令和5年度「既存建築物省エネ化推進事業(省エネルギー性能の診断・表示に対する支援)」補助金

subsidy

一般社団法人環境共生住宅推進協議会は、令和5年度「既存建築物省エネ化推進事業(省エネルギー性能の診断・表示に対する支援)」を実施しています。

改正建築物省エネ法に基づく省エネ性能表示制度が2024年4月度に施行予定であることを踏まえ、施行に先立ち、既存住宅・建築物の販売・賃貸の際の広告等への省エネ性能表示を行う先行的な取組を支援します。

主な事業要件

・延べ面積300㎡以上の既存住宅・建築物において行う省エネルギー性能の診断・表示
(住宅については複数戸を合算し、1プロジェクトとして提案することも可能)

補助対象費用

・省エネルギー性能の診断に要する費用
・省エネルギー性能の第三者認証・認定の取得に要する費用
・省エネルギー性能の表示に要する費用(広告表示等に要する費用)

補助率・補助限度額

・補助率:補助対象費用に掲げる費用の1/3
・補助限度額:
(非住宅)1棟あたり100万円
(共同住宅)1棟あたり100万円、または一戸あたり5万円のいずれか低い額
(戸建住宅)一戸あたり5万円

応募・交付申請期間

・2023年8月21日(月)~2023年11月30日(木)


2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された国際目標である「SDGs(持続可能な開発目標)」。

SDGsは、2030年までに持続可能でより良い世界を作ることを目標としており、17のゴールと169のターゲットを設定しています。そのゴールには、「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」「気候変動に具体的な対策を」などがあります。

気候変動はすでに世界各地に大きな影響を及ぼしています。たとえば、干ばつによる水不足、大規模災害の増加、農地の減少、食糧不足、生物種の喪失、貧困や強制移住といった問題を生じさせています。

このまま気候変動が進むと、私たちの生活や経済活動はこれまで通りにいかなくなることが想定されます。したがって、今後も現在のような生活や経済活動を続けたり、さらに経済成長を目指すためには、気候変動に対抗する必要があります。

こうした背景から、世界的に二酸化炭素を中心とする温室効果ガスの排出削減に向けた取り組みが進められています。

建物の省エネ化は、比較的低コストで高い効果を得ることができる施策です。

そのため政府は、2030年温室効果ガス46%削減(2013年度比)の実現に向けて、2022年6月に建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律を改正しました。

この改正により、建築物の販売・賃貸時の省エネ性能の表示について制度が強化され、2024年4月から「建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度」が開始される予定です。

「既存建築物省エネ化推進事業(省エネルギー性能の診断・表示に対する支援)」は、この制度の開始に先立ち、既存住宅・建築物の販売・賃貸の際の広告などへの省エネ性能表示を行う先行的な取り組みに補助金を交付するものです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 不動産 助成金 建物 建築物 建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度 既存建築物省エネ化推進事業(省エネルギー性能の診断・表示に対する支援) 省エネ 補助金
詳細はこちら

令和5年度 既存建築物省エネ化推進事業(省エネルギー性能の診断・表示に対する支援)

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【東京】「中小企業デジタルツール導入促進支援事業」助成金
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度「中小企業デジタルツール導入促進支援事業」について発表しました。 概要 対象:都内中小企業者等(会社・個人事業主・中小企業団体) 支援内容:都内中小企業…
2023年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業」採択発表
2023年12月26日、国際協力機構(JICA)は、2023年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業」の採択を決定したことを発表しました。 合計68件の採択を決定しました。68件中57件が中小・中堅企…
助成金「就農準備資金・経営開始資金(農業次世代人材投資資金)」助成金
農林水産省は「就農準備資金・経営開始資金(農業次世代人材投資資金)」について発表しました。 次世代を担う農業者となることを志向する者に対し、就農前の研修を後押しする資金(2年以内)及び就農直後の経営確…
「SOICO」がベンチャー向け融資・助成金の調達代行サービスを開始
2020年4月10日、SOICO株式会社は、ベンチャー企業経営者向けに融資・助成金の調達代行サービスを開始したことを発表しました。 このサービスは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による資金繰り悪化…
スマートホームサービス「SpaceCore」を提供する「アクセルラボ」が「システムシェアード」と資本業務提携 1億円調達
2023年4月3日、株式会社アクセルラボは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先である株式会社システムシェアードとは、資本業務提携を締結しています。 アクセルラボは、スマートホ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集