2023年インボイス制度のスタートでさらに事務が複雑化!?
カシオ計算機の販売管理システムを導入すれば業務効率化を実現できる
2023年10月1日にはインボイス制度が開始され、事務がより複雑化すると見られています。
そこで活用したいのが、バックオフィス業務を効率化できる販売管理ソフトです。
今回は、販売管理ソフトの魅力やインボイス制度のポイント、カシオ計算機の「楽一EZ/EZ販売管理システム」「楽一」の魅力をご紹介します。
創業間もない方だけではなく、創業準備を進めている方もぜひご一読ください。
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この記事の目次
販売管理ソフトとは?
販売管理とは、企業が商品の注文を顧客から受け、それを届けるまでの間のお金や商品の流れのコントロールを指します。
販売管理システムを使用することで、一般的な売掛や買掛に受注から出荷、そして在庫に関する商品の流れなど、会社の販売業務を見える化できます。
さらに取引に際して必要になる、納品書や請求書そして発注書などの書類作成の効率化ができるのも魅力のひとつです。
機能その1:販売管理機能
販売管理機能は「お金」を管理する機能です。
見積もりから受注管理、売り上げや売掛管理そして請求管理まで、一連のお金の流れを管理することができます。
販売管理システムを導入することで、見積もりで商品の種類や量そして金額を確定させると、請求管理までワンストップで運用が可能になります。
都度入力をしたり照合をしたり手間が掛からず、修正や確認の工数を削減できるのも魅力のひとつです。
入力されたデータは検索できるだけではなく、ExcelやCSVなどで出力することができ、既存のシステムと連動することでデータを取り込むことも可能です。
機能その2:在庫管理機能
在庫管理機能は「商品」の流れを管理するための機能です。
商品の出荷状況や在庫状況を可視化し、必要に応じて出荷の指示や在庫の調整をすることができるようになります。
また、在庫管理機能を利用することで、売れ行きに合わせて商品の仕入れを行ったり、蓄積されたデータを活用してマーケティングに活かしたりできるのも嬉しいポイントです。
機能その3:購買管理機能
購買管理機能は商品の仕入れを管理する機能です。
さらに、仕入れの際に必要な、見積や発注そして支払いなどの支払い管理機能が付いているので、入力やチェックの工数を削減することができます。
販売管理システムを導入するメリット
販売管理システムを導入することで、データ入力が自動化され入力の手間を省けます。
自動入力なのでミスが減り、経理周りや発注などのバックオフィス業務の工数を削減できます。
システム上でデータを一元管理できるので、関係部署への共有もスムーズになります。
さらに注目したいのが、業務フローやデータ入力などがシステムに統合されるので属人化を防ぐことができ、業務を標準化できる点です。
また、売り上げや購買データを有効活用することで、マーケティングや販売戦略に活かせるのも嬉しいポイントです。
販売管理システムを導入するデメリット
複数のシステムを既に稼働している場合、システムを統一するために各部署や担当者の要望を取りまとめる必要があります。
さらに、システムによっては初期費用の負担が重いのもデメリットといえます。
必要なシステムを一つひとつ導入していくよりも、創業期に販売管理システムを導入してしまうのがオススメです。
2023年インボイス制度がスタート
インボイス制度の正式名称は、「適格請求書等保存方式」です。
2021年10月1日に適格請求書発行事業者の登録受付が開始され、2023年(令和5年)3月31日には適格請求書発行事業者の登録申請期限を迎えます。
そして、2023年(令和5年)10月1日にはインボイス制度がスタートします。
インボイス制度によって課税事業者は適格請求書を交付する義務が生じ、仕入税額控除を利用するためには適格請求書等の保存をしなければなりません。
2021年10月1日から国税庁は「適格請求書発行事業者公表サイト」の運用を開始し、適格請求書発行事業者の情報を公開しています。
仕入税額控除とは
仕入税額控除とは、課税事業者が消費税を納税する際に、仕入に掛かった消費税を差し引ける仕組みのことを指します。
仕入税額控除を受けるためには、適格請求書等の保存が必要で、適格請求書を交付することができるのは登録事業者のみです。
登録事業者になることで、「適格請求書の交付」「適格返還請求書の交付」「修正した適格請求書の交付」「写しの保存」の4つの義務が生じます。
税額計算方法が変更になる
インボイス制度の導入で、税額の計算時に「割戻し計算」だけではなく「積上げ計算」を選択できるようになります。
割戻し計算では1年間の総売上額から割戻して税金額を算出し、積上げ計算では売上ごとの消費税額をひとつずつ足して消費税額を算出することができます。
売上の発生回数が多い企業の場合には、割戻し計算よりも積上げ計算を選択した方が納税する消費税が少なくなる可能性があるのです。
免税事業者への影響
売上高が1,000万円以下のフリーランスや個人事業主は、免税事業者として活動しているケースが多いですが、免税事業者は適格請求書の発行ができません。
そのため、課税事業者は仕入税額控除を利用できないので、消費税分について値引きの打診があると想定されています。
創業者が注目したいインボイス制度のポイント
インボイス制度の導入によって、販売管理で重要な請求書の書き方が複雑化し、事務処理が増えるとみられています。
さらに、従来は会社設立後の2期は免税メリットを享受することができていました。
