注目のスタートアップ

対話型音声AI SaaSを提供する「IVRy」が30億円調達

company

2024年5月23日、株式会社IVRyは、総額30億円の資金調達を実施したことを発表しました。

IVRyは、対話型音声AI SaaS「IVRy(アイブリー)」を開発・提供しています。

自動応答(IVR)、電話転送、SMS送信、AI自動文字起こしなどの機能により、さまざまなシーンでの電話業務を自動化し、フロントオフィス業務の効率化・生産性向上を実現するSaaSです。

現在、大規模言語モデル(LLM)を活用した音声対話AIの機能開発に注力しています。

LLMの能力を制御し向上させる効果的な手段として、さまざまなAI機能を組み合わせた複合AIシステム(コンパウンドAIシステム)を構築し、SaaSとして提供する計画です。

今回の資金は、「音声コンパウンドAIシステム基盤」を実現するためのR&D人材の採用、ビジネス・組織体制強化のための人材採用、マーケティング・セールスの強化などに充当します。


電話対応は多くの業界で欠かせない業務ですが、その内容の重要度はさまざまです。しかし、電話を受けて内容を確認しなければ重要度を判断できないという点が大きな課題となっています。

重要な連絡を逃さないために、電話がかかってくると仕事を中断して対応しなければならず、これが業務負担となり、生産性の低下を引き起こします。

この問題を解決するために電話対応代行サービスが提供されていますが、中小企業やスタートアップ、フリーランスや士業にとってはコストが高く、導入が難しいという課題があります。

そこで注目されているのが、AIを活用した電話対応サービスです。近年のAI技術の進歩により、音声の高精度な解析が可能となり、電話対応の自動化が実現しています。AIを活用したサービスは比較的低コストで導入できるため、中小企業やスタートアップでも採用が進んでいます。

「IVRy」は、自動応答(IVR)、電話転送、SMS送信、AI自動文字起こしなどのさまざまな機能により、企業の電話対応業務の自動化・効率化に貢献しています。

さらに、大規模語言語モデル(LLM)を活用し、より高度な機能の実装を目指しています。

人手不足が深刻化している状況において、デジタルツール導入による業務効率化は、重要な要素のひとつとなっています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

また、抜本的なシステム整備のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AI音声 BtoB DX LLM SaaS サービス 営業 大規模言語モデル 対話 対話型AI 応答 株式会社 自動 自動化 資金調達 電話 電話対応 音声 音声認識
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クラウド型タクシー配車システム提供の「電脳交通」が2.2億円調達
2020年1月31日、株式会社電脳交通は、総額約2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クラウド型タクシー配車システムを開発・提供しています。 また、地域交通の課題解決への取組みの…
クラウド受付システム提供の「RECEPTIONIST」が資金調達
2020年3月13日、株式会社RECEPTIONISTは、資金調達を実施したことを発表しました。 クラウド受付システム「RECEPTIONIST」を提供しています。 日程調整や、会議室の予約、担当者へ…
高還元SES(システムエンジニアリングサービス)事業を展開する「エンジニアのミカタ(旧:無限の始まり)」が5,100万円調達
2023年9月4日、株式会社エンジニアのミカタ(旧社名:株式会社無限の始まり)は、総額5,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エンジニアのミカタは、還元率83%の高還元SES(システム…
株式会社ユーリア 水野将吾|2分で分かる栄養過不足尿検査の事業開発が注目の企業
栄養過不足尿検査の事業開発で注目なのが、水野将吾さんが2021年4月に創業した株式会社ユーリアです。 現代の日本は食べ物にあふれており、むしろ廃棄処分問題さえ発生するほど『飽食』の時代です。 にも拘わ…
神戸大学発のAIスタートアップ「テラアクソン」が3,000万円調達
2023年11月13日、株式会社テラアクソンは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 テラアクソンは、神戸大学数理・データサイエンスセンター長である小澤誠一教授の研究成果の事業化・社…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集