術のコンサルティング・開発・保守を行う「Spakona」が1.6億円調達 (2025/8/14) 【東京都】令和7年度「ワーケーション勤務導入奨励金」【奨励金10万円】 (2025/8/13) フィットネスジム「LifeFit」を運営する「FiT」が15億円調達 (2025/8/13) 企業・自治体・大学などと連携してコワーキングスペースを展開する「ATOMica」が資金調達 (2025/8/13) 子どもの非認知能力を育むテーマパーク「リトルプラネット」を展開する「リトプラ」が資金調達 (2025/8/13) 記事についてのお問い合わせはこちら 創業時に役立つサービス特集 起業・創業メンバーのエンジニアがいない!エンジニアの探し方・マッチングの方法は? 創業時の電話回線と固定電話はどうすれば良い? 名刺管理アプリ・ツールで名刺を社内共有するメリットは?おすすめのツールもご紹介 個人情報を漏洩してしまってからでは遅い。サイバー保険でリスクに備える 個人事業主・フリーランスにおすすめの電子契約とは?メリット・選び方のポイント 飲食店の店舗開業時に困ることは何?おすすめの飲食店開業支援サポートもご紹介 注目インタビュー記事 H.I.F. 東小薗光輝|創業まもない会社でも融資が受けられる世界を作る ブルーベリーファームおかざき 畔柳 茂樹|40代でも遅くない!会社から逃げる勇気があれば人生が豊かになる 弁理士 富澤 正|【第二回】Appleが商標を取れた理由とは?現役弁理士の世界一分かりやすい知的財産 ワカルク 石川沙絵子|職住一体を叶える組織づくり!雇用にこだわる理由とは えと菜園 小島 希世子|「農業×ホームレス」の可能性とは? アトラエ 岡 利幸|ビジネスマッチングアプリ「yenta」開発者に聞く ヒットするプロダクト作りに必要なこと
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2019年7月26日 解説入り【7月26日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ
7月26日に出たニュースの中で、起業家が注目したいニュースをまとめました。
クラウドサービス中国大手テンセント参入 日本企業への影響は
クラウドサービス市場に、中国大手のテンセントが参入しました。日本ではクラウドサービスのシェアをアマゾンやアリババなど外資が約6割握っている状況です。テンセントの参入により外資の割合が更に増えそうですが、利用する日本企業にとっては、データの安全性の担保や、海外司法による情報提供義務の要請が来る可能性などについて、どう折り合いをつけるか慎重に判断の上使う必要がありそうです。
一般ユーザーとしては、クラウドサービスを始め、どのサービスを利用するかあまり意識する機会はありませんが、企業として利用する際には、外資のサービスかどうか、個人情報保護に対する規約はどうなっているかといった視点も含めて選ばなければいけないということですね。スタートアップの起業家も、海外のサービスを利用する上では、機能性や価格といった側面だけでなく、背景の情勢もきにかけて吟味したいところです。
NECが熟練者の意思決定模倣AIを開発
NECが熟練作業者の作業履歴データを分析し、高度なスキルが求められる意思決定を模倣するAIを開発しました。重要な業務について、熟練者と同じ水準の意思決定を人間の10倍以上の早さで実現するといいます。
実用化されれば、生産性の向上に大きく貢献しそうな一方で、熟練作業者にとっては仕事が取って代わるきっかけにもなりえそうです。多くの仕事が数十年以内に機械に取って代わるといいますが、高度なAI技術の開発によって現実味を帯びてきました。機械にできない付加価値をいかにつけていくか、という視点も今後の働き方を選択する上で重要なポイントになりそうですね。
サブスク美容室、出店仮想区 シャンプーとブロー特化
美容室運営のジェットセットが、シャンプーとブロー専門のサブスクリプションサービスを提供する店舗出店を増やしています。19年7月に2号店をオープンし、今年中に都内で数店舗、その後大阪や横浜など地域を広げてい来ます。
月額1万8000円で、美容室でのシャンプーとブローが使い放題になるサービスで、「入店から退店まで30分」という時間を設け、仕事や子育ての合間に気軽に使えるよう工夫しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。金額や回数、時間を気にせず気軽に美容室を利用したい、という顧客層の多さを見事に取り込んだビジネスモデル。美容領域のサブスクは今後も拡大が予想されます。
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