創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年7月28日アレルギー対応をITで支援する「CAN EAT」が資金調達
2022年7月27日、株式会社CAN EATは、資金調達を実施したことを発表しました。
CAN EATは、飲食店向けの「アレルギー管理サービス」、会食ゲストのアレルギー情報を取得するためのWebサービス「アレルギーヒアリングシステム」、食べられないものを登録し店舗・友達に伝えられるサービス「CAN EAT」を提供しています。
「アレルギー管理サービス」は、飲食店向けのアプリです。加工品の原材料欄をスマートフォンで撮影して登録するだけで、正しいアレルギー情報を把握・検索・出力できるサービスです。
「アレルギーヒアリングシステム」は、ホテルやウェディングなどの会場において、会食ゲストのアレルギー情報をQRコードで把握することができるWebサービスです。
QRコードを発行し事前にゲストから詳しい食事制限情報を直接取得することで、顧客とのやり取り、料理伝票、配席表への転記作業を削減し、正確で効率的なアレルギー対応を実現するサービスです。
今回の資金は、アレルギー対応ITサービスの開発・運営、AIを用いた味覚分析研究、採用・組織体制の強化などに充当します。
—
アレルギー反応とは、免疫の過剰反応によって引き起こされる反応のことです。
その症状には蕁麻疹やかゆみなどの皮膚の症状から、鼻づまりなどの粘膜の症状、下痢や嘔吐などの消化器症状、頭痛や意識障害などの神経症状、血圧低下や不整脈の循環器症状などさまざまなものがあります。また、重篤な症状をアナフィラキシーと呼び、時には死に至ることもあります。
アレルギーを引き起こす物質にはさまざまなものがありますが、食品によって起こるアレルギーを食物アレルギーといいます。
国内では、食物アレルギーを持つ消費者の健康被害の発生を防止するため、加工食品については、特定の原材料をアレルギー表示として記載する義務があります。
一方で、飲食店にはアレルギー表示義務がないため、食物アレルギーを持つ人は飲食店の利用に慎重になるという傾向があります。
そのため、アレルギーを持つ人を集客したり健康被害を防止するためには、アレルギー表示をしたりするなどアレルギー対応が重要となっています。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「飲食開業手帳」では、Webを活用した集客ノウハウについて詳しく解説しています。デリバリーやテイクアウトに取り組む飲食店の役に立つはずです。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | CAN EAT IT アレルギー アレルギーヒアリングシステム アレルギー管理サービス 対応 情報 料理 株式会社 資金調達 食事 食事制限 食品 飲食店 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年7月10日、テックタッチ株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 大企業のデジタル・トランスフォーメーションを支援するSaaS「テックタッチ」を開発・提供しています。 …
2024年3月15日、アクプランタ株式会社は、総額約4億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アクプランタは、植物をさまざまな環境ストレスから守るバイオスティミュラント資材を開発・販…
2023年3月28日、株式会社リアリゼイションは、株式会社MainCと業務提携し、「IT導入補助金2023」対象ツール販売の支援を開始したことを発表しました。 リアリゼイションは、補助金・助成金の情報…
2020年8月14日、株式会社4loopsは、「IDEA(アイデア)」のリリースを発表しました。 「IDEA」は、140字以内でアイデアのつぶやきを投稿することで、買取や出資を受けられるスマートフォン…
2020年12月23日、株式会社グリラスは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 昆虫研究をリードする徳島大学の知見を基礎として、2019年5月に設立されました。 動物性タン…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…