注目のスタートアップ

デジタルものづくりツール「EMARF」やデジタル家づくりサービス「NESTING」などを展開する「VUILD」が2億円調達

company

2023年8月31日、VUILD株式会社は、商工組合中央金庫(神奈川営業部)より無担保・無保証・希薄化のない融資により、2億円を調達したことを発表しました。

VUILDは、デジタルものづくりツール「EMARF」や、デジタル家づくりサービス「NESTING」の提供を中心に事業を展開しています。

「EMARF」は、木製ものづくりのデザインからパーツに加工するまでの工程をオンラインで完結できるクラウドサービスです。デジタル加工機でパーツを遠隔出力し、そのパーツを組み立てるだけの状態で届けています。

今回の資金は、ソフトウェアのユーザーインタフェースの向上や、サービスラインナップの拡張などに充当します。


近年、製造業では、3Dデジタルデータをもとに、樹脂などの素材を積層して印刷するように対象物をつくる3Dプリンターという機器が登場し、試作品開発や、最終製品開発、個人の趣味としてのものづくりなどで幅広く活用されています。

これまでものづくりにおいては、精密なモノをつくるには、高度な技術や専用の工具などが必要でした。しかし3Dプリンターはこうした技術・工具がなくてもモノをつくることができるため、人はモノのアイデアを即座に具現化できるようになったのです。

木工の分野でも、コンピューターの自動制御により、木材の切断加工・溝彫り・面取り加工などを行うことができる機器が安価に提供されはじめており、世界中のものづくりで活用されています。

VUILDは、こうした新たなテクノロジーを活用し、木製ものづくりを幅広いユーザーに開放する「EMARF」や、地域の木材とデジタルテクノロジーを活用した家づくりサービス「NESTING」などさまざまな事業を手がけ、新たなものづくりを開拓しています。

事業のさらなる成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受ける際の注意点など詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ オンライン ツール テクノロジー デザイン デジタル プラットフォーム ものづくり 家具 建築 手法 技術 木材 株式会社 設計 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ほうわ創業・事業承継支援ファンド」が竹を原料とするセルロースナノファイバーを製造・販売する「おおいたCELEENA」に投資を実行
2023年4月24日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社豊和銀行と共同で設立した「ほうわ創業・事業承継支援投資事業有限責任組合(ほうわ創業・事業承継支援ファンド)」より、株式会社おお…
AI医療機器の研究開発や遠隔医療サービスを手がける「AMI」が資金調達
2024年12月12日、AMI株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 AMIは、「超聴診器」の研究開発を通して、聴診DXに取り組む研究開発型スタートアップです。 開発する「超聴診器」は、心…
データサイエンスサービス展開の「DATAFLUCT」が2.5億円調達
2021年11月22日、株式会社DATAFLUCTは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 業界ごとに特化したデータサイエンスサービスを開発し、必要とする企業に届けています。…
保育施設向けICT・IoTサービス「ルクミー」展開の「ユニファ」が40億円調達
2021年6月2日、ユニファ株式会社は、総額40億円の資金調達を実施したことを発表しました。 保育施設向けICT・IoTサービス「ルクミー」シリーズを展開しています。 「ルクミー」シリーズは、ICT・…
途上国において中小零細事業向け小口金融サービスを展開する「五常・アンド・カンパニー」が70億円調達
2022年11月9日、五常・アンド・カンパニー株式会社は、総額70億円の資金調達を実施したことを発表しました。 五常・アンド・カンパニーは、5か国(カンボジア・スリランカ・ミャンマー・インド・タジキス…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集