「連携事業継続力強化計画」電子申請システムでの受付が開始

change

2024年1月15日、「連携事業継続力強化計画」の電子申請システムによる受付を開始することを発表しました。

中小企業庁は、行政のDXに係る取組の一環として、これまでの「事業継続力強化計画」の電子申請に加え、「連携事業継続力強化計画」に係る電子申請システムでの受付を開始しました。

「事業継続力強化計画認定制度」は、中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が認定する制度として2019年7月から実施しています。

計画の申請方法については、1者で計画する「事業継続力強化計画」は、すでに原則として電子申請システムによる申請により受付を行っています。

このたび複数事業者間で連携して計画する「連携事業継続力強化計画」についても電子申請が行えるようになりました。

また、2024年4月からは「連携事業継続力強化計画」の申請方法は、原則電子申請のみとなります。


「事業継続力強化計画認定制度」とは、中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が「事業継続力強化計画」として認定する制度です。

認定を受けた中小企業は、税制措置・金融支援・補助金の加点などの支援を受けられます。

また、複数事業者が連携をして策定する事業継続力強化計画である「連携事業継続力強化計画」も存在します。

こちらの計画は単独企業では対応できないリスクに対応するものであり、複数の企業が集まり、災害時の相互協力体制を計画するものです。

近年は大規模な自然災害が増加しており、企業の被害額も増加傾向にあります。企業が被災した場合は営業に支障が生じ、売上が減少する可能性が高いのですが、災害への備えを行っておくことで早期に事業を回復させ、被害を最小限にとどめることができます。

事業継続力強化計画は、事業継続計画(BCP)に比べると少ない労力で策定ができ、各種公的な支援を受けられるほか、取引先からの評価が高まるといったメリットから、中小企業を中心に注目が高まっています。

災害以外にも、経営者の怪我や病気などで事業の継続が困難になってしまうケースがあります。とくに創業期は忙しく無理をしてしまう経営者がたくさん存在することから、その対策を行うことが肝心です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、万が一経営者が働けない状態になった場合のリスクと、その備えや対策について詳しく解説しています。

また、創業手帳は「冊子版創業手帳」の別冊として、資金調達に特化した「資金調達手帳」も無料でお送りしています。資金調達を円滑に進めたい方は、ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 制度改正
関連タグ 事業継続力強化計画 災害 行政DX 連携事業継続力強化計画 電子申請
詳細はこちら

連携事業継続力強化計画の電子申請システムによる受付を開始します

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

制度改正の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「小規模事業者持続化補助金<災害支援枠>(第4回)」公募開始
中小企業庁は、「小規模事業者持続化補助金(第4回)」の公募要領を公開しました。 令和6年能登半島地震により、生産設備や販売拠点が大規模な損害を受け、顧客や販路の損失という状況に直面している被災地域の小…
「中小企業イノベーション創出推進事業費補助金」(防災分野)
2023年8月25日、一般社団法人低炭素投資促進機構は、令和4年度「中小企業イノベーション創出推進事業費補助金」の防災分野の補助事業者の公募を開始したことを発表しました。 経済産業省の中小企業イノベー…
【経済産業省】令和6年台風第10号被災中小企業・小規模事業者支援措置について
2024年8月29日、経済産業省は、令和6年台風第10号に伴う災害に関して被災中小企業・小規模事業者支援措置を行うことを発表しました。 令和6年台風第10号に伴う災害に関して、愛知県、宮崎県、鹿児島県…
「小規模事業者持続化補助金<災害支援枠>(第5回)」公募開始
中小企業庁は、「小規模事業者持続化補助金(第5回)」の公募要領を公開しました。 令和6年能登半島地震により、生産設備や販売拠点が大規模な損害を受け、顧客や販路の損失という状況に直面している被災地域の小…
AI危機管理ソリューション「Spectee Pro」などを展開する「Spectee」が15億円調達
2023年10月23日、株式会社Specteeは、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Specteeは、防災領域で最新テクノロジーを活用したソリューションを展開しています。 主力サー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集