新たな非侵襲計測技術「ASEM法」の社会実装を目指す「ASEMtech」が1.5億円調達
2026年4月2日、ASEMtech株式会社は、総額1億5000万円の資金調達を発表しました。
ASEMtechは、超音波による電気・磁気の可視化技術である、音響誘起電磁法(ASEM法)の社会実装を目指しています。
医療において生体組織の質に関する画像化・定量化を実現する診断機器の開発や、産業における非破壊検査機器の開発を行っています。
今回調達した資金は、次の取り組みなどに活用します。
・プロト機を用いた臨床研究の本格化
・第二種医療機器製造販売業の取得
・産業領域での顧客拡大と製品ラインアップの強化
東京農工大学が開発したASEM法(Acoustically Stimulated ElectroMagnetic method)は、超音波を用いて物質内部の電気・磁気応答を計測する新しいイメージング技術です。電波を利用した従来の電磁計測と比べて空間分解能が大幅に高いことが特徴で、微細な構造変化を非侵襲で可視化できます。
この技術は、医療分野では、コラーゲンの蓄積量や配向性といった組織学的指標を画像化できるため、運動器疾患や血管病変のスクリーニングに加えて、がんや慢性疾患に伴う臓器の線維化(ファイブロシス)評価への応用が期待されています。生体組織の質的変化を定量的に捉えられる点は、既存の超音波やMRIを補完する新たな診断モダリティとして注目されています。
さらに産業分野では、鉄鋼材料やEVモーター部材などの劣化・変性状態を非破壊で検出できる技術として有望視されています。内部欠陥や応力分布の変化を高精度に把握できる可能性があり、品質管理や予知保全の高度化に寄与することが期待されています。
シリーズ累計発行部数280万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、資金調達方法や補助金・助成金制度など、創業期をサポートするためのさまざまな情報を提供しています。
創業手帳
創業手帳0
補助金ガイド
飲食開業手帳