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生成AIを活用した商品画像自動生成サービス「Fotographer.ai」を提供する「Fotographer AI」が1.4億円調達

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2024年2月6日、Fotographer AI株式会社は、総額1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Fotographer AIは、生成AIを活用した商品画像自動生成サービス「Fotographer.ai」を提供しています。

ECサイトやマーケティングで使用する商品画像を自動生成するAIサービスです。

商品画像をアップロードし、作成したい商品イメージをテキストで入力するかテンプレートを選択することで、クリエイティブな商品画像を作成できます。

また、ブランドイメージなどを学習し、ブランド独自のクリエイティブの提案・作成ができる機能も提供しています。

今回の資金は、プロダクト開発、マーケティング、採用・組織体制の強化に充当します。


近年、AI技術が急速に発展し、社会・産業での活用が進められています。

一方で、AI活用には専門的な知識が必要となるため、専門知識がない人・組織は、自身の用途に合ったAIサービスが登場するのを待つか、あるいはAIを組み込んだツールを独自に開発するしかありませんでした。

しかし生成AIの登場はその状況を大きく変えました。

生成AIは、日常的に利用する言葉(テキスト)による命令によって、画像・動画・テキスト・音などのデータを生成するAIのことです。

この生成AIは高精度かつスピーディにデータを出力してくれるため、より多様な領域でAI活用を可能にしています。

たとえば画像生成AIは、写真を撮影したり、画像を加工したり、イラストを描いたりするよりも圧倒的に素早く、ユーザーがイメージした画像を生成することができます。

Fotographer AIは、この生成AIを活用し、商品画像を自動生成するAIサービス「Fotographer.ai」を提供しています。

商品画像はECサイトやマーケティングなどで利用する画像のことです。

ECサイトやマーケティングでは、魅力的な商品画像は、その商品の訴求力に大きく影響してきます。しかし商品の移り変わりが早い事業者や、小規模で画像制作などにコストをかけられない事業者では、リッチな商品画像を用意したりすることは困難です。

「Fotographer.ai」はこうした課題を解決します。イメージ通りの商品画像を短時間で作成できるため、コスト削減を図りつつ迅速に作成し、施策を展開することが可能となります。

AIは、これまで非効率的だった業務の大幅な効率化を実現するなど、大きな革新をもたらしています。AIの活用は企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なAIソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

また、システムの整備においては資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
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