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ファージセラピーの社会実装を目指す「Arrowsmith」が3億円調達

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2025年8月26日、株式会社Arrowsmithは、総額3億円の資金調達を発表しました。

Arrowsmithは、細菌の天敵ウイルスであるバクテリオファージを用いて、薬が効かない細菌感染症や治療に難渋する細菌感染症に対する治療法「ファージセラピー」を開発しています。

今回調達した資金は、リードプログラムARW001の非臨床試験・臨床試験、後続パイプラインの研究開発に活用します。


ファージセラピー(ファージ療法)とは、特定の細菌に感染するウイルスであるバクテリオファージ(ファージ)を用いて、細菌感染症を治療する手段のことです。

ファージは、細菌を乗っ取る際にその細菌を殺すため、有効な薬がない感染症を治療する手段として注目されています。

とくに近年は、世界中で薬剤に耐性を持った細菌である薬剤耐性菌が増加しており、代替療法の開発が求められています。ファージセラピーはこうした薬剤耐性菌の治療法として期待されています。

こうした背景のもと、Arrowsmithは薬剤耐性細菌感染症や難治性細菌感染症に対するファージカクテルを開発しています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ Arrowsmith ウイルス バクテリオファージ ファージセラピー ファージ療法 医療 感染症 株式会社 治療 細菌 細菌感染症 資金調達
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