しかし、取引先の要求によっては2023年以降に設立2期以内であっても、課税事業者にならざるを得ない方も出てくることが予想されています。
インボイス制度に対応するためのオススメ販売管理ソフト
インボイス制度に対応するためには、カシオ計算機の提供する「EZ販売管理システム」、そして「楽一」がオススメです。
カシオ計算機「EZ販売管理システム」
楽一EZシリーズの「EZ販売管理システム」は、業務に応じてローカルとクラウド環境を使い分けることがきる、月額制のハイブリッド型の販売管理システムです。
販売管理の一般的な機能である、見積・受注・売上・請求・仕入・発注・在庫に加えて、日報や月報、そして経営分析ができます。
EZ販売管理システムの魅力
EZ販売管理システムはインボイス制度にいち早く対応しており、インボイス制度で利用できる請求書や納品書などのサンプルが多数揃っています。
約500種類の指定伝票がすでに登録されており、登録済みの伝票フォームを自社に合うよう修正して利用することも可能です。
操作は直感的で簡単なので、初めてのシステム化に取り組む場合でも、スムーズに導入することができます。
さらにEZ販売管理システムは月額制なので、初期費用を抑えたい創業期でも安心です。
特に創業初期は従業員を雇用せず、経営者が営業活動や事務などのバックオフィス業務を1人で行うケースも珍しくありません。
「EZ販売管理システム」は、人的リソースの不足しがちな創業期こそ導入したいシステムといえます。
EZ販売管理システムを導入して、会社の成長フェーズやニーズに合わせてレベルアップしていくことも可能です。
EZ販売管理システムの機能
ご紹介したようにEZ販売管理システムを活用することで、納品書や送り状の作成、請求書の発行、仕入れ管理や在庫管理などの日々の業務を効率化できます。
納品書や送り状の作成では、伝票フォームのイメージが画面上に表示されるので、手書きに近い感覚で作成をすすめられます。
また、請求書の発行では、得意先の締め日に応じた漏れのない請求書の発行・送付が可能です。
仕入れ管理では、仕入・支払情報を日々入力するだけで、仕入れ先の支払い内容の確認に役立つ支払い明細書の自動集計を実施。
正確な買掛残高管理ができます。
さらに在庫管理では、売上・仕入業務と連動することで、簡単かつ正確な在庫・入庫管理が可能になるのも嬉しいポイントです。
そして日報や月報は、入力する取引データをもとに多彩な資料を簡単に出力可能。
日々入力されるデータを見やすい表・グラフ化して会社の強みや課題を「見える化」し、経営分析に役立てることもできます。
カシオ計算機「楽一」
EZ販売管理システムを、より柔軟にカスタマイズできるのが「楽一」です。
楽一は誕生から30年目を迎えたロングセラー製品で、累計11万台もの出荷実績がある中小企業向け販売管理システムです。
EZ販売管理システム同様にインボイス制度に対応しており、EDIなどの電子取引にも対応しています。
オリジナルシステムの導入を検討しているのであれば、法人設立後間もない方でも楽一がオススメです。
一体型「楽一」
楽一はカシオならではのオールインワンの販売管理システムです。
要望に合わせてハードを選ぶことができ、サーバーモデルなら希望する従業員数のPCを接続することもできます。
テレワークの導入をお考えの方にピッタリです。
EZ販売管理システム同様に直感的で分かりやすい操作で、分析ツールも搭載しています。
さらに、導入時には訪問操作指導を行ってくれるだけではなく、リモート保守や電話対応なども実施。
初期設定や操作指導も価格に含まれているので安心です。
オンラインによるリモートサポートやデータのバックアップなどもあり、手厚いサポートを受けることができるのも魅力のひとつです。
補助金や助成金を賢く活用しよう
楽一はIT導入補助金の助成対象です。
2017年度~2020年度累計で1,233件の採択実績があり、カシオ・代理店が「カシオビジネスコンソーシアム」を結成しておりIT導入補助金活用をサポートしています。
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者を対象にITツールを導入する経費の一部を補助してくれる制度です。
こうした補助金や助成金を活用することで、初期費用を抑えてシステムを導入することができます。
補助金の交付には審査が行われますのでご承知おきください。
▼IT導入補助金について詳しく知りたい方はこちらをご一読ください▼
カシオ計算機株式会社「最大450万円のIT導入補助金を活用して、楽一を導入!カシオは実績報告までしっかりサポート」
一方、EZ販売管理は、月額制であり初期投資を抑えられることから、補助金に頼らず導入できるのも創業期の方にはおススメです。
インボイス制度のスタートを見据えて販売管理ソフトを導入しよう
インボイス制度のスタートは2023年ですが、登録や書類の雛形の整備など、事前に準備しておくことが沢山あります。
開始直前になって慌てないためにも、創業直後から販売管理ソフトを導入し、準備を進めておきましょう。
ご紹介したカシオ計算機の「楽一EZ/EZ販売管理システム」「楽一」は、いずれもインボイス制度に対応しています。
日々の業務効率を改善できるだけではなく、経営分析にも活用できるのも嬉しいポイントです。
創業間もない時期は、業務効率化をはかり人的リソースを確保したいものです。
販売管理ソフトを活用して、創業期のビジネスを加速させましょう。
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(編集:創業手帳編集部)
(監修:
カシオ計算機株式会社)
(編集: 創業手帳編集部)