地図開発プラットフォームを提供する「Mapbox」が「ソフトバンクグループ」などから2.8億ドル調達

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2023年9月20日、マップボックス・ジャパン合同会社は、Mapbox Inc.が、ソフトバンクグループとその関連会社がリードする、2億8,000万ドル(約412.6億円)のシリーズEラウンドの資金調達を実施したことを発表しました。

Mapboxは、2010年に米国で設立された、地図プラットフォームを提供する企業です。

Mapboxが提供する地図情報サービスの開発プラットフォームは、高度なデザイン性とカスタマイズ性を有しており、各種データとレイヤーを柔軟に組み合わせ、顧客独自の地図情報サービスを簡単に開発できることを特徴としています。

今回の資金調達により、あらゆる道路環境で機能するADAS機能やAIを活用した製品開発を加速させます。

マップボックス・ジャパン合同会社は、Mapbox Inc.とソフトバンク株式会社が出資し、2020年3月に設立された合併会社です。Mapbox製品・サービスの日本顧客への再販事業、Mapboxの製品をカスタマイズ・機能拡張した地図関連のプラットフォーム事業を手がけています。


インターネットを介して配信される地図サービスは、今やさまざまな領域で活用されています。

たとえば、私たちは飲食店などを探す際に、地図アプリで検索するという行動が一般的になっています。これにより、店舗ビジネスでは地図アプリがマーケティングにおいてもっとも重要な要素のひとつとなっています。

ほかにも、自動車にはカーナビとして地図サービスが利用されています。さらに近い将来には、自動運転技術が社会実装されると考えられますが、自動運転技術では地図情報は非常に重要な役割を果たします。

Mapboxは、さまざまな領域に向けて地図ソリューションを提供し、サービスの高度化、UXの向上などに貢献しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

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