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動物病院専用のクラウド型業務改善システム「Wonder」を提供する「Bomo」が1.3億円調達

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2023年6月8日、株式会社Bomoは、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Bomoは、動物病院専用のクラウド型業務改善システム「Wonder」を開発・提供しています。

オンライン予約、オンライン問診、シフト管理、オンラインDM、患者アンケート、デジタル診察券、自動決済といった機能により、動物病院の業務効率化を実現します。

今回の資金は、「Wonder」の開発や、採用・組織体制の強化に充当する予定です。

今後、予約管理機能だけでなく、受付・決済管理、診療・会計管理、CRM・再来院促進、発注・在庫管理などの機能を搭載し、動物病院のさまざまな業務領域をカバーすることを目指します。


一般社団法人ペットフード協会の「2022年(令和4年)全国犬猫飼育実態調査」によると、犬の新規飼育頭数は過去10年間で最多の42.6万頭(前年39.7万頭)に増加し、猫の新規飼育頭数は43.2万頭(前年48.9万頭)となりました。

また、全体の飼育頭数については、犬は減少傾向が続いていますが、猫はほぼ横ばいで推移しています。

さらに、農林水産省の「小動物獣医療の現状と今後の対応(2019年7⽉23⽇)」によると、小動物診療施設における年間売上は増加傾向にあり、また1世帯あたりの年間動物病院代も増加傾向にあることがわかっています。

こうした支出の増加は、ペットも家族であるという飼育家庭の意識の変化が大きな要因であるといわれています。そのため、今後も動物病院代も増加が続くと考えられています。

動物病院の需要の高まりを受け、動物病院では業務に負荷がかかっていることが課題となっています。

動物病院は慢性的な人手不足に陥っているため、人手を補充するという方法以外、つまりデジタル化によって負荷軽減を図ることが重要となっています。

事業の拡大には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法などを紹介しています。

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