自宅でできるオンライン介護リハビリ「Rehab Studio」の提供が開始

tips

2023年7月13日、株式会社Rehab for JAPANは、「Rehab Studio」の提供を開始することを発表しました。

「Rehab Studio」は、高齢者が自宅からオンラインでリハビリ専門職による介護リハビリを受けられる介護保険外サービスです。

専門スタッフによって事前に利用者の目標・身体状況を調査した上で、個々人に合ったプログラムをオンラインで実施します。

トレーニングはグループで実施し、画面越しに利用者の動き・様子を見て適宜アドバイスを行います。

また利用者には通信機能付きのタブレットを貸し出すため、自宅にインターネット環境のない人などでも利用できます。

Rehab for JAPANはほかに、介護事業所向けリハビリ支援ソフト「リハプラン」などを手がけています。


日本は2007年に世界に先駆けて超高齢社会に突入し、それからも高齢者率が高まり続けています。さらに、2025年にはもっとも人口の多い世代が75歳以上の後期高齢者となり、65〜74歳の前期高齢者を含めると、総人口の約30%が高齢者に達する見込みです。

こうした高齢者の増加によってニーズが高まっているのが介護サービスです。

介護サービスには、食事・排泄介助・生活援助などを行う訪問介護(ホームヘルパー)、要介護者にリハビリの専門家が訪問する訪問リハビリテーション、利用者が施設に通い健康状態の確認・入浴・食事、レクリエーション・機能訓練などを行う通所介護(デイサービス)、医療的なケアやリハビリテーションを行う通所リハビリテーション(デイケア)などさまざまなものがあります。

こうした介護サービスでは、身の回りの世話以外にも、高齢者が自立した生活を送れるような支援を行うことも目的のひとつです。

たとえば、リハビリテーションは、病気・怪我によって低下した身体機能の回復だけでなく、食事・排泄・移動・入浴など日常生活の基本的な動作を自力で行えるようにする、いわゆる機能訓練も目的のひとつとしています。

こうしたリハビリ・機能訓練では、個々人に合わせた運動やストレッチなどを行うため、専門的な知識を有した人の指導が必要となります。

Rehab for JAPANは、コロナ禍においてデイサービスと利用者との間でオンラインでのコミュニケーション・運動を実施できる「リハブコール」の実証実験を行うなど、コロナ禍に対応した取り組みを実施し、高齢者にもオンラインサービスのニーズがあること、デイサービスではリソースの問題や保険制度上の問題からオンラインサービスの提供が難しいことといったことを明らかにしています。

今回の「Rehab Studio」は、こうした実証実験の成果から生まれたサービスです。

新たなサービスを生み出すには、自社の分析も重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析するフレームワークを掲載しています。

また、事業の成長のためには資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ Rehab Rehab for JAPAN Rehab Studio オンライン タブレット トレーニング プログラム リハビリ リハプラン 介護 介護保険外サービス 専門職 株式会社 自宅 高齢者
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クラウドソリューション事業やモビリティ事業などを展開する「クララオンライン」が資金調達
2022年6月30日、株式会社クララオンラインは、資金調達を実施したことを発表しました。 クララオンラインは、クラウドソリューション事業・ビジネスコンサルティング事業や、グループ企業を通じ、シェアサイ…
秋田県五城目町を拠点にバイオマスを用いたエネルギー創出事業などに取り組む「このほし」が資金調達
2023年6月12日、株式会社このほしは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、地域課題解決型シード特化ファンドであるCentral Japan Seed Fundです。 このほしは、秋田…
ファッションメディア運営などの「STYLICTION」が1億円調達
STYLICTION株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 完全オリジナル・コンテンツのファッション・メディア・アプリ「itSnap」と、Webメディア「itSnap Mag…
人材紹介ビジネスに特化したクラウド求人データベース「agent bank」などを展開する「ROXX」が10億円調達
2022年11月2日、株式会社ROXXは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ROXXは、人材紹介ビジネスに特化したクラウド求人データベース「agent bank」、オンライン完結型…
高還元SES(システムエンジニアリングサービス)事業を展開する「エンジニアのミカタ(旧:無限の始まり)」が5,100万円調達
2023年9月4日、株式会社エンジニアのミカタ(旧社名:株式会社無限の始まり)は、総額5,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エンジニアのミカタは、還元率83%の高還元SES(システム…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集