【東京都】「第7回躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」

subsidy

東京都は、「第7回躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」の募集を開始したことを発表しました。

「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」を令和3年度から実施しています。この事業は、都内中小企業者が「製品・サービスの質的向上」による競争力強化や「生産能力の拡大」のための生産性向上を進める際に必要となる機械設備等の導入経費の一部を助成します。

今年度から、すべての事業区分においてゼロエミッション要件・賃上げ要件の適用が可能となっています。

助成対象者

令和6年4月1日現在で、東京都内に登記簿上の本店又は支店があり(個人にあっては都内で開業届出をして事業を営んでいる者)、2年以上事業を継続している中小企業者等

助成対象事業

以下の1~4のいずれかに該当する事業であること。

「1 競争力強化」
更なる発展に向けて競争力強化を目指した事業展開に必要となる機械設備を新たに導入する事業

「2 DX推進」
IoT、AI、ロボット等のデジタル技術の活用により、新しい製品・サービスの構築や既存ビジネスの変革を目指した事業展開に必要となる機械設備を新たに導入する事業

「3 イノベーション」
都市課題の解決に貢献し国内外において市場の拡大が期待される産業分野において、新事業活動に取り組むことで、イノベーション創出を図るために必要となる機械設備を新たに導入する事業

「4 後継者チャレンジ」
事業承継を契機として、後継者による事業多角化や新たな経営課題の取り組みに必要となる設備等を新たに導入する事業

助成率・助成限度額

事業区分 要件 助成額
ゼロエミ要件 賃上げ要件 助成率
1 競争力強化  
中小企業者
2分の1以内 100万~1億円
  3分の2以内
4分の3以内
  4分の3以内
 
小規模企業者
3分の2以内
  3分の2以内
4分の3以内
  4分の3以内
2 DX推進
3 イノベーション
4 後継者チャレンジ
3分の2以内
  4分の3以内
  4分の3以内

申請予約期間

2024年5月1日(水)~2024年5月21日(火)17:00

申請受付期間

2024年5月8日(水)~2024年5月24日(金)17:00


経済産業省は、2025年までに日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を達成できない場合、最大で年間12兆円もの経済損失が生じる可能性があると警告しています。

DXとは、単なるデジタル化ではなく、テクノロジーとデータの効果的な活用により、企業や組織を根本的に変革し、競争力を確立する施策のことです。

DXの実現には、AI、IoT、ロボット、ブロックチェーンなどの最先端テクノロジーを導入し、それらを活用するための設備投資が必要です。しかし、設備投資には高額なコストがかかるため、中小企業はDXに必要な資金調達に課題を抱えています。

同時に、世界的には環境負荷の低減を図る経済活動への移行が進んでおり、これに迅速に対応する必要があります。

「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」は、競争力強化のための設備投資を支援する助成金制度です。最大1億円という強力な支援を受けることができるため、大きな成長を目指す中小企業はぜひ活用を検討しましょう。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ サービス ゼロエミッション 中小企業 助成 向上 導入 拡大 東京都 機械設備 生産 生産性向上 能力 製品 賃上げ
詳細はこちら

第7回躍進的な事業推進のための設備投資支援事業募集開始

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

外国での特許・意匠・商標の権利取得を支援「INPIT外国出願補助金」(第1回公募期間:5月中旬頃~6月上旬頃)
「INPIT外国出願補助金」のご案内です。 中小企業者等に対して、外国における発明(特許)、考案(実用新案)、意匠、商標の権利化(出願手続)に要する費用の一部を補助することで、中小企業者等の国際的な知…
「IT導入補助金2025(通常枠、インボイス枠、セキュリティ対策推進枠:5次締切)」採択者が発表
「IT導入補助金2025」における通常枠、インボイス枠、セキュリティ対策推進枠:5次締切の採択者が公表されました。 中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けたI…
「クラウドエース」と「JQ」が共同でDX全社構想立案コンサルティングサービス「DXランチャー」を提供開始
2020年10月15日、クラウドエース株式会社は、株式会社JQと共同で、「DXランチャー」の提供を開始したことを発表しました。 クラウドエースは、 Google Cloudを専門としており、クラウドの…
【東京】「東京都ベンチャー技術大賞」 エントリーは6/6締切
2023年4月12日、東京都は、2023年度「東京都ベンチャー技術大賞」の募集開始を発表しました。 「東京都ベンチャー技術大賞」は、都内の中小企業がその技術力を活かして開発した、革新的で将来性のある製…
医療機関向けスマートフォンサービス「日病モバイル」を提供する「フロンティア・フィールド」が「大塚製薬工場」から資金調達
2023年3月22日、株式会社フロンティア・フィールドは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社大塚製薬工場です。 フロンティア・フィールドは、医療機関向けスマートフォンサービス「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集