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2024年4月12日【東京都】「第7回躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」
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東京都は、「第7回躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」の募集を開始したことを発表しました。
「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」を令和3年度から実施しています。この事業は、都内中小企業者が「製品・サービスの質的向上」による競争力強化や「生産能力の拡大」のための生産性向上を進める際に必要となる機械設備等の導入経費の一部を助成します。
今年度から、すべての事業区分においてゼロエミッション要件・賃上げ要件の適用が可能となっています。
助成対象者
令和6年4月1日現在で、東京都内に登記簿上の本店又は支店があり(個人にあっては都内で開業届出をして事業を営んでいる者)、2年以上事業を継続している中小企業者等
助成対象事業
以下の1~4のいずれかに該当する事業であること。
「1 競争力強化」
更なる発展に向けて競争力強化を目指した事業展開に必要となる機械設備を新たに導入する事業
「2 DX推進」
IoT、AI、ロボット等のデジタル技術の活用により、新しい製品・サービスの構築や既存ビジネスの変革を目指した事業展開に必要となる機械設備を新たに導入する事業
「3 イノベーション」
都市課題の解決に貢献し国内外において市場の拡大が期待される産業分野において、新事業活動に取り組むことで、イノベーション創出を図るために必要となる機械設備を新たに導入する事業
「4 後継者チャレンジ」
事業承継を契機として、後継者による事業多角化や新たな経営課題の取り組みに必要となる設備等を新たに導入する事業
助成率・助成限度額
事業区分 | 要件 | 助成額 | |||
---|---|---|---|---|---|
ゼロエミ要件 | 賃上げ要件 | 助成率 | |||
1 競争力強化 | 中小企業者 |
– | – | 2分の1以内 | 100万~1億円 |
〇 | 3分の2以内 | ||||
◎ | 4分の3以内 | ||||
○ | 4分の3以内 | ||||
小規模企業者 |
– | – | 3分の2以内 | ||
〇 | 3分の2以内 | ||||
◎ | 4分の3以内 | ||||
○ | 4分の3以内 | ||||
2 DX推進 3 イノベーション 4 後継者チャレンジ |
– | – | 3分の2以内 | ||
◎ | 4分の3以内 | ||||
○ | 4分の3以内 |
申請予約期間
2024年5月1日(水)~2024年5月21日(火)17:00
申請受付期間
2024年5月8日(水)~2024年5月24日(金)17:00
経済産業省は、2025年までに日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を達成できない場合、最大で年間12兆円もの経済損失が生じる可能性があると警告しています。
DXとは、単なるデジタル化ではなく、テクノロジーとデータの効果的な活用により、企業や組織を根本的に変革し、競争力を確立する施策のことです。
DXの実現には、AI、IoT、ロボット、ブロックチェーンなどの最先端テクノロジーを導入し、それらを活用するための設備投資が必要です。しかし、設備投資には高額なコストがかかるため、中小企業はDXに必要な資金調達に課題を抱えています。
同時に、世界的には環境負荷の低減を図る経済活動への移行が進んでおり、これに迅速に対応する必要があります。
「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」は、競争力強化のための設備投資を支援する助成金制度です。最大1億円という強力な支援を受けることができるため、大きな成長を目指す中小企業はぜひ活用を検討しましょう。
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