注目のスタートアップ

観葉植物と花のEC「アンドプランツ」を運営する「Domuz」が3億円調達

company

2024年7月24日、株式会社Domuzは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Domuzは、観葉植物と花のEC「アンドプランツ」や、花卉産業向け卸マーケットプレイス「ハナイチ」(α版)を運営しています。

「アンドプランツ」は、植物や花があるライフスタイルを提案する観葉植物・花のオンラインストアです。独自のパーソナル植物診断機能を通じ、ユーザーの好みに合った商品を提案しています。

「ハナイチ」は、生花や植物を販売する事業者を対象に、生花・植物・資材などの販売を行う卸マーケットプレイスです。


花卉(かき)とは、観賞用に提供される植物のことです。具体的には、切り花類、鉢もの類、花木類、球根類、花壇用苗もの類、芝類、地被植物類です。

花卉は、食生活の中で消費される野菜・果物とは異なり、冠婚葬祭・贈答・装飾など、さまざまな使われ方がされています。そして用途などに応じて種類・品種・色などが異なり、極めて嗜好性が強いという特徴を有しています。

こうした状況下で、花卉市場は、生産者が減少していることもあり、産出額は1998年の約6,300億円をピークに減少を続け、2021年には3,519億円となっています。

花卉産業の成長のためには、新たな需要の獲得が必要です。たとえば、コロナ禍ではインドア需要が増加し、おうち時間の充実やストレスの軽減のため、観葉植物や家庭菜園などの需要が高まりました。

このような背景を踏まえ、より多くの人にニーズに応じた植物・花を届けることができるECプラットフォームへの注目が高まっています。

株式会社Domuzのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Domuzよりコメントが届きました。

株式会社Domuz
「ITとデザインでみどりのある暮らしをもっと身近に」をミッションに掲げ、
テクノロジーとデザインを用いて、観葉植物や花が身近に感じられるライフスタイルの提供を目指しています。

・今回の資金調達の目的は何ですか

この度調達した資金をもとに以下2つの事業を中心とし、花卉産業全体のDX推進に取り組んでまいります。1つ目は現在の主軸事業である、観葉植物と花のEC「アンドプランツ」の更なるサービス改善。2つ目は、BtoBの新規事業である「ハナイチ」にて、「アンドプランツ」運営で培ったネットワークやノウハウを活かし、さらに大規模な植物や花のオンライン販売を可能とすべく、サービス改善、取引先開拓を行ってまいります。

・今後の展望を教えてください。

小売りで1.1兆円市場とされる花卉産業において、複数のプロダクトや事業を展開し、DXを推進してまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

当社では、花・植物という産業をデジタル化していくことで、より多くの皆さんに花や植物の魅力を知ってもらうための事業を行なっています。花や植物領域のDX事業にご興味がある方は、ぜひお問い合わせください。

事業を成長させるには戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携・協業が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AND PLANTS BtoB Domuz EC SNS アンドプランツ オンラインストア ハナイチ マーケットプレイス ライフスタイル 株式会社 植物 花卉 観葉植物 販売 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

浮体式垂直軸型洋上風車を開発する「アルバトロス・テクノロジー」が1億円調達
2022年9月14日、株式会社アルバトロス・テクノロジーは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 アルバトロス・テクノロジーは、浮体式垂直軸型洋上風車(Floating Axis Wind …
ファッションレンタルサービス運営の「collEco」が7,000万円調達
2022年3月9日、collEco株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファッションレンタルサービス「collEco(コレコ)」を運営しています。 PC・スマートフ…
完全栄養食のウェルネスプロテイン「KOREDAKE」を展開する「メップル」が2億円調達
2023年11月14日、株式会社メップルは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メップルは、完全栄養食のウェルネスプロテイン「KOREDAKE」を展開しています。 タンパク質のほか、食…
ペット×ITの「TYL」が5.6億円調達
2021年8月17日、株式会社TYLは、総額5億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ペット×ITの領域で、往診専門動物病院「アニホック往診専門動物病院」や、動物病院の経営支援・人材…
運動療法クラウドシステムを提供する「リハサク」が1.5億円調達
2023年8月9日、株式会社リハサクは、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リハサクは、運動療法クラウドシステム「リハサク」を開発・提供しています。 理学療法士や柔道整復…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集